皆さんから寄せられた5万件以上の書評をランキング形式で表示しています。ネタバレは禁止
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[ クライム/倒叙 ] 五つの標的 |
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山田正紀 | 出版月: 1991年06月 | 平均: 6.00点 | 書評数: 2件 |
光風社出版 1991年06月 |
光風社出版 1995年03月 |
光風社出版 1995年03月 |
No.2 | 7点 | 虫暮部 | 2023/12/21 13:04 |
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私は「真夜中のビリヤード」が、山田正紀の短編の中で五指に入るくらいには好き。氷川さんの出番が少ない気もするが、ポイントを絞るならこんなものか。敗者の悪足掻き、ラストのアイデアが良い。
一つだけややテイストが違う「ひびわれた海」は、長編パニック小説からの抜粋みたい。同じような方向性でもっとちゃんとした作品が幾つもある、と言う意味で物足りない。 いや、でもそれを言ったら、この作品集に山田作品としての新しさは、まぁ無いかな。小市民が(よせばいいのに)からっぽの拳を振りかざす様に、私は少し笑ってまた途方に暮れるのだった。 |
No.1 | 5点 | kanamori | 2010/05/15 16:11 |
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「贋作ゲーム」同様に犯罪をゲーム感覚で描いたクライム・ミステリ短編集。
東京の地下鉄網を舞台に現金輸送車襲撃犯と捜査陣とのストレートで息詰まる追跡戦「地下鉄ゲーム」がベスト。 大地震の噂をコントロールする男「ひびわれた海」の予想外の結末も印象に残りました。 |