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[ 冒険/スリラー/スパイ小説 ] 謀殺の翼747 |
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山田正紀 | 出版月: 1989年06月 | 平均: 8.00点 | 書評数: 1件 |
中央公論社 1989年06月 |
中央公論社 1995年01月 |
No.1 | 8点 | 虫暮部 | 2023/06/30 14:58 |
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一体何が起きているのか、読者に目隠ししたまま引っ張る手腕。回想場面を挿入するバランスの良さ。エピソードでキャラクターを描く上手さ。
出来が良いだけでなく吸引力が強い物語で、気持はゲリラ達に同調して人生の捨て方に共感してしまう。真相には仰天しつつ感嘆。 アラを探すなら、或る意味で事態を混乱させた原因なのに玲子の存在感が薄いこと。あと第三章の終わり、将校が計画に噛むにしても、脅迫のネタがしょぼい。 |