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[ 本格 ]
未亡人は喪服を着る
バーサ・クール&ドナルド・ラム
A・A・フェア 出版月: 1968年01月 平均: 5.00点 書評数: 2件

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早川書房
1968年01月

No.2 5点 弾十六 2022/09/10 12:46
クール&ラム第27話。1966年5月出版。HPBで読了。(なお、以下はAmazon書評をちょっと手直しした再録です。)
ユスリ屋との対決が終わり、バーサやセラーズ部長刑事とともに打ち上げ。ラム君の乾杯の音頭は「犯罪のために乾杯」罠にかかったラム君はバーサや警察の手から逃れつつ調査を進め、追い詰められながらも最後に事件を解決します。銃はクール&ラム事務所の備品、38口径スナブノーズ、ブルー仕上げの拳銃が登場。
(2017年7月17日)

No.1 5点 nukkam 2021/07/24 19:16
(ネタバレなしです) 1966年発表のバーサ・クール&ドナルド・ラム シリーズ第27作の本格派推理小説です。ハヤカワポケットミステリ版の登場人物リストに載っている人物はそれほど多くないのですが、未亡人も未亡人になりそうな人物(人妻)もいないではありませんか(笑)。まあそれについてはここでは詳細説明しませんが。序盤はゆすり屋を何とかするという依頼を引き受けることになったドナルドですが暴力犯でなく知能犯相手だとさすがの対応の第4章ですね。もっとも解決後の祝宴会で新たな事件が起きてしまうのですが。気の利いた手掛かりが印象的な謎解きもありますが殺人犯の正体については十分な証拠も提示されずに強引に解決したような感じがします。それにしても真相を説明されるまで全く気づきませんでしたが、同年に発表された某海外作家の本格派推理小説とほぼ同じ状況でほぼ同じトリックを使っていたのにはびっくりしました。最後はロマンチックに締め括られます。


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A・A・フェア
2016年12月
The Knife Slipped
1985年12月
ものはためし
平均:5.00 / 書評数:2
1968年01月
未亡人は喪服を着る
平均:5.00 / 書評数:2
1967年01月
罠は餌をほしがる
平均:5.00 / 書評数:2
1964年01月
ぬれ手で粟
平均:5.50 / 書評数:2
1963年01月
釣りおとした大魚
平均:5.00 / 書評数:2
1962年07月
カラスは数をかぞえない
平均:5.00 / 書評数:2
1962年05月
ラム君、奮闘す
平均:4.50 / 書評数:2
1962年01月
おめかけはやめられない
平均:5.00 / 書評数:3
悪銭は身につかない
平均:5.00 / 書評数:2
ひとり者はさびしい
平均:5.50 / 書評数:2
1961年08月
猫は夜中に散歩する
平均:5.50 / 書評数:2
1961年01月
斧でもくらえ
平均:5.50 / 書評数:2
1960年12月
倍額保険
平均:5.50 / 書評数:2
1960年09月
黄金の煉瓦
平均:5.00 / 書評数:2
1960年08月
大当りをあてろ
平均:6.33 / 書評数:3
1960年07月
梟はまばたきしない
平均:7.00 / 書評数:1
蝙蝠は夕方に飛ぶ
平均:6.33 / 書評数:3
1960年01月
うまい汁
平均:6.00 / 書評数:2
1959年06月
嘘から出た死体
平均:6.00 / 書評数:2
1959年01月
笑ってくたばる奴もいる
平均:5.33 / 書評数:3
カウント9
平均:5.67 / 書評数:3
1958年08月
女は待たぬ
平均:6.50 / 書評数:2
1958年02月
曲線美にご用心
平均:5.00 / 書評数:2
1958年01月
スリップに気をつけて
平均:5.50 / 書評数:2
1957年12月
馬鹿者は金曜日に死ぬ
平均:5.00 / 書評数:2
1957年11月
寝室には窓がある
平均:5.00 / 書評数:2
1957年01月
屠所の羊
平均:6.25 / 書評数:4
不明
火中の栗
平均:5.00 / 書評数:2
草は緑ではない
平均:5.50 / 書評数:2