えむさんの登録情報 | |
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平均点:6.21点 | 書評数:24件 |
No.24 | 7点 | 動機 横山秀夫 |
(2004/01/23 22:02登録) 短篇というのはごくあっさりと 読みきってしまうものが多いのだが、 この短編集にはグイグイと惹きつけるような 力があると感じた。 |
No.23 | 7点 | マークスの山 高村薫 |
(2003/08/06 10:14登録) 警察組織を相当に勉強したのが窺がえる。 本作にえがかれる刑事や警察組織には 生々しい現実感がある。 ただ、事件にかかわった側にたいして、 もうすこし迫った描写があったほうがよかったのではないか。 |
No.22 | 4点 | 鳴風荘事件 綾辻行人 |
(2003/08/02 06:59登録) ストーリーに面白みがない。 それは犯人当てという構造に由来するから 仕方ないと譲歩してもよいが、その犯人当て そのものにも魅力が感じられない。 綾辻は好きな作家だが、「殺人方程式」の シリーズはどちらもつまらない。 |
No.21 | 6点 | ハサミ男 殊能将之 |
(2003/07/30 22:07登録) なかなかおもしろい。 叙述トリックに気づいても楽しめる作品だと思う。 「医師」をはじめとした人物や、情景描写を 楽しく読んだ。 |
No.20 | 7点 | 99%の誘拐 岡嶋二人 |
(2003/07/29 05:03登録) 物語にスピード感や臨場感があり、 たのしめる。 読んだのは数年前なのでまた読み返してみたい。 |
No.19 | 7点 | クラインの壷 岡嶋二人 |
(2003/07/29 04:59登録) みなさんがご指摘のように、発表された時期を考えると 感心する。 自分が読むのが遅かったのは残念だが、いまでも十分楽しめる作品である。 |
No.18 | 5点 | 覆面作家は二人いる 北村薫 |
(2003/07/26 21:11登録) 電車の中で読むならちょうどよい。 けれど、どこか物足りない。 |
No.17 | 6点 | 黄昏の囁き 綾辻行人 |
(2003/03/13 05:00登録) 「囁き」シリーズは何と言っても雰囲気であろう。 作品にただよう妖しくはかなげな雰囲気が印象深い。 |
No.16 | 6点 | そして扉が閉ざされた 岡嶋二人 |
(2003/03/10 17:48登録) 閉鎖された空間。 そこに閉じ込められた4人の人物。 ミステリの犯人はそのなかにいる。 このようなクローズドサークルの作品では、 しばしば展開が読みやすいことがあり、 読者はしだいに興味を失うかもしれない。 しかし、本作はその弊が少ない作品といえよう。 |
No.15 | 5点 | 月光ゲーム 有栖川有栖 |
(2003/03/07 21:45登録) 読んだ当時大学生だったので、 ミステリクラブの大学生が人物が中心である本書には、 個人的に親近感がある。 ただ、純粋に見ればそこそこだろう。 |
No.14 | 4点 | 悪意 東野圭吾 |
(2003/03/07 21:35登録) 策を弄したものの、ただそれだけ。 つまらない。 |
No.13 | 4点 | 鳥人計画 東野圭吾 |
(2003/03/07 21:32登録) 下の方と同様に、よく書けているとは思うが、 よいのはそれのみか。 東野作品には、人間のブラックな部分が頻繁に描かれる。 それ自体は悪いことではなく、むしろよいことだろうと思うが、東野の描く人間の悪意は、作品を気味悪く、不消化ものにすることが多い。 本作で言えば、それは真犯人の部分であり、読んでいて いらいらさせられる。 |
No.12 | 6点 | ぼくのミステリな日常 若竹七海 |
(2003/03/07 21:11登録) 短編集だが、個々の内容が最終的に収斂するところが面白い。 |
No.11 | 5点 | 理由 宮部みゆき |
(2003/03/07 21:06登録) ルポルタージュ形式というのが目新しい。 だが、特筆すべきなのはそれのみに見える。 むしろ、このような形式にしなかった方がよいのではないか。 |
No.10 | 8点 | さらば長き眠り 原尞 |
(2003/03/07 20:44登録) 読者をひきつける魅力的な作品。 『私が殺した少女』のほうが好きだが、 文句はない。苦情を言うとすれば、早く新作を出してくれということのみである。 |
No.9 | 8点 | 天使たちの探偵 原尞 |
(2003/03/07 20:31登録) 個々の短編が、高い完成度で揃った短編集は概して少ない。 しかし、この短編集は違う。それぞれ印象的な小編が揃っている。 |
No.8 | 9点 | 私が殺した少女 原尞 |
(2003/03/07 20:25登録) きわめて面白い。 ミステリ・ハードボイルドの分野で、このくらい面白いものは他に読んだ覚えがない。 |
No.7 | 7点 | 慟哭 貫井徳郎 |
(2003/03/07 20:19登録) 賛否両論あるが、本作の叙述トリックは 面白く感じた。 くだらなく思う人もいるだろうが、 驚く人も少なくはないはず。 |
No.6 | 4点 | 鬼面の研究 栗本薫 |
(2003/03/07 20:12登録) つまらない。 舞台設定が魅力的に見えたので、手にとったのだが。 |
No.5 | 7点 | 哲学者の密室 笠井潔 |
(2003/03/07 20:06登録) いささか長い。 犯罪に対して推理しうる可能性を網羅するのは、 登場人物の信条から鑑みれば不自然ではないが、 ヒロインが連発する推理は滑稽で、冗長である。 この作品では史実を描いた個所が よく記憶に残っている。 過去に起こった事件の謎と、それから数10年後の犯罪との関係が興味深い。 |