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ミステリの祭典

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VOLKSさんの登録情報
平均点:6.75点 書評数:351件

プロフィール| 書評

No.311 7点 告白
湊かなえ
(2018/06/21 22:15登録)
皆さんの意見にもありますが、そうですね、第一章が特に素晴らしいです。
こわっ!
一章を読んだ直後の素直な感想は、まずこれでした。
この作品は、独身時代に読んでいたらあまり共感も出来ず、むしろ後味の悪い一冊となってしまっていたかもしれません。
主役と同じように一人娘を持っ母という立場になってから読んだので、理解出来る部分も多く、あのような立場になったらそんな闇を自分も抱えているかもしれないという恐怖すら感じました。


No.310 7点 確証
今野敏
(2018/06/21 21:47登録)
久しぶりに今野敏作品を読んだ。
ああ、やっぱり私はこの人の作品が大好きだ
と、再確認。
まずキャラが素晴らしい。
主役はもちろんのこと、主役周りから対立派まで本当によく練られていると感じる。
随所にある警察モノならではのトリビアも勉強になる。
吉田栄作が主役でのドラマがあったようだが、見逃してしまっていたのが残念。
機会があったら映像も観てみたいと思う。


No.309 6点 花の鎖
湊かなえ
(2018/06/20 00:18登録)
楽しめました。
3人の女性の関係は読者の想像通りで予想を裏切らない展開なのだけれど、あっと驚くミステリーではない小説なのに読者を引き込むのは、湊かなえさんならではの手腕。
たくましい女性あり
イラッとする女性あり
カッコイイ女性あり
色んなタイプの女性達が登場して楽しませてくれました。


No.308 7点 22年目の告白-私が殺人犯です-
浜口倫太郎
(2018/06/10 21:24登録)
昨年(2017)、話題となった映画が地上波初放送になったので検索したところ、原作は韓国映画、更には韓国で実際にあった事件がもとになっている、とか。
つまりこちらはノベライズ本。
でも、映画よりも断然楽しめた。
視点が変わったことによって、より描写が掘り下げられていて、細部も丁寧に描かれていた。
また、ラストの幕のひき方も小説の方がスマートで、救われる終わり方だったことも良かった。


No.307 7点 炎蛹 新宿鮫V
大沢在昌
(2011/05/20 14:50登録)
鮫シリーズには違和感を感じさせてもおかしくない登場人物・防疫官、甲屋氏の出現が見事にはまっている気がした。
複数の事件が錯綜するため一歩間違えれば読者が混乱しかねないが、そこはうまく事件を時々振り返る場面も入っていて、読みやすかった。


No.306 7点 無間人形 新宿鮫IV
大沢在昌
(2011/05/20 14:43登録)
長編だと感じさせないスピード感のある作品。
香川弟が狂っていく様は圧巻。


No.305 7点 潜入捜査
今野敏
(2011/05/04 08:43登録)
元々は「聖王獣拳伝」というタイトルだったらしい(笑)
圧倒的な強さの主人公に嬉しくなる。
「環境犯罪研究所」は実態がよく解らず、上司の内村もアシスタントの白石もつかみどころがないが、何かありそうな不思議な2人。
今後のシリーズが楽しみ。


No.304 8点 隻眼の少女
麻耶雄嵩
(2011/05/01 13:59登録)
2代目隻眼の探偵にイライラしながら読んでいたが、3代目が現れた途端に目の前のモヤモヤが払拭され、ストーリーもぐんっと面白くなる。
いい意味で裏切られた。
うまい設定だなぁ。


No.303 7点 脳男
首藤瓜於
(2011/05/01 13:55登録)
すっごいキャラクターが現れた!って感じで素直に嬉しかった。
鈴木一郎はもちろんのこと、茶屋刑事もすごくいい。
続編もぜひ読んでみたい。


No.302 6点 ストロベリーナイト
誉田哲也
(2011/05/01 13:49登録)
癖のある登場人物達は面白いし、ストーリーにも惹き付けられたが、姫川に好感が持てたらもっとどっぷりと小説の中に浸れただろうに、と思うと残念。


No.301 8点 刺青殺人事件
高木彬光
(2011/04/03 15:30登録)
60年も前に書かれた作品とは思えない。
今でも十分に楽しめる「心理的密室トリック」凄い。


No.300 6点 ST 警視庁科学特捜班 沖ノ島伝説殺人ファイル
今野敏
(2011/04/03 15:25登録)
今回は、青山と山吹が活躍。
黒崎の台詞はたった一言・・・今野さん、黒崎さんの活躍の場をもっと増やして(訴)
伝説シリーズだが、前の2作より「伝説度」が軽く扱われているため、本来の「警察モノ」色が強い。


No.299 5点 ST 警視庁科学特捜班 桃太郎伝説殺人ファイル
今野敏
(2011/04/03 15:15登録)
青山の活躍っぷりが楽しめる1冊。
一般的に知られている桃太郎とストーリーとは全く違う桃太郎伝説の話は面白い。
が、テレビ東京の旅番組っぽい仕上がり感は否めない(笑)


No.298 5点 ST 警視庁科学特捜班 為朝伝説殺人ファイル
今野敏
(2011/04/03 15:07登録)
伝説シリーズというよりは、STバカンスシリーズ、とした方が良いのではないか?という気も・・・(笑)
大好きなSTシリーズだが、今回はちょっと設定がつまらなかった。
呪いか?殺人事件か?と煽ってはいるが、どちらにしてもインパクトが薄い。
どうせならもっとハッチャケて、霊を山吹が鎮めるだとか、ラップ音を結城が聞くだとかあればファンは喜べたけど(笑)


No.297 6点 鴨川ホルモー
万城目学
(2011/04/03 14:39登録)
いやぁ、呆れるくらいくだらないけど、面白かった。
映像化して欲しいけど、難しいだろうなぁ(笑)


No.296 6点 そして夜は甦る
原尞
(2011/04/03 14:37登録)
久しぶりの再読。
沢崎シリーズは好きなのだが、この作品にはあまりのめり込めないのは何故か、と思っていたら、なるほど、他の方の書評を読んで気付いた。
犯人側に魅力がない、のだ。


No.295 5点 絶望ノート
歌野晶午
(2011/04/03 14:33登録)
似非デスノートといった感じ。
主人公を取り巻く登場人物達が好きになれず無理をして読んでいたら、ラスト、一番嫌悪感を抱いたのはその主人公、張本人だったりと、十分に裏切られる面白い設定ではあったが、何せ登場人物が好きになれず・・・


No.294 7点 屍蘭 新宿鮫III
大沢在昌
(2011/04/03 14:27登録)
タイトルの意味が解らずに読み進んでいたが、かなり後半になってやっと意味が解り、改めてこのタイトルのメッセージに気付いた。
無理のある殺人鬼おばちゃんが登場するも、なかなか面白く惹きつけられるストーリーだった。


No.293 8点 毒猿 新宿鮫II
大沢在昌
(2011/03/11 14:47登録)
鮫シリーズ、1作目は心揺すぶられることもほとんどなく読み終えてしまったが、2作目の本作は震えがきた。
毒猿と台湾刑事、かっこよすぎ。
そして2人とも切なすぎ。


No.292 6点 青の炎
貴志祐介
(2011/03/11 14:32登録)
切ない物語。
素直に引き込まれ、読んでいるうちに追いつめられていく主人公を間近で見ているように感じて辛かった。

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