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ミステリの祭典

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tetrapotさんの登録情報
平均点:5.78点 書評数:18件

プロフィール| 書評

No.18 7点 分身
東野圭吾
(2002/01/10 07:28登録)
 ストーリーの転がしかた,キャラクターの設定なんかが結構ありがちなパターンなんだけれどもよく出来ている。むやみに長くなくストーリーが一直線に進むし後味も良い。大傑作では全然ないものの好きな作品。


No.17 4点 慟哭
貫井徳郎
(2002/01/10 07:22登録)
 メインのネタ(警察じゃないほう)のネタが食傷気味だったのと,ラストの予想がついてしまったので…
 やっぱりこういうのは○○とか○○の方が上手いかな…
 文章は結構上手いと思うけど


No.16 3点 リセット
北村薫
(2002/01/10 07:15登録)
 結構期待していたのですが残念。前2作はかなり面白かったので有終の美を飾れず残念。
 第一部もこういう話は別にいいんですが,北村薫が書いてもただ嫌味なだけ完全にファンタジーに振ってくれたターンの方が良い。それで後半あまりにも予想のつく展開,それでもおっと新機軸かと思わせたところでいつもの展開。恋愛ものとしてもSFとしても普通の風俗を描いた小説としてもダメじゃないでしょうか


No.15 9点 マークスの山
高村薫
(2002/01/10 07:08登録)
 高村薫はこれがやっぱり一番かも… 珍しく破綻してないし。
 警察側も犯罪者の側も人物が魅力的。捜査の過程もスリリングだし…
 ただアラをつけるとしたら動機が… 2つの犯罪の2つとも動機が今ひとつという気がするのがちょい残念。
 でも大傑作には間違いない


No.14 4点 レベル7
宮部みゆき
(2002/01/07 21:12登録)
タイトルが面白そう。でもって最初のつかみもなかなか…
けど後半のドタバタがうるさいのと悪役があまりにもパターンで魅力なさすぎ。
 タイトルを超えられなかった。


No.13 4点 照柿
高村薫
(2002/01/07 09:50登録)
 これは失敗作でしょう。工場の描写や野田の日常など前半は面白いんだけど,後半のストーリーの暴走が・・・
 ヒロインの魅力がなさすぎるのも問題。
 ストーリーと文体,文章があっていない。
 まあそのいびつなところが魅力なのかもしれませんが・・・


No.12 8点 奪取
真保裕一
(2002/01/07 09:44登録)
 面白い。いつも以上に描写が執拗に細かい分ストーリーが単純ですっきりまとまっている。厚さを全く感じさせない。
 早くまたこういうの書いてくれ!


No.11 3点 密告
真保裕一
(2002/01/07 09:39登録)
 前半はいつもの展開でまずまずなんだけど…
 今回はいつもにもまして「ハードボイルド」っぽく後半がごたごたしてうるさい。それからヒロインに全然魅力がない…
 これ以降彼のは読んでいない。奪取みたいのさっさとかいてくれ。


No.10 6点 片想い
東野圭吾
(2002/01/07 09:33登録)
 うまい。文章は読みやすくて長さを感じさせないし,題材の盛り込みこみ方もお手のもの。ただ今回はキャラクターがちょっと設定に寄りかかっていて今ひとつ類型的だったかも… 分身とか変身とかみたいにドキドキ引っ張る部分が希薄かな。


No.9 5点 白夜行
東野圭吾
(2002/01/07 09:27登録)
 うーん… 
 確かにかなり厚いのに,あの読みやすい文章もあって一度読み出したらとまらなくなって一気読みしたんだけど…
 内面直接書かず人物を書くというテクニックはすごいんだけど,やっぱり感情移入できないかな…
 あと女の子を…っていうのが多すぎていやな感じなのと毎回出てくる風俗の描写がワンパターンでいかにも懐かしいでしょって感じでうるさいのが気になった。
 といいつつドキドキ引っ張るのはさすが
   


No.8 7点 仮面山荘殺人事件
東野圭吾
(2002/01/07 09:16登録)
 思いっきりだまされちゃいました。やってくれるよなー。個人的には東野ベスト3に入るかも


No.7 8点 レディ・ジョーカー
高村薫
(2002/01/07 09:12登録)
 前半がメチャクチャ面白い。後半合田刑事がでてきてから失速するのが惜しすぎる。特に今回は合田の同僚がいないのもあって悪役の魅力に完全に負けている。でもやっぱり面白い。
 加納検事はいらないね


No.6 6点 R.P.G.
宮部みゆき
(2002/01/07 09:06登録)
 ネットを使ったテーマは陳腐だし,動機も今ひとつだけど,いつもと違うパターンで「ビックリ」したので。


No.5 7点 模倣犯
宮部みゆき
(2002/01/07 09:02登録)
 とにかくあの量を一気に読ませるのはさすが。特に1部3部はページを繰る手がもどかしい。読むことに没頭した。
 が不満もかなり多い。
 まず悪役に魅力がないので特に2部がかったるい。高村薫とまでは言わないがせめて大沢在昌くらいには魅力的に書いてほしかった。
 2人の悪役のやられるのがほとんど同じパターンというのが興冷め。せめてピースを追い詰めるところはもっと書き込んでほしかった(ピースにもっと頑張ってほしかった)。
 善人たちは毎度のパターンながらまずまず良くかけてたと思う。ちょっと人物だしすぎかな,ちょっと中途半端なエピソードが多かったような…
 文庫版で大幅加筆改稿というのは無理だろうな… 高村薫じゃなんだし…


No.4 7点 ブラックスワン
山田正紀
(2002/01/07 08:43登録)
 あとがき,解説は読まない方がよい。自分がスレてなければもっと評価は高かったかな。分量も多くなくちょうどよい。


No.3 4点 ガラスの麒麟
加納朋子
(2002/01/07 08:35登録)
 全体に中途半端な印象。推理の過程も驚きの真相もどっちつかずと言う印象が… 中盤面白いが最後の収束も今ひとつしっくりいっていない。
 なんだかんだいっても北村薫はキャラはともかく推理小説的な部分のつくりは上手いと改めて感じた。


No.2 4点 双頭の悪魔
有栖川有栖
(2002/01/07 08:29登録)
 推理過程というか論理展開は丁寧で面白いけど動機がね… 
 前作読んでないからかヒロイン(か?)に感情移入できず,性格&モノローグにいらいらする。
 あと長すぎる。半分の分量なら傑作だと思うが…
 


No.1 8点 殺戮にいたる病
我孫子武丸
(2002/01/07 08:22登録)
 この手のやつの中ではかなり切れ味抜群では。

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