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ミステリの祭典

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Aliceさんの登録情報
平均点:7.17点 書評数:35件

プロフィール| 書評

No.35 3点 空飛ぶ馬
北村薫
(2003/08/07 19:14登録)
前の方でも色々言われているが、私もダメだった。本格嗜好として別に日常の謎がダメというわけでは無いが、つまらない。
文章に読ませるものが無いし、砂糖合戦の他は別に驚くものでも無い。赤頭巾は正直訳が分からなかった。謎を放り出して旅行の描写を延々と続けたあげく、謎とその解明はその3分の1も無い。
意味が分からなかった。


No.34 9点 巷説百物語
京極夏彦
(2003/08/07 19:11登録)
芝右衛門狸に感動した。

帷子辻も面白かった。

京極夏彦って天才。


No.33 8点 顔に降りかかる雨
桐野夏生
(2003/08/07 19:10登録)
 真犯人に気付いてしまったってそれは主眼じゃないだろうに。
 とにかく描写力に感嘆させられました。構成もなかなかだったと思うけど、あと2点は人物描写の甘さ。もっと主人公の心情を書き込んで欲しかった。


No.32 10点 斜め屋敷の犯罪
島田荘司
(2003/08/07 19:08登録)
大技にだけ注目しがちだが、それを成立させる為にたくさん小細工をしている。
物理トリックとしては最高の出来だと思う。「わかりやすさ」という面でこれに勝る物理トリックモノは無いだろう。


No.31 6点 ハサミ男
殊能将之
(2003/08/07 19:07登録)
 ネタは割れている。これは当然だ。著者の殊能氏自身、編集者に「これだと読者の8割はトリックを見抜きますよ」と言われていたのにもかかわらず、「いいんです」と出版した。
 これは叙述トリックがメインでは無い。推理小説が好きな人なら誰でも見破るようなトリックをメインにするはずは無い。
 そう思って読むと面白いが、それならばもっと書き込んで欲しかった。正直ネタの分かっているマジックをずっと見せられているようで興醒めした。


No.30 9点 ホワイトアウト
真保裕一
(2003/08/07 19:04登録)
いや、こういうの初めて読んだからかも知れないけど、面白かったよ。ホント。

ご都合主義とかどうでも良くなってきたし、描写力あるねぇ。ダムと雪山をリンクさせた著者の目のつけどころを評価するよ。


No.29 10点 模倣犯
宮部みゆき
(2003/08/04 18:21登録)
最高です。

文章力・構成力はピカ一。
確かにピース達が逮捕されるところは呆気ないから、そこが不満といえば不満かも知れないが、ピースの一種の狂気というか、狂った感情というのが出ていて良いと思った。あれほどの長さを短時間で読ませる力は脱帽。


No.28 6点 8の殺人
我孫子武丸
(2003/07/20 11:53登録)
ユーモアタッチは、とても面白かった。随所にちりばめられたネタは、思わずニヤリとしてしまう。
肝心のトリックについては、「ほぉ」となったが、それまで。本人も言っているが、習作に近い。


No.27 9点 絡新婦の理
京極夏彦
(2003/06/28 18:18登録)
少し人間関係・登場人物が複雑・多い為理解するのに時間がかかるが、把握してしまえば最高の一冊。
急いで読もうとせず、じっくり読むのが吉。

京極堂その他によって糸が解かれ、手繰り寄せられていくその様はとても面白い。
ミステリとして分類するならミッシング・リンクにあたると思う。
最後のセリフ、冒頭のシーン。読み直すしかない。しかし結局最後に勝ったのは……。


No.26 6点 ブレイブ・ストーリー
宮部みゆき
(2003/06/28 18:13登録)
子供向け。

正直宮部さんのファンタジーはやめてほしい。ちゃんとミステリを書いて欲しい。

でもまぁ、面白かったというか、読めるには読めます。

中学生や小学生(には難しいか)に是非読んでもらいたい一冊。


No.25 8点 どんどん橋、落ちた
綾辻行人
(2003/05/24 21:46登録)
こういう淡泊な書き手と、奇想天外なトリックこそ綾辻の真骨頂。
「意外な犯人」はすぐに解けた。こういうのが解けるのは珍しいなぁ……。
後はただ呆然とするばかり。

さすが。


No.24 10点 占星術殺人事件
島田荘司
(2003/04/12 19:21登録)
島荘凄いっすな。金田一の絡みでトリックを知っていたのが本当に残念。糾弾したいです。
しかし・・・・凄い・・。


No.23 5点 異邦の騎士
島田荘司
(2003/04/08 17:44登録)
面白いといえば面白かったが、トリックが簡単に解ってしまった。あそこらへんはおまけみたいなものだろうけど、収束がすぐに見えたのは残念・・。
しかし若々しい島荘はステキでした。


No.22 5点 水晶のピラミッド
島田荘司
(2003/04/03 10:53登録)
ちょっとこれは凝りすぎというか、島荘やり過ぎだろと思いました。実験的な要素もあったと思いますが、500頁まで読んで、やっと御手洗登場。しかし鬱、と。それなりに物語もつながってくるんですが、ちと子供騙しって感じがしなくもないです。


No.21 5点 冷たい密室と博士たち
森博嗣
(2003/04/03 10:52登録)
まぁ楽しめました。やはり前作と比較してしまいがちですが、それはやってはいけないのかなと(汗
どう見ても前作の方が派手ですし、面白いとは思いますが、この作品も結構まとまっています。小粒な感じは否めませんが、なかなかだと思います。ただどうしても・・。穴が有ったり、トリックも目新しいものでは無いのでこの評価です。


No.20 8点 すべてがFになる
森博嗣
(2003/03/25 19:37登録)
一般受けするかというとそうでも無いように思えるが、パソコンなどが普及してきた今の時代ならば読みやすいのでは無いかと思います。
トリックがかなり大がかりというか破天荒ですが、あまり非論理的な所は無いように思います。というかじゅうぶん論理的です。
しかし必要の無い用語やあまりに難解な用語、話はかったくるくて読んでられないです・・汗
一応読んだけど、あまり大筋と関係有りませんでしたし。


No.19 10点 姑獲鳥の夏
京極夏彦
(2003/03/25 19:35登録)
むしろこれをミステリとしてとらえる方が間違ってるのかもしれないです。夢野のドグマグにも匹敵するような大傑作。巧妙なプロットで悲惨な家系を演出したり姑獲鳥とか、最後のトリックにつなげたりとか。
頁数も全く気になりませんでした。


No.18 2点 人形館の殺人
綾辻行人
(2003/03/15 17:52登録)
ぐはっ。これは痛い。
館としての雰囲気があんまり出てないと思います。連続殺人犯のと絡めたかったのだろうけど、やはり館ならば孤立していないと(笑)
ある意味番外編という感じでもあるのだけど、トリックもちょっと・・。


No.17 5点 迷路館の殺人
綾辻行人
(2003/03/15 17:29登録)
まぁ楽しめた。
(以下ネタバレを含む)


そんなに急に生理の血って流れんのかい。とちょっと疑問に思ったり。あんな傾斜があっても気付かないんかい、とか生死の見分けがつかんのかい、とか。
死んでない、ってのはありがちパターンだからすぐに分かってしまうような・・。
綾辻も苦心したようですが・・・。もっと頑張って欲しい。


No.16 4点 水車館の殺人
綾辻行人
(2003/03/15 17:26登録)
イマイチ。綾辻の作品は必ずといってイイほど途中で犯人が割れてしまう。仮面なんて「入れ替わります」って言ってるようなもんだし。
それに水車があまり謎と関わらなかったね。そこがちょっと残念。でもラストはちょっとぞくっとした。

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