| sophiaさんの登録情報 | |
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| 平均点:6.92点 | 書評数:395件 |
| No.35 | 8点 | プラスティック 井上夢人 |
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(2005/02/22 00:00登録) 自分的に井上夢人のベスト。ひと昔前の文明の利器、フロッピー・ディスクを使った演出を最大限に生かした作品です。特殊な構成の作品ですが、このような構成を採った意味がラストの54番目のファイルで明らかになります。そしてタイトル「プラスティック」の意味も。 |
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| No.34 | 7点 | 月光ゲーム 有栖川有栖 |
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(2005/02/20 02:36登録) 登場人物が多い上に書き分けがあまり出来ていないので、読むのが少々きつかったです。 憶測だけで他人を公然と犯人扱いする人物の多さに辟易しました。 最終的な江神部長の推理は、全部状況証拠ですね。 話が淡々と進みすぎで、極限状態に追い詰められている面々という雰囲気があまり感じられませんでした。 ラストに理代がアリスにマッチを投げるのが意味不明なんですが・・・ |
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| No.33 | 7点 | 魔球 東野圭吾 |
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(2005/02/19 17:51登録) 初期の東野作品の中では高い完成度だと思う。 ただ犯人の身勝手さがどうしても気になる。 犯人の関心事は自分の家族のことだけで、死を選んだのも真相を闇に葬るため。 被害者や遺族に対する謝罪の気持ちが微塵も感じられない。 それを「家族を守った」という美談のように仕上げるのはどうかと思いました。 |
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| No.32 | 6点 | オーデュボンの祈り 伊坂幸太郎 |
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(2005/02/15 04:12登録) ちょっと大人向けの童話(?)みたいな話でしょうか。 すごく含蓄のある作品のような気もしますが、ミステリとして評価するのは難しいです。 |
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| No.31 | 8点 | 第三の時効 横山秀夫 |
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(2005/02/11 03:52登録) 最初の話の冒頭に穏やかならぬ文章が。これは嫌でも引き込まれてしまいます。どの話も読んでしばらくすると話の内容を忘れてしまいますが、再読するとやはり面白い。これは連城三紀彦の作品に通じるものがあります。三つの班の班長たちがこの連作短編の軸になっているわけですが、朽木と村瀬に比べると楠見の出番がちょっと少ないですかね。それで起訴できるのかなと思う事件もいくつかありますが、この連作短編で描きたいのは刑事たちの人間ドラマだということで目を瞑りましょう。 |
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| No.30 | 7点 | 慟哭 貫井徳郎 |
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(2005/02/05 04:17登録) どんでん返しがすごいという評判を聞きつけて読んだんですが、これはあまり考えて読まない私でもかなり序盤で分かってしまいました。叙述ものだと知って読んだら高確率で分かるレベルです。読者への錯誤の植え付けが遅い上にヒントが多すぎました。予備知識なしで読むべきであり、人への薦め方が何とも難しい作品です。 |
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| No.29 | 5点 | テロリストのパラソル 藤原伊織 |
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(2005/02/01 18:38登録) 肌に合わない作品。序盤から何やらよく分からないままどんどん話が進んでいくので付いていくのが大変でした。ここまで読者置いてきぼりの作品をかつて読んだことがありません。ギャグ作品なのかと思うほど。男の友情をテーマに描いているつもりでしょうが、無差別テロをやるような人間にどうしても感情移入できなかったです。 |
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| No.28 | 8点 | クリムゾンの迷宮 貴志祐介 |
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(2005/01/29 02:09登録) 斬新な舞台設定です。ゲーム機の一つが壊れたせいで重要な情報が欠けたままゲームを進めないとならなくなるなど謎の作り方が上手いですし、参加者がグール役になるというのも意外性がありました。ただ、ラストで肩すかしを食らった感じは否めません。大風呂敷を広げすぎて収束に困ったのでしょうか。回収されないままの伏線も散見されます。なお、作中に「ブッシュ・タッカー」という言葉が頻繁に出てきますが、大抵の日本人にとって馴染みのない言葉だと思いますので、最初に解説が欲しかったところです。 |
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| No.27 | 6点 | ZOO 乙一 |
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(2005/01/26 03:42登録) 「世にも奇妙な物語」のような短編集。 「GOTH」のような本格寄りのものより、こういう作風の方が合ってるんじゃないですかね。 |
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| No.26 | 5点 | 暗いところで待ち合わせ 乙一 |
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(2005/01/24 03:11登録) 二人の独白が交互に繰り返されるスタイルなので、心理描写が多く若干読みにくいです。着想は悪くないと思いますが、読者を感動させるための演出が今ひとつ不足している気がします。特にラストにもっとひねりが欲しかった。あとミチルの友人の女の子に不快感を感じました。 |
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| No.25 | 5点 | レイクサイド 東野圭吾 |
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(2005/01/18 02:53登録) お受験の世界を悪し様に描き過ぎで、ちょっと気分が悪くなりました。 キャラの描き分けもあまり出来ていず、内容も薄っぺらい。 |
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| No.24 | 8点 | 半落ち 横山秀夫 |
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(2005/01/14 02:25登録) 警察や検察、裁判所、マスコミ等の内幕に関心があるので、 全部見せてくれたこの作品は大変お得でした。 隠していた歌舞伎町行きの真相も感涙ものですが、 それをより際立たせる構成が白眉ですね。 保身やメンツを超越した人間愛、それがこの作品のテーマでしょう。 |
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| No.23 | 5点 | GOTH リストカット事件 乙一 |
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(2005/01/10 17:58登録) このミス2位ということで期待して読みましたが、特に目新しさは感じられませんでした。ミステリー初心者のうちに読めばもう少し楽しめたのでしょうか。「犬」のあまりにも無理がある叙述トリックと「記憶」のあまりにも読めすぎるオチ、この2つが大きな減点対象となりました。特に「犬」の叙述トリックは絶対にやっちゃ駄目なやつでしょう。それから文章がどうしてもラノベレベルなので、そこは割り切りが必要です。 |
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| No.22 | 9点 | 葉桜の季節に君を想うということ 歌野晶午 |
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(2005/01/05 05:03登録) 読者の錯誤を誘発する伏線が目白押しです。タイトルも何となく付けたのかと思っていたら、重要な意味があったんですね。ちょっと強引な叙述トリックではありますが、綺麗に収束させてくれたのでこの点数です。個人的に一番効いたON対決の伏線のインパクトが年を経るごとに薄れていくのが残念ではありますが。 |
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| No.21 | 6点 | 99%の誘拐 岡嶋二人 |
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(2004/10/10 03:26登録) 過去の誘拐事件の真相が明らかにされて以降は物語に対する興味が薄れてしまいました。 作者も収束に困ったような印象を受けます。 日記の虫食い部分にもっと重要な意味があると思っていたのですが。 |
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| No.20 | 5点 | 宿命 東野圭吾 |
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(2004/10/01 01:10登録) う〜ん、読んでから1年くらいしか経ってないんですが、 主要人物2人が○○だったということ以外何も思い出せない作品ですね。 |
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| No.19 | 4点 | どちらかが彼女を殺した 東野圭吾 |
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(2004/09/23 22:15登録) 思いっきりネタバレします 犯人を特定する根拠が説得力に乏しいです。薬袋が○手で破られていたから○利きの人間が犯人であるとどうして言えるのでしょうか。偽装工作の可能性が排除できないと思うのですが。結局この作品のテーマは「作者の用意した答えは何か」であって、なぜ読者が作者の意図を斟酌しないといけないのかという釈然としない思いでいっぱいです。さらに文庫版では難易度を上げるためにとある描写を伏せたそうですが、そのような方向からの推理は作品世界から逸脱してしまっていて好きではありません。 |
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| No.18 | 4点 | 片想い 東野圭吾 |
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(2004/09/06 15:14登録) 何を描きたかったのかよく分からない作品。 正直言ってミステリーとしても物語としてもつまらない。 ハッピーエンド風にまとめてあるが、美月は男と女の狭間で揺れ動いている存在とのことなので、○○○と結ばれることが真の幸せとも言い切れないと感じてしまう。 |
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| No.17 | 5点 | 確率2/2の死 島田荘司 |
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(2004/08/26 19:44登録) 単独で長編として出すほどの作品ではない。 「展望塔の殺人」にでも収録すればよかったのでは・・・ |
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| No.16 | 7点 | 頼子のために 法月綸太郎 |
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(2004/08/02 02:47登録) 結局この父親と母親はいつまでも男と女であって、 どちらも頼子の親にはなれなかったということでしょうかね。 母親が事故に遭って半身不随になった原因は確かに頼子にあるのでしょうが、 道路に飛び出した原動力は頼子に対する愛ではなかったのでしょうか? |
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