| 八二一さんの登録情報 | |
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| 平均点:5.77点 | 書評数:449件 |
| No.169 | 6点 | 苦いオードブル レックス・スタウト |
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(2021/05/12 20:44登録) 名探偵テカムス・フォックスの虜になる作品。綿密に容疑者の間を調べ上げる正統的な推理小説の面白さはもちろん、おしゃれでウィット富んだ会話で楽しませてくれる。 |
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| No.168 | 6点 | 双生児 クリストファー・プリースト |
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(2021/05/12 20:36登録) 第二次世界大戦、ヨーロッパ戦線に表と裏を双生児一人一人に語らせる。対立する二人の男の目を通して描く壮大な「騙り」の世界に感動。 |
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| No.167 | 7点 | 切り裂かれたミンクコート事件 ジェームズ・アンダースン |
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(2021/05/12 20:34登録) キャラクターは楽しいし、ユーモア抜群だし、展開は意表を突いているし、本格ミステリとしてのインパクトも強い。このような遊び心満点の小説を読むとエレガントな気分になれる。 |
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| No.166 | 5点 | 病める狐 ミネット・ウォルターズ |
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(2021/04/27 20:41登録) ヒロインの颯爽たる魅力、中年男性の大逆襲、無欲の勝利とも言うべき快い結末が印象的。 |
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| No.165 | 5点 | 血と暴力の国 コーマック・マッカーシー |
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(2021/04/27 20:39登録) ほとんど神話的な広がりをもつ、まさに圧倒的なノワール。コーエン兄弟が映画化する理由がよく分かる。 |
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| No.164 | 4点 | グランダンの怪奇事件簿 シーバリー・クイン |
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(2021/04/27 20:35登録) オカルト探偵ものの中でも、レ・ファニュやブラックウッドやホジスンや、ラムレイに較べて格段に軽く、いってみれば、オカルト探偵ものの軽ハードボイルドといったところ。 |
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| No.163 | 5点 | 中庭の出来事 恩田陸 |
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(2021/04/12 20:16登録) シンプルな情景が少しずつ微妙に表情を変えながら何回となく繰り返し語られていく。登場人物がもう少し個性的だったらと欲張りつつも、入れ子構造に引き込まれた。 |
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| No.162 | 6点 | 螢坂 北森鴻 |
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(2021/04/12 20:13登録) ビア・バーに出入りする客を描いたシリーズ作の一つ。人情味あふれるエピソードのひねりが絶妙だし、マスターの作るつきだしにもよだれが出る。 |
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| No.161 | 5点 | いつか陽のあたる場所で 乃南アサ |
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(2021/04/12 20:11登録) 下町でひっそり生きる元受刑者の女を描いた物語。つつましく引っ込み思案な芭子と、臭い飯を食った仲間である、陽気な綾香の日常生活が面白おかしく綴られるうちに、じんと胸を打つものがある。 |
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| No.160 | 7点 | 赤朽葉家の伝説 桜庭一樹 |
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(2021/03/27 20:49登録) 時間のつながり、人のつながり、広がり、深まり、一つの物語になる今とは違う時、人生を感じながら読むことが出来た。 |
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| No.159 | 6点 | 玻璃の天 北村薫 |
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(2021/03/27 20:48登録) 今時のミステリに珍しいゆったりした時間の流れと優雅さ、そこにある毅然とした言動もよい。 |
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| No.158 | 7点 | 聖餐城 皆川博子 |
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(2021/03/27 20:47登録) 十七世紀初頭のヨーロッパ。あの複雑極まりない世界に縦横に切り込みつつ、読み手をグングン引き込む力量に感服。 |
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| No.157 | 6点 | マルドゥック・ヴェロシティ 冲方丁 |
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(2021/03/12 20:21登録) リーガルSF+風太郎忍法帖の作りのはずの物語が、前作の敵役を主役に迎えたことで、何故かエルロイ一色になってしまう。 |
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| No.156 | 5点 | 青に候 志水辰夫 |
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(2021/03/12 20:17登録) ミステリ的要素を含んだ青春時代小説。全てを失くした主人公が、まだ失っていない者に気付いて、もう一度すっくと立ちあがる清々しい物語。時代もの苦手でも苦にならないと思う。 |
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| No.155 | 6点 | 越境捜査 笹本稜平 |
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(2021/03/12 20:14登録) 誰が味方で誰が敵なのか、判らないままに腹の探り合いをする様子には、緊張しっ放し。暗中模索とか疑心暗鬼なんて言葉が、頭の中をぐるぐる駈け回ります。 |
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| No.154 | 5点 | 制裁 アンデシュ・ルースルンド&ベリエ・ヘルストレム |
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(2021/02/25 21:19登録) 我が子を幼女強姦魔に殺された父が、制裁を決意する。その結果と、その後に起きてしまうことが重苦しい。人の心のダークサイドを描き、沈鬱な思いに引き込んでいく。その辺りが北欧らしい。 |
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| No.153 | 7点 | ハリウッド警察25時 ジョゼフ・ウォンボー |
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(2021/02/25 21:15登録) 作者自身が勤務したLA警察の最近の凋落ぶりや過去の栄光をモジュラー形式で描いている。 六十八歳になる現役最古の巡査部長の語り口が圧巻。 |
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| No.152 | 6点 | 治療島 セバスチャン・フィツェック |
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(2021/02/25 21:11登録) 何が事実で何が虚構なのか、誰が正常で誰が異常なのか。圧倒的な迫力で次から次へと押し寄せる不可能状況に鼻面を引き回され眩暈がしてくる。 |
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| No.151 | 8点 | ずっとお城で暮らしてる シャーリイ・ジャクスン |
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(2021/02/10 21:13登録) 読んでいて不安になる小説。幻想的で美しく、恐ろしい。人の悪意と狂気が渦巻いている。読んだ後には嫌な夢を見そうだ。 |
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| No.150 | 6点 | 赤き死の訪れ ポール・ドハティ |
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(2021/02/10 21:11登録) 托鉢修道士と検死官のコンビが中世ロンドンを舞台に活躍する二人は、それぞれ過去に問題を抱えながらも事件を追う。トリックだけでなく登場人物の心の動きなどのサイドストーリーも魅力的。 |
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