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ミステリの祭典

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パメルさんの登録情報
平均点:6.11点 書評数:789件

プロフィール| 書評

No.29 8点 あした天気にしておくれ
岡嶋二人
(2016/01/21 13:35登録)
狂言誘拐テーマの倒叙ミステリとしスタートし
中盤からは事件に便乗した謎の人物の正体を探るフーダニットの要素や
身代金受け渡しのハウダニットの要素も加え
更にラストで事件全体の構図をひっくり返して見せるという
凝った構成で楽しめる


No.28 9点 焦茶色のパステル
岡嶋二人
(2016/01/21 13:30登録)
夫の死の理由を探るホワイダニットから始まる展開は
一部の謎が解かれると新たな謎が現れ不透明な競走馬売買
そして汚職問題へと二転三転する
競馬界を震撼させる真相は冒頭からの物語全体の見え方をも
反転させる本格ミステリ


No.27 3点 殺戮にいたる病
我孫子武丸
(2016/01/21 12:53登録)
叙述トリックに特化した作品で物語自体に面白味は感じられない
仕掛けられた罠に嵌った感はあるがそのために最後までグロテスクな描写を
我慢して読み続けなくていけないのは苦痛
●●を切り取るとか死体と●●●するとか気持ち悪すぎる


No.26 6点 チョコレートゲーム
岡嶋二人
(2016/01/20 01:39登録)
事件の予告や意外な真実をあくまでも推理によって
見つけ出す展開には本格ミステリの楽しさが溢れている
ただ親子間における理解の断絶を徹底して描いた深刻な
内容の為雰囲気はどんよりと重い


No.25 6点 七年目の脅迫状
岡嶋二人
(2016/01/20 01:31登録)
展開は二転三転し犯人の本当の狙いが解らず物語は進み楽しめるが
事件の真相を追うために来た場所で自分の見合い相手に会うとか
その女性が事件を追っているとか都合のいい偶然が重なったのが不満


No.24 5点 夜市
恒川光太郎
(2016/01/18 21:01登録)
幻想的な不思議な世界に連れて行ってくれる作品
自分としてはホラー小説が読みたくて帯を見て
衝動買いした本だがホラー色は薄いファンタジー小説


No.23 6点 悪意
東野圭吾
(2016/01/18 19:22登録)
事件は犯人による手記で語られ
ほぼ互角に展開される加賀の記録と合わせ
読み進めるごとに明かされる真相に引き込まれる
突き止め辿り着いた殺害動機はあまりにも哀しい


No.22 7点 異邦の騎士
島田荘司
(2016/01/18 19:17登録)
陰謀に巻き込まれた男をめぐるサスペンスであり
悲劇的なロマンスであり
大掛かりなトリックの仕掛けられたミステリ


No.21 7点 火車
宮部みゆき
(2016/01/18 18:59登録)
カードローンをはじめとする債務に苦しむ人々の状況は
決して過去のものではなく現代の読者の心も捉える普遍性の
ある問題だと考えさせられる
調査小説としての面白さを堪能させてくれるだけでなく
他者のパーソナルデータを奪う方法をめぐるハウダニット的興味が
盛り込まれたりと本格ミステリ的趣向もある社会派ミステリ


No.20 5点 11枚のとらんぷ
泡坂妻夫
(2016/01/18 18:55登録)
文章で書かれた奇術と呼ぶべき作中作はもとより
マジックショーの描写や奇術の歴史についてかなりの分量が割かれ
殺人事件の捜査はなかなか進まず退屈な時間が流れる
また作中作と殺人事件との関連性が局所的だという不満が残る
評価の高い作品にこのような点数をつけるのは心苦しいが
「世の中にはこのような感じ方をする読者もいるのだな」と
思っていただければ幸いです


No.19 6点 ホワイトアウト
真保裕一
(2016/01/15 20:47登録)
極寒の雪山と武装テロリストに挑む冒険サスペンス
面白かったがやはり無理がある
ただのダムの運転員が常に雪山で訓練を積み重ねてきた特殊部隊のように
体力・精神力が凄すぎるところが現実離れしている
どう考えても無謀としか思えない行動
普通の人が雪山の中を何キロも歩くなんて無理でしょう


No.18 8点 ある閉ざされた雪の山荘で
東野圭吾
(2016/01/15 20:37登録)
一人また一人メンバーがいなくなっていくのは本当に演出家の指示で
姿を隠しているのか?稽古に乗じた殺人が行われたのか?
残ったメンバーが疑心暗鬼になっていく過程が面白い
実際は良い天気なのにオーディションという前提の為嵐の山荘状態で外に
出られないという設定の発想はお見事としか言いようが無い


No.17 5点 手紙
東野圭吾
(2016/01/15 20:18登録)
悪くは無いけど自分の好みからはずれている
ミステリ要素が少しでもあれば印象は変わっただろうが
ミステリ要素はゼロだし
このような切ないヒューマンドラマを見ているような小説は
他の作家さんに任せてアイデア溢れるミステリを書いて欲しい


No.16 9点 そして扉が閉ざされた
岡嶋二人
(2016/01/14 00:51登録)
クローズド・サークルものが好きな人にはたまらない作品
他の作品と違う所は事件自体は過去の事であり
推理を閉ざされた空間で行われるという所
動機自体は全員にあるのだが推理すればするほど
誰もが犯人ではあり得ないと結論に達してしまう
この推理合戦が読みどころ
サスペンス調に物語は進み真相には気づく人は少ないでしょう
これは本格ミステリの傑作


No.15 4点 アヒルと鴨のコインロッカー
伊坂幸太郎
(2016/01/13 23:13登録)
登場人物に全く魅力を感じなかった
というかむしろ嫌いな人物ばかり
気取った文体も村上春樹似?で苦手だった


No.14 6点 スイス時計の謎
有栖川有栖
(2016/01/13 21:42登録)
表題作のスイス時計の謎以外の作品は凡作に感じてしまった
スイス時計の謎は地味ではあるがトリックよりロジックという方には是非読んで欲しい作品


No.13 7点 むかし僕が死んだ家
東野圭吾
(2016/01/13 19:47登録)
いくつもの散りばめられた伏線が回収されていき衝撃の真実が明かされていく
登場人物は主に二人だけで場面も殆ど変らない状況でこのような作品が書けると
いうのは凄いとしか言いようが無い


No.12 5点 ナオミとカナコ
奥田英朗
(2016/01/13 19:41登録)
殺人を犯した主人公だが頑張って逃げ切って欲しいと感情移入できる
警察をも欺き完璧と思われた殺人計画が被害者の親族の調査により
段々と追い詰められていくさまは非常にスリリング
ご都合主義的な人物が現れるという不満はあるが
スピード感があり手に汗握る展開の連続
ハラハラドキドキさせられ最後にはスカッとする読後感が心地良い


No.11 9点 オリンピックの身代金
奥田英朗
(2016/01/13 19:29登録)
とにかく主人公が魅力的
東大生でありながら出稼ぎ労働者と共に肉体労働をし
高度経済成長が地方の肉体労働者を人柱にして成り立っていることを身を持って知っていく
都市と地方の格差社会に我慢できず国家に対し反骨精神を剥き出しにし
オリンピック開催を妨害していくさまが緻密なディテールで
描かれた申し分ないサスペンス


No.10 5点 家日和
奥田英朗
(2016/01/13 19:20登録)
ミステリ小説とミステリ小説の間に箸休めの感覚で読んだらいいと思うような
万人受けする短編集
でも自分は奥田さんには犯罪小説を今後も書いてほしいと思う

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