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ミステリの祭典

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開けっぱなしの密室

作家 岡嶋二人
出版日1984年06月
平均点5.89点
書評数9人

No.9 6点 まさむね
(2018/01/21 21:27登録)
 ノンシリーズ短編集。作者らしい、軽快な作品が揃っています。爆発力がある短編がある訳ではないのですが、肩肘張らずに、ある意味安心して(?)読める短編集って好きです。表題作、がんじがらめ、罠の中の七面鳥が良かったかな。

No.8 6点 パメル
(2016/01/24 01:11登録)
六編からなる短編集
その中では表題作と「がんじがらめ」が良かった
「がんじがらめ」では倒叙の手法を用いながら
ラストに綺麗な反転を織り込んだだけでなく
犯行が判明する契機が主人公自身のミスになっており
しかもそれをすべて前半に伏線として明確に描いている

No.7 5点 ボナンザ
(2015/08/11 18:06登録)
表題作もそうだが、アイディアとしっかりしたストーリーがあいまった良作揃い。

No.6 6点 makomako
(2011/03/20 09:34登録)
岡島二人の最初の短編集。全体としてやや小粒であるが一定の水準を保ったものばかり、逆に言えばとても面白いというものもない。どれもテンポがよくさらっと読める。読んで損はないが感動的とか心に残るというものではない。彼らの作品としてはちょっとおちるかな。

No.5 6点 こう
(2008/07/24 01:38登録)
 いかにも岡島二人らしい作品が集まっています。どこにでもいそうな青年~壮年が主人公もしくは(倒叙では)犯人として描かれております。いずれも大掛かりなトリック、ひねりはありませんがさっと読めます。 

No.4 6点 vivi
(2008/07/20 18:50登録)
思わずニヤリとする作品ばかりで、
この手の短編集にしては、好作品ばかりだと思います。

トリックやプロットのひねりとしては甘いところもあるけれど、
登場人物の書き分けやシニカルな視点がたまりません。
「サイドシートに赤いリボン」が、そういう点では好きです。

No.3 5点 COBRA
(2008/06/14 13:27登録)
よく言われてますが、タイトルの付け方が秀逸。
短編はアイデア1本勝負の雰囲気。
それが成功している作品は面白い。

No.2 7点 深夜
(2007/11/15 13:09登録)
短編ながら、二転三転する話が多いです。さすがに大どんでん返しは無いものの、読者の期待を裏切らない良質な短編集だと思います。

No.1 6点 由良小三郎
(2002/08/10 16:56登録)
1984年の岡嶋二人の第1短編集です。
難しいミステリが多くて疲れた時に、岡嶋二人の作品は気分転換によくて、サクサク読めます。平凡といえば平凡です。多分、今この時点でふりかえると新人作家の謙虚なさービス精神が貴重に感じられるというところです。岡嶋ファンとしては、「罠の中の七面鳥」の、受賞第1作のぎこちなさが気にいってます。

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