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ミステリの祭典

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ボナンザさんの登録情報
平均点:5.21点 書評数:1644件

プロフィール| 書評

No.384 6点 しゃべくり探偵
黒崎緑
(2014/08/05 12:54登録)
単発としてみた場合、やはり煙草騒動がうまい。
だがそれ以上に全てを計算済みで仕掛けを施す技能を評価したい。


No.383 6点 杉の柩
アガサ・クリスティー
(2014/08/03 20:05登録)
クリスティの隠れた良作の一つ。
内容としては検察側の証人の逆。
つっこみどころは有るが、各登場人物の嘘を暴いていく過程は流石に面白い。


No.382 8点 江戸川乱歩傑作選(新潮文庫)
江戸川乱歩
(2014/07/30 22:06登録)
江戸川乱歩を最初に読む人向けの短編集。
おおむね短編の代表作は収録されているので、乱歩の作風を知るには絶好の一冊。


No.381 6点 七十五羽の烏
都筑道夫
(2014/07/30 21:43登録)
退職刑事やなめくじ長屋と並ぶ都筑の代表作。
舞台設定やロジックなど面白く、名作と呼ばれるのも無理からぬ。
注意書きのミスディレクションは一カ所以外無意味だと思うのだが・・・。


No.380 5点 騙し絵の檻
ジル・マゴーン
(2014/07/29 18:26登録)
謎解き小説としてはまあまあ読ませる。
自分をはめた奴への復讐というのも話として面白い。
もう少しテンポが良ければもっと高評価だったかも。


No.379 5点 あなたに似た人
ロアルド・ダール
(2014/07/27 14:48登録)
ざわ・・・ざわ・・・。ギャンブルをメインにした話から、ちょっとした日常の闇まで、奇妙な味のストーリーが繰り広げられる。
ちょっと押しが弱いかなと思うところもあるが、流石に名作と言われるだけはあると思った。


No.378 4点 ダイニング・メッセージ
愛川晶
(2014/07/26 23:00登録)
主要キャラクターのストーリーがメインな一方、ミステリ度合いは更に後退した。


No.377 4点 怪奇篇「怪談部屋」
山田風太郎
(2014/07/24 10:40登録)
パート1は怪奇篇といことだが、ホラーというよりはSFや空想科学に近いブラックユーモアである。
パート2は少年篇の補完ということで、とびらをあけるななど中々の作品が揃っている。
パート3は補遺篇からこぼれた二作。これも気が利いた良作。
ミステリとしてはやはり傑作鑞人が飛び抜けている。


No.376 6点 インシテミル
米澤穂信
(2014/07/18 20:14登録)
最初は結城の性格がDQNくさくて不安だったが、途中から気にならなくなった。登場人物に馬鹿が多いのが目新しところ。
最後のオチも予想はついたが。
えるたそも将来はあんな風になっちゃうのかな(笑)。


No.375 6点 狂い壁狂い窓
竹本健治
(2014/07/16 13:17登録)
綾辻・有栖川の復刊で。乱歩らしい雰囲気に挑戦したのがわかるが、あくまで竹本の描く世界。
偽書よりも面白かった。


No.374 5点 松風の記憶
戸板康二
(2014/07/16 13:08登録)
戸板の長編二作を納めた最終巻。
松風の記憶は新聞連載ということもあってかやや冗長な面もあるものの、心理描写はやはりうまい。
第3の演出者もオチは読めるが、中々にうまい書き分けがなされており、読んでいて退屈しない。
雅楽の推理が一足飛びなのがやや残念。


No.373 5点 薫大将と匂の宮
岡田鯱彦
(2014/07/12 13:17登録)
昭和ミステリ秘宝で読了。表題作は源氏物語の偽作という驚きの内容。完成度も高く、引き込まれてしまう。
短編集も幻想的で岡田の才能に驚かされる。


No.372 5点 ユニオン・クラブ綺談
アイザック・アシモフ
(2014/07/10 21:24登録)
黒後家蜘蛛の会以上に謎解きにこだわった短編集。
黒後家に比べて掛け合いなどが省略された感はある。


No.371 5点 ミニ・ミステリ傑作選
アンソロジー(海外編集者)
(2014/07/10 21:19登録)
クイーン編集のミニミステリ集。
どれも面白く、退屈しのぎには事欠かない。


No.370 5点 怪人二十面相・伝
北村想
(2014/07/08 17:57登録)
中々斬新な作品。サーカスの怪人で明らかになった二十面相の事情からここまでふくらませたのは見事としか言いようがない。


No.369 4点 劇場の迷子(創元推理文庫版)
戸板康二
(2014/07/08 17:55登録)
ここまでくると日常の謎というより普通の小話になってしまう。
面白いことは面白いが、初期の二冊には劣る。


No.368 5点 巨匠を笑え
ジョン・L・ブリーン
(2014/07/08 17:54登録)
黄金時代から現代へかけての巨匠の作風をパロディした短編集。
笑いのツボを押さえたユーモア作品。


No.367 7点 殺す者と殺される者
ヘレン・マクロイ
(2014/07/08 17:52登録)
アイディア以上にマクロイの筆によるところが大きい。
名作。


No.366 6点 暗い鏡の中に
ヘレン・マクロイ
(2014/07/08 17:51登録)
埋もれていたヘレン・マクロイの傑作が復活したことがまず喜ばしい。
作品自体も傑作とよんで差し支えない。


No.365 6点 ウッドストック行最終バス
コリン・デクスター
(2014/07/03 16:23登録)
二転三転する推理が面白い。トリックや真相に意外性はないが、解き明かされるまでの論理の流れは賞賛に値する。
ただ、世評で騒がれるほどの大傑作かというとノーだと思う。

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