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ミステリの祭典

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STARさんの登録情報
平均点:6.50点 書評数:82件

プロフィール| 書評

No.62 4点 長い長い殺人
宮部みゆき
(2011/09/26 11:46登録)
(ネタバレあり!)
お財布から見た人物像というのはおもしろいが、特に驚くようなこともありませんでした。事件自体はとても平凡。結局思考等が正常ではなくて自己顕示欲が強いような人が実行犯でした・・・というのは、好きではありません。何でもありになってしまうので。
推理小説とすると、低い点数になってしまうのでは。

お財布からの視点などで状況全てがわからないところがある。それをうまく利用しての叙述のトリックなどで意外な犯人とか動機とかあれば、よさそうでした。なんだかもったいないなぁと思う作品でした。


No.61 5点 新・日本の七不思議
鯨統一郎
(2011/06/20 16:13登録)
「邪馬台国はどこですか?」がおもしろかったので、期待しすぎたかも。
「邪馬台国はどこですか?」の補足のような感じなので、そちらを読んでいない人にはわかりにくいと思う。
なぜ仲が悪かった2名が仲良くなっているのかも書かれていない。途中「京都でのある事件がきっかけで仲良くなった」というような記載があるので、そのエピソードが出てくるのかと思いきや、結局何もなし。
最後の真珠湾攻撃にいたっては、結局謎の解明はされておらず、ただ真珠湾攻撃についておしゃべりをしているという感じがしてしまった。
「邪馬台国はどこですか?」がよいだけに、ちょっと残念です。


No.60 4点 ダイイング・アイ
東野圭吾
(2011/06/20 16:09登録)
他の東野圭吾作品同様、すらすらと読みやすい。
軽くホラー?ただ最後は「幽霊でした」なんてオチではないので、そこはいい。
しかし他の作品と比べると、「あっ」という驚きもないし、感動もないと思ってしまった。


No.59 5点 QED 百人一首の呪
高田崇史
(2011/06/20 16:06登録)
推理+歴史ものが好きです。
以前から気になっていたQEDを初めて読みました。期待しすぎたかも?
百人一首の話しはおもしろいけれど、全部の歌が出てくるので、けっこう長い。少々とばして読んでしまいました。それが殺人事件と結びつかない。無理やり結びつけたという感じが・・・。


No.58 6点 黄昏のベルリン
連城三紀彦
(2011/05/18 11:14登録)
(かなりのネタバレあり。ご注意ください!)
スパイものです。
今から20年前以上に書かれたものだとは思えない。ただ時代背景はベルリンの壁でドイツが東西に分かれていた時なので、どうしても古い感じがして、共感しにくいかも。
でも個人的にはこの時代を背景にした作品は好きです。

父親の正体は、かなり無理があるなと思いました。父親の根底には、人種差別的発想があるので、どんなに美人の日本人女性であっても、好意をよせないかと。

ただ組織のどんでん返しには、驚き!見事やられました。細かい部分が上手く書かれています。叙述のトリックと言ってよいのでしょうか。映画化にも耐えられる叙述のトリック!


No.57 5点 ルームメイト
今邑彩
(2011/05/18 09:24登録)
売れていそう?という理由で買いました。
読みやすいのですが、時間がたつとどういう結末だったか忘れています。。。

多重人格だと何でもありな気がしてしまうので、あまり好きではありません。「全てが夢でした」というような感じと同じかな?と思ってしまうので。
ミステリーでなくサイコとしてはおもしろいと思いました。


No.56 4点 グラスホッパー
伊坂幸太郎
(2010/12/13 10:19登録)
読んでいてドキドキしてしまう作品ではあると思います。ただハードボイルド系はあまり好きではないので、この作品もあまりおもしろいとは感じられませんでした。私の肌に合わないだけかも?


No.55 5点 ラッシュライフ
伊坂幸太郎
(2010/12/13 10:16登録)
初めて読んだ伊坂氏の作品。
それぞれの個性豊かな人物の行動が最後につながってくる・・・というのはおもしろいのですが、ミステリーとしてはそこまでにおもしろくはないかもしれないと思ってしまいました。


No.54 4点 ねずみとり
アガサ・クリスティー
(2010/09/10 11:25登録)
劇で人気とのことですが、劇で観るとおもしろいのかしら?本だとお決まりの展開・・・で、あまりおもしろさは感じられません。
短いので、すぐに読めるます。


No.53 6点 激流
柴田よしき
(2010/09/07 14:12登録)
中学生がそれぞれ大人になって抱える問題(ドラック・夫の失業・売春など)が出てくるので、若い学生が読んでも楽しめないだろうと思います。ある程度年齢が上の大人が読んだほうがおもしろいと感じそう。

上下巻に分かれているから、けっこう長い。それゆえにもっと短くてもいいのでは?と思ってしまう。ミステリーとしてでなく、人間ドラマとしたら、それでもいいのかもしれない。

修学旅行中でバスから消えてしまった同級生から20年ぶりにメールが来るということ自体は、おもしろい発想だと思います。


No.52 6点 スイス時計の謎
有栖川有栖
(2010/04/16 15:49登録)
一定のレベルが保たれた短編集だと思います。通勤の電車内なので、気楽に読めてそれなりのものなので、よかったです。

●「あるYの悲劇」は名前の件は無理やりという感じで。4つの中でこれが一番低い評価です。
●「女彫刻家の首」は最後にちゃんとオチもあるし、短い中でうまくまとめられています。
●「シャイロックの密室」
密室は好きではないけれど、これはわかりやすいトリック」だと思います。
●「スイス時計の謎」
一度読んだときは「え?」という感じだったが、読み直したら、「なるほど、論理的」と思いました。


No.51 5点 パラレルワールド・ラブストーリー
東野圭吾
(2010/03/24 22:44登録)
こちらで好評価だったので、読んでみました。ミステリーではなく、ラブストーリーですね。
親友の彼女に恋する主人公・ラストの展開では、せつなさが残ります。
主人公や親友の研究内容などラストが予想できてしまったので、低めの評価です。
ラブストーリーとしての評価なら、もっと高い評価にしたと思います。


No.50 6点 オリエント急行の殺人
アガサ・クリスティー
(2010/03/24 22:43登録)
あまりに有名すぎる作品でのため、予備知識ありで読んでしまったため、おもしろさはどうしても半減。
同じ予備知識がある状態で読んだABC殺人のほうが楽しめました。車内の様子も想像し難いので、映像化にはいい作品ですね。


No.49 7点 むかし僕が死んだ家
東野圭吾
(2010/03/16 11:05登録)
(ネタバレあり!)
登場人物が2名で舞台もずっと同じなのに、ハラハラの展開です。一気に読んでしまいました。
伏線がはりめぐらされています。
手記・日記などはどうしても怪しいと思ってしまうので、ラストは少し予想はできました。
『むかし僕が死んだ家』というタイトルは作者が何らかの意図をもってつけたのかもしれないけれど、内容とはちょっと合わないと思いました・『むかし私が死んだ家』というタイトルにするわけにもいかなかったのでしょうけれど。


No.48 6点 赤い指
東野圭吾
(2010/03/05 10:15登録)
ミステリーかと思って読んでしまったので、ちょっとがっかり。ミステリーではなく、親子の愛をテーマにした人間ドラマだと思います。
テンポは他の作品同様いいです。

うるさい妻・ダメな子供・介護が必要な親など・・・現実感あふれる設定のの中で、重いテーマを扱っています。


No.47 6点 眠りの森
東野圭吾
(2010/02/26 16:37登録)
この作品もスラスラ読めます。動機もありそうな話で、涙を誘います。
バレエ業界の争い、動機にも絡めてうまく書けていると思います。


No.46 5点 審判
深谷忠記
(2010/02/26 16:28登録)
(ネタバレあり!)
冤罪をテーマにした作品。足利事件があっただけに問いかけているものも大きいかも。
おもしろいことはおもしろいけれど、犯人がなんとなくわかってしまいます。もっと昔ならば、意外な犯人だったのでしょうけれど、現在だと意外ではないかと思います。
作品は長い!と感じました。そこで採点は低めになっています。


No.45 6点 レイクサイド
東野圭吾
(2010/02/26 16:23登録)
(ネタバレあり!)
スラスラ読めて、合宿中のさまざまな出来事もスリリングです。
ラストはあれでいいのかもしれませんが、今までは冷静で合理的な主人公が最後感情に流さて・・・なんだか不自然な感じでした。


No.44 6点 さまよう刃
東野圭吾
(2010/02/26 16:20登録)
ミステリーというよりは人間ドラマだと思います。なのであまり好きではなかったけれど、少年犯罪とその被害者家族という重いテーマに取り組んでいると思います。


No.43 6点 仮面山荘殺人事件
東野圭吾
(2010/02/26 16:17登録)
強盗犯との駆け引き・動機などがおもしろかった。しかし「ある閉ざされた雪の山荘で」の直後に読んでしまったので、少しおもしろさが半減してしまったかも。

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