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ミステリの祭典

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okutetsuさんの登録情報
平均点:7.05点 書評数:135件

プロフィール| 書評

No.75 10点 火刑法廷
ジョン・ディクスン・カー
(2009/09/24 21:05登録)
頭をかち割られたような衝撃と恐ろしさを覚えました。
確かにすばらしいトリックですが8点くらいかなぁなどと読んでいたところへの最後の大どんでん返し。
読後はちょっと頭がついていかなくて混乱してしまいました。
ミステリーとホラーをこれほどまでにうまく融合させてる(というか並列させてる?)作品は他に知りません。
賛否両論ある作品だと思いますが個人的には最高でした。


No.74 10点 七回死んだ男
西澤保彦
(2009/09/11 07:38登録)
いや~これは久々にやられたって作品です。
途中で正解に近付ける疑問が頭に浮かんだのにもかかわらず
完全にひっかかってしまいました。
一つの物語としても笑えておもしろいもんでした。
ミステリにありがちな寂しかったり悲しかったりするラストじゃなく笑える爽快感のある話なのがいいですね。


No.73 6点 幻の女
ウィリアム・アイリッシュ
(2009/09/07 23:41登録)
ミステリの手法としては現代ではよく見るものなのでありきたりの印象を受けざるを得なかったですね。
そのうえ僕の好きな映画にプロットが似てるので犯人もなんとなくわかってしまうことに…
幻の女の正体やその幻想さのオチにはなんとなく白けてしまうものがありました。
ただ文章は言われているように綺麗で読みやすく途中までのサスペンスとしての出来は一級品ですね。
やはりこういう古典作品はミステリ初心者の内に読んでおくべきだったと後悔の一冊。


No.72 8点 犬神家の一族
横溝正史
(2009/09/06 08:39登録)
恐ろしいまでの悲劇の連鎖で見てて辛くなりますね。
登場人物全員が可哀そうだという…
読んでいて金田一耕助が感じたようなおぞましさを同様に感じられることでしょう。
しかし読み物としてはそれだけ迫力があり満足いくものでした。
最後もこれだけの悲劇ながらそれなりにいい終わり方だったような気がします。
ただ一人だけ救われない人がいるのは悲しいですね。
きっと救済があったと信じたい。


No.71 7点 エッジウェア卿の死
アガサ・クリスティー
(2009/08/28 05:16登録)
ホントこの人の作品はうまい
毎度同じパターンな気もするのに毎度騙されてる気がしますw
クリスティの作品はちょっと動機が理解しがたいところもよくあるんですがそれも犯人の狂気っぷりが際立っていいと思います。


No.70 7点 ゼロ時間へ
アガサ・クリスティー
(2009/08/28 05:12登録)
相変わらずのミスディレクションの巧みさに。
ちょっと意味ありげなタイトルがラストの演出を劇的なものにしてますね。
2時間サスペンスなんかで使えそうな話だなと思いました。


No.69 7点 ひらいたトランプ
アガサ・クリスティー
(2009/08/28 04:52登録)
ブリッジのルールがわからないのでちょっとつまらないところもありましたが推理には関係ないですね
心理的な面から推理するというのはおもしろいです。
ミスディレクションもうまくさすが女王って感じですね


No.68 8点 本陣殺人事件
横溝正史
(2009/08/28 04:26登録)
やっぱこの人の作品は魅せ方がうまいなと感じます。
ミスディレクションに密室トリックとミステリとしての要素が充分以上に込められています。
動機も現在では理解しがたいようなものですがこういうのが作者のポリシーなのだろうと思います。
若干アンフェアな部分や偶然性が強い部分が納得いかなかったのでこの点数で


No.67 7点 ナイン・テイラーズ
ドロシー・L・セイヤーズ
(2009/08/21 07:22登録)
文章はあんまり読みやすくはないですね
非常に長ったらしくいろんな説明があるのでちょっと辛い
ただしトリック自体はおもしろい着想だなと思いました
納得いかない人も結構いそうだけども


No.66 6点 緋色の研究
アーサー・コナン・ドイル
(2009/08/21 07:19登録)
普通に小説としてもなかなか引き込まれた上で
お待ちかねのホームズ登場
最初から変人してるのがいいねぇ


No.65 6点 シャーロック・ホームズの帰還
アーサー・コナン・ドイル
(2009/08/21 07:18登録)
ホームズが生きてたってだけでなかなか感動したもんです
やっぱこの2人の掛け合いはいいなと実感


No.64 5点 まだらの紐 ドイル傑作集1
アーサー・コナン・ドイル
(2009/08/21 07:18登録)
古典的密室トリックの名作ですね
ただ今読むとさすがに無理があるかなと


No.63 5点 四つの署名
アーサー・コナン・ドイル
(2009/08/21 07:16登録)
冒険小説って感じですね
推理自体はあんま印象に残りません


No.62 7点 続813
モーリス・ルブラン
(2009/08/21 07:15登録)
当時は衝撃を受けたくらい人が死ぬ作品でしたが
犯人は薄々気付きながらもラストのハラハラ展開は
さすがルパンって感じですね
冒険小説と探偵小説の程よいブレンドという感じです


No.61 6点 813
モーリス・ルブラン
(2009/08/21 07:13登録)
前半と後半を別れてないバージョンで読んだのですが
序盤の印象だとルパンが出てこないってことか
それでも冒険してるので良いです


No.60 5点 ルパン対ホームズ
モーリス・ルブラン
(2009/08/21 07:10登録)
子どものころに読んだ影響か
ルパンとホームズの対決というだけで心躍りました
内容は平凡だったけどこういう企画自体が好きですね
子どものころに読むべきだろうけど


No.59 7点 霧越邸殺人事件
綾辻行人
(2009/08/21 06:40登録)
おもしろいと思いました
ただし科学信仰と言われようがあの館での出来事を偶然で片付けるのは納得がいかないですね
文章も無駄にうんちくが多くてうんざりしそうなところも…
まぁ必要なので仕方ないとは思いますが
ただ館の不気味さとクライマックスに至るハラハラ感はたまらないですね
他の綾辻作品にはないと思うので高得点です


No.58 9点 人形はなぜ殺される
高木彬光
(2009/07/08 17:04登録)
純粋におもしろいです。
物語の雰囲気、論理性、フーダニット、トリック、暗号、読み易さ、タイトルの秀逸さ
すべて当時としてはほぼ完璧なレベルだったのだろうなと思います。
ただ、さすがに今読むと犯人丸わかりだしあの天才神津がこんなにもやられてしまうというのはちょっと信じがたいですね(笑)


No.57 4点 青列車の秘密
アガサ・クリスティー
(2009/07/02 00:32登録)
列車ものというとオリエント急行を思い出しますがこれはまた趣向が違います。いかにもクリスティーらしい作品ですがちょっと他の作品に比べると押しが弱いかと。


No.56 7点 三幕の殺人
アガサ・クリスティー
(2009/07/02 00:23登録)
いかにもクリスティーらしい作品ですね。
充分に及第点を与えられるおもしろさだと思います。
犯罪の動機に納得いかなかったりする人もいるかと思いますが
それもこの作品ならではと言えるので許容範囲でしょう。

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