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ミステリの祭典

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測量ボ-イさんの登録情報
平均点:6.25点 書評数:624件

プロフィール| 書評

No.504 7点 まほろ市の殺人 夏
我孫子武丸
(2018/04/07 11:55登録)
(ややネタばれ)

本サイトであまり評判が良くないシリ-ズ。
この「夏」編のみ未読でしたが、これは良かったですよ。
使い古された双子トリックですが、見せ方次第でまだまだその引き出し
はあるのかと感じました。伏線の張り方も良かったです。
このシリ-ズではベストの作品かと思います。


No.503 5点 赤ん坊になった死体
山村正夫
(2018/04/01 10:13登録)
一風変わった形態の殺人が起こるユ-モアミステリ-。
氏の作品は短編集で読んだ記憶はありますが、長編では多分初めてです。
登場人物が少ないので犯人は判り易いかも知れませんが、総合的には
まずまず。


No.502 7点 屍人荘の殺人
今村昌弘
(2018/03/21 08:02登録)
世評も高い鮎川賞受賞作品・・・となると、いやがおうにも期待度は
高まりますが、それを乗り越えるだけのものはありました。
さすがに良作ですね。
○○○が登場しますが、その必然性もある訳ですしね。
採点は
7点(基礎点)+1点(リーダビリティ)-1点(やっぱり少し気味悪い)

(余談)
あまり仲良さそうにない大学生男女が合宿して連続殺人が起こる・・・と
なると、鮎川氏の「リラ荘殺人事件」を連想しちゃいますね。まあ中身は
だいぶ異なりましたが。


No.501 6点 知床岬殺人事件
木谷恭介
(2018/03/15 21:38登録)
この作家さん、他の作品を見ると評判が芳しくありません。
でもこれはまあまあじゃないでしょうか。
トラベルミステリらしさは味わえます。
謎の解決とは関係ないですが、猟師にとって番屋は大事なところ
なのかと再認識。


No.500 5点 七月は織姫と彦星の交換殺人
霧舎巧
(2018/02/24 13:33登録)
このシリ--ズ、第一弾である四月から読んでいて、しかも今回は記念すべき
500回めのキリ番書評です。
・・・なんですが、今回はもうひとつだったかな?
本来はテンポいい作品の筈なのに、僕には何だか話しに入っていけません
でした。

(余談)
書評400~500回に3年半を要しました。1000書評までにはまだ
まだ長い道のりなので、まずは600書評を目指してこれからも頑張ります。


No.499 6点 京都の祭に人が死ぬ
山村美紗
(2018/02/10 13:18登録)
多作で知られる氏の短編集。
突出したできばえのものはないですが、以下簡単に書評。

<華やかな殺意>
タイトルが古えの乱歩賞作品を彷彿。
ラストの意外性があって、個人的にはこの短編集でベスト。

<祇園祭殺人事件>
真犯人にあと出し感あるのが不満だが、ラストの少年による
告白が何とも皮肉で、印象に残ります。

<くらやみ祭りに人が死ぬ>
倒叙もの。まるで鮎川氏が書いたようなタッチ。

<鞍馬の火祭>
スッキリ感に欠けますが、まずまず。

<なぜにあなたは京都で死ぬの?>
このタイトルを見て、昔の歌謡曲(この言葉自体が死語?)を
連想した方は、50代前半の小生の同年代以上の方でしょう(笑)

<鬼法楽殺人事件>
事の真相に偶然が入り込み、凡作の部類。

<時代祭りに人が死ぬ>
これはトリックがわかり易く、スッキリ感あり。

採点5基礎点5点に、集英社文庫版で鮎川氏が解説を書いている
のでプラス1点を献上。


No.498 6点 逆密室殺人事件
吉村達也
(2018/01/25 20:52登録)
ユニ-クなタイトルに目がいって拝読。
なるほど、これは某海外古典「さかさまの密室」もどきですね。
でも単なる模倣ではなく、内容はむしろこちらの方がわかりやすい。
ケチをつけるとすれば、登場人物の外国人の人達と政治家は必要なのか?
あまり関係なさそうに見えるんですけど・・
全体的にはまあまあです。


No.497 6点 殺意
フランシス・アイルズ
(2018/01/08 13:52登録)
今年初めての書評は久々の海外作品から。
御存知の方多いと思いますが、「クロイドン・・」と「伯母殺し」
と並ぶ海外三大倒叙ものと言われています。
ただ個人的には、倒叙ものというより心理サスペンスものとして
評価したい作品。
主人公のビクリ-博士は、今風にいえばゲス?あとビクリ-博士
にかかわる女性達も。魔性の女系の人がいますねえ(汗)。
不満点は最後に皮肉な結末が待っていますが、これがあまりに
唐突過ぎて、説明がなかったところでしょうか。

採点は、基礎点5点+三大倒叙作品に敬意表してプラス1点。


No.496 6点 安曇野・箱根殺人ライン
深谷忠記
(2017/12/28 13:28登録)
メイントリックはまあまあ面白かったけど、あとは普通かな?


No.495 8点 冤罪者
折原一
(2017/12/12 19:36登録)
(ややネタばれ)

氏の長編の中では一番良い出来に感じました。
サスペンス性と意外性、どんでん返しがうまく利いています。
○○さん=○○さん の一人二役は小生も看破していましたが、いやはや
この作品は一筋縄ではなかったです。
採点は甘めですが、最近8点以上を献上していないので久々に。

今年はこれで23作めですか。キリ番500書評まであと少し。


No.494 7点 密室殺人
鮎川哲也
(2017/12/12 19:32登録)
この短編集の採点をするのが抜けていました。
他の短編集でもコメント済みですが、「赤い密室」は名作です。


No.493 4点 ラプラスの魔女
東野圭吾
(2017/11/26 16:34登録)
リアリティに欠けるのはまあ許容する(小生そこはあまり気にしない)として、
映画監督の人生観に同意できなくて違和感。
特殊な能力(?)を持つ若い男女も、彼らはそういう事ができるのです・・と
言われると、はあそうですかとなるだけですしね。
この作品を、間をあけて再読することはないでしょう。
辛口ですが、この点数で。


No.492 6点 佐渡・密室島の殺人
深谷忠記
(2017/11/01 19:10登録)
アリバイものですが、ミスリ-ドの仕方が巧かったと思います。
あと個人的のは佐渡に行ったことがないのですが、少しだけ佐渡の
地理に詳しくなったかな?

採点は
6点(基礎点)+1点(読者への挑戦を評価)-1点(真相がちょっと説明不足)


No.491 7点 狩人の悪夢
有栖川有栖
(2017/10/21 17:54登録)
良作ですね。
犯人の意外性はそれほどでもないですが、この作品の主眼
はそこではないような気がします。


No.490 5点 UFO大通り
島田荘司
(2017/10/06 22:02登録)
2つの中篇(短めの長編?)からなります。
御手洗さん、相変わらずの超人ぶり。
後半の話しは事実上の安楽椅子探偵ですもんね。


No.489 6点 グランドマンション
折原一
(2017/09/06 21:59登録)
七編からなる短編集で、事件が同じマンションの異なる居室で起こるという
ユニ-クな趣向。内容はまあまあ。まあ、折原氏だしね。

採点は 基礎点5点+ユニ-クな趣向にプラス1点。


No.488 5点 恋人岬の女
斎藤澪
(2017/08/11 13:09登録)
ややインパクトに欠ける。
時間が経ったら、筋書きやオチを忘れてしまいそう。


No.487 6点 悪夢街の殺人
篠田秀幸
(2017/08/04 20:18登録)
この作者の作品を読むのは久々。内容はまずまず。
「読者への挑戦」はいつも通りですが、今回は犯人推理の手掛かりが
細かすぎるのがやや不満。
この作者の犯人設定は僕なりの「ある特徴」があるのではと考えて
いて、そこから犯人を推理しましたが・・・ハズレでした。
なかなかうまくいかない(泣)。


No.486 6点 幻獣遁走曲 猫丸先輩のアルバイト探偵ノート
倉知淳
(2017/07/10 19:10登録)
短編集。確かに脱力系のオチもありますが、猫丸先輩のキャラでそれを
許してしまう(?)、そんな感じです。


No.485 5点 加賀金沢殺意の刻
大谷羊太郎
(2017/06/18 13:32登録)
ちょっと新味がなく平凡。1~2ケ月経つと、内容忘れちゃい
そうですね(笑)。
ただ作者は乱歩章受賞作家との事なので他にいい作品がある
かも知れず、また別の作品を読みたいです。

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