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ミステリの祭典

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測量ボ-イさんの登録情報
平均点:6.25点 書評数:639件

プロフィール| 書評

No.519 6点 ゴルフ場殺人事件
アガサ・クリスティー
(2019/02/02 09:41登録)
ゴルフ好きの僕としては、題名に魅せられて(?)拝読。
けれども肝心の内容にゴルフ場がほとんど絡んで来ないのがやや
拍子抜け。
若きヘイスティングスがいろいろやらかしてくれますが、でも
憎めないキャラですよね。
この巨匠の作品にしては、サイトの評判あまり良くないですが、
個人的にはまずまず。


No.518 5点 わたしを離さないで
カズオ・イシグロ
(2019/01/07 19:45登録)
今年の初書評は海外作品で。
氏のノ-ベル文学賞受賞の対象になった(おそらく)作品で、これが何と
東西ミステリにランキングされていたことを後で知りました。
肝心の中身ですが、う-ん・・これは重い。
まあ人の命の尊さとかを考えさせられるものではあります。

でも僕の考えるミステリではないので、すみませんがこの点数で。


No.517 4点 白光
連城三紀彦
(2018/12/22 13:43登録)
身内のドロドロ感が強く、好きな感じの作品ではないです。
本格色も薄いですしね。

(余談)
今年の書評はおそらくこれで最後。
今年の書評数は20冊か・・また来年頑張ります!


No.516 7点 山伏地蔵坊の放浪
有栖川有栖
(2018/11/25 12:54登録)
山伏が探偵という必然性は?ですが、アイデアは買います。
粒ぞろいの短編集ですが、ベストはやはり「毒の晩餐会」でしょうか。
氏らしいロジカルな作品です。


No.515 7点 誘拐
高木彬光
(2018/11/03 14:45登録)
地味な法廷ものかと思わせる序盤でしたが、意外な展開でした。
まあ犯人の意外性はそうでもないし、オチは刑法の知識がないと推測
できないですが、リ-デビリティがあり、楽しく読ませるのはさすが
に巨匠の手腕。


No.514 8点 模倣の殺意
中町信
(2018/10/21 19:53登録)
ふとしたきっかけで知った作品ですが、これは良かったです。
今となってはよくある〇〇トリックですが、この作品、40年以上前みたい
ですからね。
この手のトリックでこの作品より古い作品というと、小〇氏の〇〇〇の証人
くらいしか思いつきません。
しかも、その作品より個人的には高評価です。
ネタを知った上で、また読んでみたい作品です。

本格不遇の時代に書かれたこの作品に拍手!
採点が7点(基礎点)+1点(この時代の貴重な作品)

(余談)
僕が読んだのは、2004年頃に出版された復刻版です。
初版の1973年版では、真相が判るもっとわかりやすいヒントがあったの
ですが、今となっては露骨すぎるので削除されているみたいですね。
解説にそのあたりが記載されていますが、なるほどと思わせる内容です。
(当然作品を先に読むべきですが)


No.513 7点 二つの標的
鮎川哲也
(2018/10/13 12:56登録)
先に読んだ挑戦編1(山荘の死)と比べてやや落ち感あるも、
最後の作品がそれを補完。
他の作家が書いた解決編を鮎哲氏が書いた、貴重な一遍です。
これだけでも読んだ価値ありました。


No.512 7点 山荘の死
鮎川哲也
(2018/08/31 20:43登録)
「達也が嗤う」他の機会でも触れましたが、氏の短編の中でも屈指の名作。
他の作品については突出したものがなかったので、氏の作品としては辛めの
採点。表題作の「山荘の死」がまずまずの佳作かな。


No.511 8点 図書館の殺人
青崎有吾
(2018/07/28 12:01登録)
僕と相性のいい作家?この作品も良かったですね。
特に「解答と解説」がわかりやすい!
犯人の行動に一部疑問あるも、ロジックはしっかりしていて近年稀に見る
直球勝負の本格ですね。読み応えありました。
次回作も期待

(余談)
真犯人は僕にとってはノ-マ-ク、意外性ありました。
ただこの犯人だと、動機が理解しにくいこと以上に、この殺害方法が本当
に可能なのか?いう疑問があります。
(ネタばれになるので、これ以上はやめときます)
僕は正直リアリティ重視派ではないので、あまり言いたくないツッコミな
のですが、その辺りは気になりました。


No.510 7点 ケンネル殺人事件
S・S・ヴァン・ダイン
(2018/07/07 12:19登録)
今年2作めの海外作品の書評。しかもこの作者を読むのは超久々です。
(20年以上前?)
さてこの作品、ヴァンスの蘊蓄ぶりは相変わらずですが、この作品は
そんなにうんざりすることもなく、特に犬の品評会の話しは結構面白
かったです。
肝心の謎解きは密室の謎はまあよくある機械的トリックなので、高評
価する人は少ないと思いますが、不可能状況の設定や真相の意外性は
まずまず。ただ犯人の意外性はそうでもないか(この僕が犯人指摘で
きたので)。
不満点はヴァンスが真犯人を推理する過程が説明不足で分かりにくい
ところですかね。

本作品、地味ながらも世評は高く、このサイトでもかなりの高評価で
す。僕も決して低評価ではないのですが、平均点を下げてしまって
います。


No.509 5点 ボロブドゥル殺人事件
新谷識
(2018/06/15 20:03登録)
これもはじめましての作者です。
インドネシアの遺跡にまつわるミステリですが、真犯人を特定する材料が
後付け感があり、ミステリ色が若干薄め。
ダイイング・メッセ-ジもありますが、これはそもそも解釈次第でどうと
でも結論付けできますしね(だからあまり好きではない)。

採点は展開が退屈な前半は4点+インドネシアに行ってからテンポ良く
面白くなるので後半は6点 ・・・ 平均して5点で。

(余談)
インドネシアは仕事で3回行ったことあります。こちらの航空会社をガル
-ダ航空と言いますが、その名前の由来が判りました!


No.508 5点 母性
湊かなえ
(2018/06/05 20:13登録)
う-ん、まあこの作者らしいというか。
男性目線と女性目線で、評価や感じ方がだいぶ違うように気がします。


No.507 6点 逆流の殺意 水上着11時23分の死者
津村秀介
(2018/05/19 12:27登録)
氏お得意の公共交通機関を用いたアリバイ破り作品。
種明かしはこういうのに慣れている方なら、おそらく思いつく結論
でしょうが、なるほどうまくつながるもんですねえ。
動機はちょっとどうかと思いますが、そこが主眼の作品ではなくの
で、特に気にはしません。


No.506 6点 わずか一しずくの血
連城三紀彦
(2018/05/09 18:39登録)
埋もれていた?氏の初期作品の復刻版。
ミステリアスな出だしに魅了され、サクサク読めますが、う-ん
なんと評して良いのやら(笑)。
不満点はラストがやや尻すぼみ感があるのと、ある重要な人物が
最後の方まで出てこないことなどにあるのかなあ。
評価が難しい作品です。


No.505 5点 電気紙芝居殺人事件
辻真先
(2018/04/26 20:47登録)
電気紙芝居とは何や・・・と思ったら、テレビの事だったんですね。
この僕でもさすがに生まれる前の話しですが、テレビ創世記の事情や
エピソ-ドが面白かったです。
ただしミステリとしては微妙。シナリオライタ-転落死の真相は海外
の古典そっくりのタネあかしでしたし、事故死の方も真相に後付け
感があるのが不満。

採点は4点(基礎点)に、テレビ創世記のエピソ-ドが読み物として
評価し、プラス1点。


No.504 7点 まほろ市の殺人 夏
我孫子武丸
(2018/04/07 11:55登録)
(ややネタばれ)

本サイトであまり評判が良くないシリ-ズ。
この「夏」編のみ未読でしたが、これは良かったですよ。
使い古された双子トリックですが、見せ方次第でまだまだその引き出し
はあるのかと感じました。伏線の張り方も良かったです。
このシリ-ズではベストの作品かと思います。


No.503 5点 赤ん坊になった死体
山村正夫
(2018/04/01 10:13登録)
一風変わった形態の殺人が起こるユ-モアミステリ-。
氏の作品は短編集で読んだ記憶はありますが、長編では多分初めてです。
登場人物が少ないので犯人は判り易いかも知れませんが、総合的には
まずまず。


No.502 7点 屍人荘の殺人
今村昌弘
(2018/03/21 08:02登録)
世評も高い鮎川賞受賞作品・・・となると、いやがおうにも期待度は
高まりますが、それを乗り越えるだけのものはありました。
さすがに良作ですね。
○○○が登場しますが、その必然性もある訳ですしね。
採点は
7点(基礎点)+1点(リーダビリティ)-1点(やっぱり少し気味悪い)

(余談)
あまり仲良さそうにない大学生男女が合宿して連続殺人が起こる・・・と
なると、鮎川氏の「リラ荘殺人事件」を連想しちゃいますね。まあ中身は
だいぶ異なりましたが。


No.501 6点 知床岬殺人事件
木谷恭介
(2018/03/15 21:38登録)
この作家さん、他の作品を見ると評判が芳しくありません。
でもこれはまあまあじゃないでしょうか。
トラベルミステリらしさは味わえます。
謎の解決とは関係ないですが、猟師にとって番屋は大事なところ
なのかと再認識。


No.500 5点 七月は織姫と彦星の交換殺人
霧舎巧
(2018/02/24 13:33登録)
このシリ--ズ、第一弾である四月から読んでいて、しかも今回は記念すべき
500回めのキリ番書評です。
・・・なんですが、今回はもうひとつだったかな?
本来はテンポいい作品の筈なのに、僕には何だか話しに入っていけません
でした。

(余談)
書評400~500回に3年半を要しました。1000書評までにはまだ
まだ長い道のりなので、まずは600書評を目指してこれからも頑張ります。

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