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ミステリの祭典

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逆密室殺人事件
烏丸ひろみシリーズ

作家 吉村達也
出版日2000年07月
平均点4.00点
書評数2人

No.2 2点 MS1960
(2018/04/04 12:58登録)
気の抜けたビールを飲んだ感じ。
以降ネタバレあり
そもそもカサブランカや西サハラ国を巡る国際的な陰謀を描く必要が全くない。単にパスポートを拾ったというだけの接点で、バラバラの物語だからだ。また、メインの事件のトリックも、”サロメチールの匂いを消すために敢えて窓を全開にした”とか”カメラを覗いていると他者の攻撃が分からない”とか、全くつまらない。様々な登場人物の様々な動きが描写されているが、手を広げている分、深みがない。よって、この点数。

No.1 6点 測量ボ-イ
(2018/01/25 20:52登録)
ユニ-クなタイトルに目がいって拝読。
なるほど、これは某海外古典「さかさまの密室」もどきですね。
でも単なる模倣ではなく、内容はむしろこちらの方がわかりやすい。
ケチをつけるとすれば、登場人物の外国人の人達と政治家は必要なのか?
あまり関係なさそうに見えるんですけど・・
全体的にはまあまあです。

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