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ミステリの祭典

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測量ボ-イさんの登録情報
平均点:6.25点 書評数:624件

プロフィール| 書評

No.44 5点 Pの密室
島田荘司
(2009/05/13 15:24登録)
この頃(もっと前から?)より作者は御手洗を異様に超人化・
神聖化しているような気がします。「占星術」の頃は事件解決に手間取るなどもっと人間味があったのに・・・
内容的にはまずまずながらも、採点としてはこの辺が妥当で
しょう。


No.43 9点 鍵孔のない扉
鮎川哲也
(2009/05/10 14:23登録)
これはまさしく僕好みの作品です。
密室・アリバイの二重だてで、どちらか片方だけなら弱い
謎の提示が両方ある事で不可能状況を見事に補強していま
す。
犯行がちょっとしたアクシデントから発覚するのも氏の作
品ではよくあるのですが、氏の作品の中でもベスト5に入
る出来栄えだと思います。


No.42 6点 死びとの座
鮎川哲也
(2009/05/10 14:19登録)
鮎川氏最後の長編。冒頭のプロロ-グでいきなり伏線が貼って
あります。
可もなく、不可もない出来栄えですが、氏のファンや音楽に
造詣のある方ならお勧めできる一編です。


No.41 4点 アトポス
島田荘司
(2009/05/10 14:16登録)
これも不必要に長い。オチ(ネタ)も殆どあれだけのような
気がする。という訳でこの作品以降、氏の長編は殆ど読んで
いません。


No.40 8点 眩暈
島田荘司
(2009/05/10 14:14登録)
これは良かったです。突飛な書き出しから大きな謎が提示
されますが、割合スッキリと解決しますので。
この作品を読む前に「占星術」を読んだおいた方が良いか
どうか微妙ですが、どうですかねえ。


No.39 5点 水晶のピラミッド
島田荘司
(2009/05/10 14:10登録)
このあたりから、氏の作品は不必要に長い。半分くらいで
良いのでは?謎の解明も強引な感じです。


No.38 6点 迷路館の殺人
綾辻行人
(2009/05/05 18:04登録)
作中作のある意欲作ですが、評価は微妙・・・
メイントリックはパクリとは言わずとも前例がありますし、
取りようによってはアンフェアだとも言えますので。


No.37 8点 憎悪の化石
鮎川哲也
(2009/05/05 18:01登録)
メイントリックはありきたりですが、サブトリックが実に
ユニ-ク(ある意味豪快)です。このトリックの類似品は
僕は知りませんので。
鮎川氏の作品なので時代背景を古臭いですが、アリバイ
破りものが好きな方にはお勧めしたいです。


No.36 6点 マリオネットの罠
赤川次郎
(2009/05/05 17:57登録)
サスペンス性は結構あります。赤川氏の作品は三毛猫
ホ-ムズシリ-ズしか知らない人にはお勧めしたいで
す。フェア性云々は何とも申せませんが。


No.35 7点 北の夕鶴2/3の殺人
島田荘司
(2009/05/04 13:21登録)
話し自体は現実的ですが、トリックは豪快で楽しめる作品
です。このメイン・トリックが法医学的に無理があるとい
う批判も耳にした事はありますが、聞く耳を持ちません(
笑)。


No.34 8点 蝶々殺人事件
横溝正史
(2009/05/04 13:15登録)
これは面白かったです。死体を入れたトランクの移動が
海外古典の「樽」やこれより後の作品ですが「黒いトラ
ンク」を彷彿させます。
謎の解決前に「読者への挑戦」もあります。横溝作品=
金田一という固定観念(?)のある方には特にお勧めし
たい作品です。


No.33 7点 白い家の殺人
歌野晶午
(2009/05/04 13:11登録)
ミステリとしては水準レベルなるも、話しとして結構
面白かったです。特に例の日記を偶然読んでしまって
「時間が止まった」ところが。


No.32 6点 写楽殺人事件
高橋克彦
(2009/05/04 13:07登録)
歴史もの好きなので、小説として読めば面白かったし
勉強にもなったが、ミステリとして読むと平凡。という
訳でこの評価です。


No.31 9点 黒い白鳥
鮎川哲也
(2009/05/04 13:05登録)
時刻表トリックの常として、派手さはないがなかなか楽
しめる作品。鮎川ファンの間ではこの作品をNo.1に
挙げる人も少なくありません。


No.30 7点 水車館の殺人
綾辻行人
(2009/05/04 11:18登録)
本格ミステリの王道を行く作品で良かったです。
ただ経験を積んだ人なら犯人は判り易いですし、平凡
すぎてつまらないとい声はよく聞きますが・・


No.29 5点 猿丸幻視行
井沢元彦
(2009/05/04 11:15登録)
面白くもなく、つまらなくもなく、評価は微妙です。
でもこの作品があの「占星術」を抑えて乱歩賞を受賞
したとは以外ですねえ。

(2017.2.5 追記)
乱歩賞に対する所感は、先日あったtider-tiderさん意見と同感。
ここ20~30年の乱歩賞って、こじんまりまとまってはいるけど、
読者をアっと言わせる何かがないんですよねえ・・
あの「占星術」がこの作品に負けてしまった30年以上前に、既に
その兆候があったのでは。
この作品に関しては、今を思えばやや辛めの採点のようにも見え
ますが、初志徹貫で修正はしないでおきます。


No.28 7点 暗闇坂の人喰いの木
島田荘司
(2009/05/04 11:12登録)
長年待たせた御手洗もの第3弾!
期待を裏切らない出来栄えでした。人が処刑される話しは
気味悪かったですけど。
特に事件の謎を解く為にロンドンからスコットランドに向
かう列車の中で見る、イギリスの田園風景に石岡和巳が感
動するシ-ンが印象的です。
レオナは個人的には好きになれないキャラで、後に彼女が
出てくる作品はハッキリ言ってつまらないですが、この作
品だけは別です。


No.27 4点 蝶たちの迷宮
篠田秀幸
(2009/05/04 11:07登録)
この作品も僕が読むには難易度が高すぎたという事なの
でしょうか?
「読者が犯人」という論理は結局のところ理解できませ
んでした。普通の読み物として評価すればもう1~2点
プラスなのですが。


No.26 7点 高層の死角
森村誠一
(2009/05/04 11:04登録)
密室殺人の対する解答に新しいパタ-ンを考案したという
点では評価に値すると思います。


No.25 9点 りら荘事件
鮎川哲也
(2009/05/04 11:00登録)
探偵小説、犯人探しものの王道を行く名作です。ミステリ
好きの方なら是非読んで頂きたい作品です。
けど設定は時代がかっていて、若い方には違和感あるでし
ょうね。

(2015.7.5 追記)
最近再読。上の書評を書いた時点では、個人的には高評価なるも、
所詮本格のこだわりが強い読者が好むマニアックな作品・・・とい
う一般評だと思っていました。
他の方の以外な高評価に少々驚いています。でも個人的には嬉しい
です。例の東西ミステリでも、前回1986年のランキングより順位
を上げている数少ない作品ですしね。

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