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ミステリの祭典

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測量ボ-イさんの登録情報
平均点:6.27点 書評数:616件

プロフィール| 書評

No.576 4点 京都紅葉伝説殺人事件
木谷恭介
(2022/03/26 17:55登録)
いくつも殺人が起こる割に、収束があっけなく、伏線回収も不十分。
本格色もいまひとつで、やや不満あるかな。
採点は 5点(基礎点)-1点(このもの足りなさ)


No.575 5点 花嫁川柳殺人事件―「本陣殺人事件」(殺)
斎藤栄
(2022/02/23 11:05登録)
密室の謎と、その解決があります。
真相は一応納得ですが、これ可能かな?
量産作家の作品としては、それなりの内容ですが、「本陣殺人事件」と「黄色い部屋の謎」のネタバレを含みますので、未読の方はご注意を。


No.574 6点 本能寺消失
井沢元彦
(2022/02/11 08:09登録)
日本史最大の謎の一つである、本能寺の変に関する考察をした歴史ミステリ、というよりもSF小説ですね。これは
黒幕の正体は数ある説のひとつなので新味はありませんが、説得力はそれなりにあります。


No.573 7点 丹波家の殺人
折原一
(2022/01/22 16:17登録)
氏の作品と言えば、つい○○トリックと連想しますが、これは古式ゆかしい正統ミステリーですね。
この話しがもし閉鎖的な村なら、これはもう横溝の世界、十分楽しめました。
従い、採点も甘めで。

(少しネタバレ)
密室殺人めいたのが3つあります。
最初のトリックは僕には既視感がなく、かなり斬新。
2つめのは、雪の足跡トリック。海外の古典名作である、
○い○○の殺人に少し似てる?


No.572 7点 目撃者 死角と錯覚の谷間
中町信
(2022/01/02 09:13登録)
謎の設定とスト-リ-展開が絶妙で、楽しく読めました。
そんなに著名な作家ではありませんが、どれも粒よりで、
他の作品にも手を出してみたいですね。
採点は8点(基礎点)-1点(密室・ダイイングメッセ-ジがいま一つ)

<ここからネタばれ>
プロローグで読んだ違和感をそのまま信じれば良かった・・・
推理を捻り過ぎて、真犯人の指摘に失敗 笑


No.571 6点 笑わない数学者
森博嗣
(2021/12/11 16:39登録)
オリオン像消失の謎が解ければ犯人もわかる・・・の理論は納得。
現場の見取り図は一応あるのですが、相変わらず説明がわかりにくい
ですねえ(泣)
最初はオリオン像の位置すらよくわかりませんでした 苦笑
なぜ図中に書かないんだろう?

採点は 7点(基礎点)-1点(相変わらず説明がわかりにくい)


No.570 6点 熱海・黒百合伝説の殺人
深谷忠記
(2021/11/13 10:49登録)
(若干ネタバレ)

犯人の意外性もあまりなく、トリックも新味はないですが、複数の
トリックをうまく組み合わせて何とか形にはしていますね。
総合的には水準作ではあります。


No.569 4点 津軽、殺人 じょんがら節
辻真先
(2021/11/06 13:21登録)
プロット、トリック、スト-リ-とも特筆するところがなくて、
う-ん、いまひとつかな。


No.568 6点 急行エトロフ殺人事件
辻真先
(2021/09/20 15:13登録)
SF的要素もあるユニ-クな作品で。楽しく読めました。
オチは何だか西村京太郎氏が使いそう。

採点は7点(基礎点)-1点(意外と読みずらい箇所もあったので)


No.567 4点 愛の摩周湖殺人事件
山村美紗
(2021/08/11 16:10登録)
最後の解決が尻すぼみ。
僕がこの作品の作者なら、違う結末にしたかも。
まあ量産作家なので、こんなものなのかな?


No.566 5点 札幌駅殺人事件
西村京太郎
(2021/07/26 21:01登録)
おなじみのトラベルミステリー。
サスペンス性はまずまずも、真相の深みがややもの足りないか?
本作品、既にどなたかが書評しているだろうと思って、図書館で
手に取りましたが、未登録なんですね。やや意外。


No.565 6点 検事の本懐
柚月裕子
(2021/07/20 20:47登録)
本来なら起訴が難しいであろう案件を、主役の検事が独自に真相を
暴く(あるいは起訴に持ち込む)、そんな短編集です。
内容は水準ですが、この骨太な作品を女性の作家が書いた、という
意外性が一番印象に残ります。

採点は5点(基礎点)+1点(この意外性を好感)


No.564 5点 花の鎖
湊かなえ
(2021/06/26 13:24登録)
ミステリ的なオチもきちんとありますし、水準以上に作品ではあります。
ただ内容的には、女性向きの作品でしょうか。
女性が読むと、もっといろいろ共感できそう。

(ここからネタばれ)
3人の女性が登場し、その関係が最後に明かされます。
登場人物が多いので、人物表がないのが不満だったのですが、なるほど
この真相だから、あえて書かなかった?


No.563 4点 阿蘇黒川温泉殺人事件
梓林太郎
(2021/06/05 09:45登録)
真相・犯人の意外性がないし、動機もいまひとつ「?」なところが。
総合的にはやや物足りなさがあります。


No.562 4点 ボトルネック
米澤穂信
(2021/05/22 09:42登録)
これは何だかSF小説のようですね。
あるいは金沢ご当地ミステリ-?
内容は盛り上がりに欠けて、いまひとつでしょうか。


No.561 7点 ブルーローズは眠らない
市川憂人
(2021/05/03 18:05登録)
本格度が高く、読後満足感が高い作品。
伏線がうまく回収できているのも良いですね。

不満点を挙げれば、
・登場人物一覧がない(構成上、あえてそうした?)
・事実の時系列表のようなものがない
以上がないので、話し内容をつかみにくかったです。

採点は8点(基礎点)-1点(このわかりにくさ)


No.560 5点 高原のフーダニット
有栖川有栖
(2021/04/18 13:26登録)
表題作より、「オノコロ島・・」の方が印象に残りました。
既視感があまりないトリックです。


No.559 5点 死者はよみがえる
ジョン・ディクスン・カー
(2021/03/28 12:30登録)
巨匠カ-の作品を久々に拝読。
この作品、世間ではバカミスの位置づけにされてますね。
もし小生がミステリを読み始めて間もない時期なら、「
なんだこれは!」を本を投げているかも。
しかし、ミステリの関するいろんな経験をして、カ-と
いう作家がどういう人なのかを知ってこの作品を読めば
・・・まあこれもありかな 笑

新訳版で読みましたが、やっぱり読みづらいかな?


No.558 4点 先生、大事なものが盗まれました
北山猛邦
(2021/03/07 12:13登録)
アイデアは買いますが、内容はやや退屈。


No.557 5点 京都 紅葉寺の殺人
柏木圭一郎
(2021/02/20 13:39登録)
この作者は、初めてです(多分)
作風はU田氏、いや、Y村氏風かな?
なんとなくは楽しめましたが、真相やトリックに捻りがたりないか?
真犯人たまにしか当たらないこの小生が、序盤で犯人の目星がつき、
中盤過ぎのヒントで確信に至ったので・・・
まあ小生の場合、「犯人がすぐ分かった」=「低評価」する人間では
ないので、それはまあ良いのですが。

採点は4点or5点ですが、読みやすかったので後者で。

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