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ミステリの祭典

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阿弥陀ヶ滝の雪密室
ふたり探偵シリーズ

作家 黒田研二
出版日2003年05月
平均点5.25点
書評数4人

No.4 6点 測量ボ-イ
(2022/09/10 10:09登録)
この作者の作品を初めて拝読。
謎の設定は密室、アリバイ、ダイイングメッセージと盛りだくさんで、
話しにはすんなり入れます。
けど真相は若干う-ん、ですかね。

密室は海外某古典の亜流ですし、犯人の意外性はあってもリアリティ
がちょっと、という感じです。
海外古典の○の○○ではあるまいし、○○にここまでできるか?
これは多くの人が疑問に思うでしょう。
苦言も言いましたが、構成的には魅力ある作品です。

採点は 5点(基礎点)+1点(魅力ある構成に)

No.3 5点 蟷螂の斧
(2014/09/23 13:59登録)
読みやすいし展開も早いので楽しめました。しかし、評価としては、リアリティ(主に動機面)を考慮するとこの点数になってしまいますね。奇しくもエピローグで「・・・だなんて、リアリティーなさすぎるよね?・・・」と言っています。作者もわかって書いているのかも?(笑)。

No.2 6点 メルカトル
(2013/11/11 22:13登録)
再読です。
切断された死体が移動する謎、幼児連続誘拐事件の謎、雪密室の謎と中身が盛りだくさんで大丈夫かと心配したが、思った以上にスッキリと解決してなかなかの満足感。
特に「J」の正体を告げられた時は唖然としたが、謎が解明されるにつれてなるほどと思わず唸らされる真相であった。
切断された死体の謎はやや無理があるが、それでも面白いと個人的には思った。意表を突く感じで、イマジネーションを掻き立てられるような、それでいて絵になるような、不思議な感覚とでも言おうか。
タイトルにもなっている雪の密室は、残念ながら前例があるため、これはあまり評価できない。
なのでこの点数にとどまった、心情的にはもう少し上なんだけど。

No.1 4点 yoneppi
(2012/07/04 22:08登録)
1年前に読んだ「ふたり探偵」第2弾。小技トリックも犯人設定もイマイチ。この特殊状況をもっと生かすか、もっとバカミスかのどちらかを期待したいのに。

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