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ミステリの祭典

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測量ボ-イさんの登録情報
平均点:6.25点 書評数:624件

プロフィール| 書評

No.104 8点 火刑都市
島田荘司
(2009/05/27 19:42登録)
(少しネタばれ有)
島田氏初期の作品群では社会派っぽい作品ですが、本格物と
しても十分通用する仕上がりです。
あと主人公の女性に何となく感情移入できる部分(何となく
ですけど)もあって高得点をつけました。
あと東京、というか江戸の地理の勉強(?)にもなりました。
放火された箇所の必然性って、そういうことだったのですね。


No.103 6点 ミステリー列車が消えた
西村京太郎
(2009/05/24 10:01登録)
西村氏の作品の中ではまあ読み応えあった部類だと思います
よ。でも採点するとこの点数ですけど。


No.102 6点 絃の聖域
栗本薫
(2009/05/24 09:58登録)
20年以上前に読んだ作品。小説として読めばまあ面白かった
ですが、ミステリとしてはもうひとつですかね。記憶が少し
曖昧ですが、トリックそのものよりも犯人の動機や心情描写
にウエイトがおかれていたと思います。
どちらかといえば量産作家系の氏だけに、書く作品もこんな
ものかと当時思った次第です。


No.101 5点 ペルシャ猫の謎
有栖川有栖
(2009/05/24 09:52登録)
表題作「ペルシャ猫の謎」のメイントリック、まあ微妙で
すね。短編ならこれはこれでアリかとも受け取れますが、
長編(しかも1000枚以上の大長編)を支えるメイントリッ
クがこれだったら、本投げつけてるでしょう(笑)。
皆さんの評価も決して良くないですが、いた仕方ないと思
います。


No.100 9点 赤い密室 名探偵星影龍三全集(1)
鮎川哲也
(2009/05/24 09:47登録)
「赤い密室」短編ですが、これは凄い作品です。
僕が今まで読んだ密室トリック作品のベストと言っても
過言ではない出来だと思います。密室好きの方は必読の
作品。


No.99 7点 死者が飲む水
島田荘司
(2009/05/24 09:44登録)
島田氏初期の作品。まだ3作めくらいでしょうか?
内容自体は「占星術」や「斜め屋敷」と比べると地味で平凡
ですが、僕好みの話しの展開(元々トラベルもの好き)です
し、牛越刑事も何となく好感もてるキャラなので、7点評価
です。


No.98 7点 悪魔の手毬唄
横溝正史
(2009/05/23 18:50登録)
童謡の見立て殺人は前例ありますが、これはこれで良かった
です。でも「獄門島」や「本陣殺人事件」に比べると横溝氏
特有のアクの強さが薄いような気がして、氏のファンならも
の足りなく感じるかも知れませんね。


No.97 5点 思い通りにエンドマーク
斎藤肇
(2009/05/23 18:48登録)
著者のデビュ-作で力作だとは思いますが、トリックも
ありきたりで、登場人物のキャラ立ちもあまり印象に残
らなかった感じでした。


No.96 7点 白い兎が逃げる
有栖川有栖
(2009/05/23 18:45登録)
この短編集はなかなか粒よりの、水準以上のレベルだと
思います。
個人的には表題作よりも、「不在の証明」の方が好みで
しょうか。


No.95 6点 死者を笞打て
鮎川哲也
(2009/05/23 18:43登録)
出版当時(1960年代)の著名作家をもじった名前が
出現する、凝った趣向の作品。
内容は平凡な部類ですが、これはこれで楽しめまし
た。


No.94 5点 夜は千の鈴を鳴らす
島田荘司
(2009/05/23 18:41登録)
島田氏の作品の中では凡作の部類でしょう。
メイントリックが昔の名作に酷似しているという問題点
はそんなに気になりませんでした。


No.93 7点 伯林-一八八八年
海渡英祐
(2009/05/23 09:43登録)
作家森鴎外(林太郎)がドイツ留学時代に扱った事件という
設定。彼が探偵役を務めます。
ただこういう趣向が、当時はいくら珍しくとも今見ると何で
もないので、そういう意味では少し損(評価を低めに見られ
てしまう)な気がします。
けれども作品で扱われる密室トリックはなかなかのものと、
僕自身は評価しています。若い人では知る人が少かろう、古
典的名作。


No.92 7点 薔薇の女
笠井潔
(2009/05/23 09:39登録)
「矢吹駆」3部作の中では一番オ-ソドックスな印象。
両性具人形の話しは気味悪いですけど(そんな趣味ない
です)。
謎解きのタネあかしも3部作の中では一番判りやすかっ
たです。


No.91 7点 マレー鉄道の謎
有栖川有栖
(2009/05/23 09:35登録)
有栖川氏の作品としてはまあ水準レベル。密室トリックにも
挑んでいて、悪くないですけどね。でも解決偏では文章だけ
の説明なので、少し判りにくい部分もあります。
作中、聞き取れない英語「×××××」に事件の謎を解く鍵
があるのかなと思ったのですが、考えすぎだったようですね。


No.90 8点 ペトロフ事件
鮎川哲也
(2009/05/23 09:29登録)
時刻表トリック自体は平凡ながらも、それを考える(推理
する)過程が楽しめる作品。例のごとく、時刻表嫌いの方
には勧められませんが。
内容自体は7点レベルも、舞台となる大連(ロシア風町並
みである中国の都市)の異国情緒が鮮やかに書かれている
ので+1点とします。


No.89 6点 灰の迷宮
島田荘司
(2009/05/23 09:26登録)
これも平凡な印象、「Yの構図」や「夜の鈴は・・」より
少しいいかな?という程度です。


No.88 8点 名探偵篇「十三角関係」
山田風太郎
(2009/05/22 21:47登録)
忍者ものが本業(?)である山田氏が書いた数少ない本格
推理。あまり知られていないと思いますが、隠れた名作だ
と思います。
読んだのは5年程前ですけど、作品自体はもう20年以上前
です。いつか再読したいけど、本が手に入らない・・・


No.87 7点 死体を買う男
歌野晶午
(2009/05/22 21:44登録)
そこそこ楽しめました。ただ作中作という趣向は前例も多く、
あまり新味を感じませんでした。
歌野氏はこの作品から、少し作風が変わってきた感じがしま
すね。
多くの方が指摘されるように、僕もこのタイトルの意味は判
らないです(笑)。


No.86 7点 スウェーデン館の謎
有栖川有栖
(2009/05/22 21:41登録)
オ-ソドックス、且つあくまで本格を貫いた作品。
話し内容、トリックともに楽しめました。
水準以上の作品なるも、突出した何かがないような
気がしますが、不満はないです。


No.85 9点 偽りの墳墓
鮎川哲也
(2009/05/22 21:36登録)
(ネタばれ有!)

鮎川氏らしい手の込んだアリバイトリック。色の酷似した
2つの婦人服という小道具を巧みに用いています。
事件の謎解きに直接は関係ないですが、捜査の過程でらい
病(ハンセン氏病)が絡み、時代を感じさせます。
私見ですが、鮎川作品の中でも屈指の名作です。

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