測量ボ-イさんの登録情報 | |
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平均点:6.25点 | 書評数:624件 |
No.424 | 7点 | 喪服のランデヴー コーネル・ウールリッチ |
(2015/05/03 17:50登録) 後で冷静に考えると、結構単純な話しなんですけどね。 それでも読ませてしまうのが、ウ-ルリッチ(アイリッシュ) の筆力なんでしょうか。 |
No.423 | 6点 | 花の棺 山村美紗 |
(2015/04/10 18:48登録) 超有名作家でありながら未読であった氏の作品を拝読。 思ったようも本格色があり、密室の謎が解けるとそのまま犯人に たどり着く構成はなるほどと思いました。 動機は正直後付っぽいですが。 でもこの作品は初期のものなので、まだ本格ファンを納得させら れる体裁を保っていますが、後年量産された作品は、必然的に質 の劣化を招いているのでしょうね。 |
No.422 | 6点 | 神津恭介の復活 高木彬光 |
(2015/04/05 18:55登録) 冒頭より話に入りやすく、読みやすくてまずまず良かったですよ。 謎解き部分はありきたりですが、読後満足感はありました。 |
No.421 | 7点 | 自負のアリバイ 鮎川哲也 |
(2015/03/26 18:44登録) 佳作揃いの短編集です。 ベスト作品は私見ですが「離魂病患者」です。倒叙ものが多い鮎哲氏 短編の中では、これは立派な本格ものです。 「てんてこてん」も結末のひねりが良く佳作。偶然から犯罪が発覚して しまう、ちょっとマイナス要素(読者が推理できない)ものもありま すが、十分楽しめます。 |
No.420 | 7点 | 蝶を盗んだ女 鮎川哲也 |
(2015/03/26 18:41登録) 突出した作品はありませんが、どれも粒より。 敢えてベストを挙げるとすれば、「殺人コンサルタント」 ですかね。結末の意外性とサスペンス性があります。 |
No.419 | 5点 | まほろ市の殺人 冬 有栖川有栖 |
(2015/03/26 18:38登録) 確かに誉められる出来ではないですけど、僕には「中の下」 くらいにしか感じませんでした。 このサイトをはじめ皆さんの評価が辛かったので、期待値 のハ-ドルを下げたせいかも知れません。 このシリ-ズ、全般的に評判が良くないですが、枚数制限 のせいですかねえ。中編でも良い作品はあると思いますが。 |
No.418 | 6点 | 裸で転がる 鮎川哲也 |
(2015/03/21 09:40登録) いやあこれは懐かしい。この短編集も何度読み返したことか・・・ 出来そのものは他の短編集よりやや落ち感がありますが、これは これで楽しめます。 「女優の鼻」なんかは動機の意外性があります。 あと「笹島局・・・」は、あまり出来の良い作品ではありません が、後年ある長編で見事にこのトリックを応用しているのも見も のです(鮎川ファンなら、どの作品か直ぐピンと来る筈)。 |
No.417 | 7点 | 法月綸太郎の冒険 法月綸太郎 |
(2015/03/21 09:36登録) 合計7編による短編集ですが、どれも粒ぞろいで、外れなしの お勧め品。 他の方の意見にもありますが、氏の作品はどちらかというと長編 より短編の方が好感持てる作品が多い気がします。 あといらぬツッコミですが、冒頭の「死刑囚パズル」は短編とい うより、中篇に近いボリュ-ムでは? |
No.416 | 6点 | 加賀埋蔵金伝説殺人秋景 高梨耕一郎 |
(2015/02/14 09:40登録) この作家の作品を読んだのは2作め。出来栄えは前のより やや落ちかな?でも水準レベルではあります。 |
No.415 | 8点 | 黒白の囮 高木彬光 |
(2015/01/31 09:18登録) 神津恭介ものでないので、さして期待せずに読みましたが、 想像以上に良かったです。 書かれた時代は社会派全盛時だっただけに、「読者への挑戦」 付きは貴重でしょう。 氏の作風から、犯人はこのあたりでは・・・と推理しました が、外れでした(苦笑)。 (解決編を読んで、「う-ん、そう来るか」という感じ) でも、十分楽しめました。 |
No.414 | 7点 | 京都半木の道 桜雲の殺意 高梨耕一郎 |
(2015/01/10 14:25登録) 初めて読んだ作家でしたが、まずまずでした。 思わぬところにネタふりがしてあって、伏線回収の妙 を楽しめます。 |
No.413 | 6点 | 横須賀線殺人事件 津村秀介 |
(2014/12/20 13:31登録) (ネタバレ気味です) 小粒ですが、よくまとまっています。 アリバイものが好きな方にはお勧めできるでしょう。 横須賀線でのトリックは、鮎川氏よりも、西村京太郎氏が 使いそうなトリックですね。 北海道での第二の殺人は、殺人現場(北広島市)とアリバイ 場所(博多)がいずれも空港から意外と近いというところを 活かしたもの。この辺の土地勘ある人には推理しやすそう。 |
No.412 | 4点 | 小泉八雲殺人風土記 辻真先 |
(2014/12/14 08:21登録) タッチが軽い割りに話しに入っていきにくい。 題材はわりと好みなだけに、残念。 |
No.411 | 6点 | 札幌・鈴蘭伝説の殺人 深谷忠記 |
(2014/11/26 19:12登録) 結末(真相)にやや意外性が用意されていました。 内容はまずまずですが、このシリ-ズの読者にとっては、 壮と美緒の活躍度が少ないのでやや不満か。 |
No.410 | 7点 | 高校入試 湊かなえ |
(2014/11/13 22:06登録) 内容的にやや社会派色が強いですが、水準以上の作品。 「告白」よりかは良かったです。 ただ舞台になった高校は同窓生の結束が強すぎて、門外漢 からはきっと違和感かんじるでしょうねえ・・ |
No.409 | 4点 | 長崎オランダ坂殺人事件 木谷恭介 |
(2014/11/13 22:03登録) 一応トラベルミステリになるのでしょうが、何というか、鮎川氏 の作品に比べると内容に深みがない。 展開・結末ともありきたりな感じがしました。 |
No.408 | 5点 | ひまわり時計の殺人 和久峻三 |
(2014/11/05 20:53登録) 展開や結末に意外性がすくなく、平凡な印象。 |
No.407 | 5点 | ホッグ連続殺人 ウィリアム・L・デアンドリア |
(2014/10/31 22:15登録) 海外ミステリのオ-ルタイムズベストの常連というべき、固定的 支持を得ている作品ですが、やや物足りないか。 メイントリックに新味があるようでないのがその原因ですかね。 この作品ももう30年以上前に書かれた作品ですが、当時でさえ こういう本格風の作品はもう海外では少なくなっていたようで、 今となっては貴重な作品という評価はできます。 |
No.406 | 7点 | 一、二、三-死 高木彬光 |
(2014/10/19 18:13登録) 本格色が強く、満足のいく作品。 結末は犯人の意外性というより、動機の意外性ですかね。 本作品で探偵役を務める「墨野ろう人」は海外某作家の安楽椅子 探偵の名前から来ていると思いますが、ユニ-クです。 |
No.405 | 7点 | 竜王氏の不吉な旅 三番館の全事件(1) 鮎川哲也 |
(2014/10/03 22:09登録) 鮎川御大の短編集を久々に読みました。 どれも楽しめる粒よりの作品ですが、この短編集では倒叙もの が以外に少ないですね。 突出した作品はないので、ベスト選びに迷いますが、表題作あ たりはアリバイものとして秀逸だと思います。 |