測量ボ-イさんの登録情報 | |
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平均点:6.25点 | 書評数:631件 |
No.431 | 5点 | 絶海ジェイル Kの悲劇’94 古野まほろ |
(2015/07/15 17:42登録) う-ん、これはどう書評すれば良いのだろう。 一口で言うと、あまりリアリティに拘らないこの僕の目線 からも、リアリティに欠ける印象です。 (トリックのみならず、話し設定も含めて) 採点のイメ-ジですが、 6点(基礎点) -2点(トリックに無理があり、リアリティ無さすぎ) +1点(読者への挑戦への好感) こんな感じです。 |
No.430 | 8点 | ミステリイ・カクテル(推理小説トリックのすべて) 事典・ガイド |
(2015/07/06 21:19登録) この僕がおそらくはじめて読んだであろうガイド集。 推理小説にこういうトリックがあるのだという事で、当時は 大変参考になりました。 但し本の性格上、ネタばれせざるを得ない箇所もあるので、 これから読まれる方はそこを注意して下さい。 採点は思い入れも含めての点数で。 |
No.429 | 5点 | 霧多布殺人湿原 梓林太郎 |
(2015/06/13 13:56登録) 旅情ミステリは基本好きなんですけど、この作品は いまひとつインパクトに欠けた印象。 登場頻度が多い割に、あまり要らなさそうな人物も いましたしね。 僕も一度しか行ったことのない、あの道東の冷涼と した雰囲気をもっと書き込んで欲しかったです。 |
No.428 | 5点 | テロリストのパラソル 藤原伊織 |
(2015/06/08 21:16登録) 東西ミステリにもランキングされている有名作品。 ただ読んだ個人的感想は微妙でしょうか。 その理由は、本格ものでないとかそういう理由ではなくて、 この事件の犯人の動機が理解できない・・・ あの時代(全共闘時代)に青春を過ごした人なら理解でき るのかな? ちょっとモヤモヤが残る読後感です。 |
No.427 | 5点 | 崇徳伝説殺人事件 内田康夫 |
(2015/05/27 19:47登録) 氏の作品を読むのは多分はじめてです。 題名からみて、崇徳上皇の怨霊に関するあらたな解釈等が 盛り込まれた歴史ミステリかと思いきや、そういう側面は 以外に薄く、ややもの足りないか。 |
No.426 | 5点 | 白ゆき姫殺人事件 湊かなえ |
(2015/05/18 20:08登録) 関係者の証言でつづられる、氏お得意の展開。しかし、これいかにも映像化 向きの作品ですね(実際映画化されている)。 ミステリとしては、犯人を推定できる伏線に乏しく、「告白」や「高校入試」 よりかは低めの評価。 (余談) 巻末に膨大な関係資料ありますが、これ読まないといけないのですかね。 これを全部読んでも、この中に重大な伏線はないだろうと勝手に判断(?) し、殆ど読んでいません。 SNSをやらないこの僕にとっては、これを全部読めというのはキツイもの があります(苦笑)。 |
No.425 | 6点 | 「野菊の墓」殺人事件 日下圭介 |
(2015/05/10 17:17登録) 謎解き面では傑出したものはありませんでしたが、著名作 「野菊の墓」のゴ-ストライタ-説を追う話しの展開で、 そちらも含めて、結構楽しめました。 氏の作品は初めて読みましたが、乱歩賞受賞作家なんです ね。敬意を表して他の作品も読んでみましょう。 |
No.424 | 7点 | 喪服のランデヴー コーネル・ウールリッチ |
(2015/05/03 17:50登録) 後で冷静に考えると、結構単純な話しなんですけどね。 それでも読ませてしまうのが、ウ-ルリッチ(アイリッシュ) の筆力なんでしょうか。 |
No.423 | 6点 | 花の棺 山村美紗 |
(2015/04/10 18:48登録) 超有名作家でありながら未読であった氏の作品を拝読。 思ったようも本格色があり、密室の謎が解けるとそのまま犯人に たどり着く構成はなるほどと思いました。 動機は正直後付っぽいですが。 でもこの作品は初期のものなので、まだ本格ファンを納得させら れる体裁を保っていますが、後年量産された作品は、必然的に質 の劣化を招いているのでしょうね。 |
No.422 | 6点 | 神津恭介の復活 高木彬光 |
(2015/04/05 18:55登録) 冒頭より話に入りやすく、読みやすくてまずまず良かったですよ。 謎解き部分はありきたりですが、読後満足感はありました。 |
No.421 | 7点 | 自負のアリバイ 鮎川哲也 |
(2015/03/26 18:44登録) 佳作揃いの短編集です。 ベスト作品は私見ですが「離魂病患者」です。倒叙ものが多い鮎哲氏 短編の中では、これは立派な本格ものです。 「てんてこてん」も結末のひねりが良く佳作。偶然から犯罪が発覚して しまう、ちょっとマイナス要素(読者が推理できない)ものもありま すが、十分楽しめます。 |
No.420 | 7点 | 蝶を盗んだ女 鮎川哲也 |
(2015/03/26 18:41登録) 突出した作品はありませんが、どれも粒より。 敢えてベストを挙げるとすれば、「殺人コンサルタント」 ですかね。結末の意外性とサスペンス性があります。 |
No.419 | 5点 | まほろ市の殺人 冬 有栖川有栖 |
(2015/03/26 18:38登録) 確かに誉められる出来ではないですけど、僕には「中の下」 くらいにしか感じませんでした。 このサイトをはじめ皆さんの評価が辛かったので、期待値 のハ-ドルを下げたせいかも知れません。 このシリ-ズ、全般的に評判が良くないですが、枚数制限 のせいですかねえ。中編でも良い作品はあると思いますが。 |
No.418 | 6点 | 裸で転がる 鮎川哲也 |
(2015/03/21 09:40登録) いやあこれは懐かしい。この短編集も何度読み返したことか・・・ 出来そのものは他の短編集よりやや落ち感がありますが、これは これで楽しめます。 「女優の鼻」なんかは動機の意外性があります。 あと「笹島局・・・」は、あまり出来の良い作品ではありません が、後年ある長編で見事にこのトリックを応用しているのも見も のです(鮎川ファンなら、どの作品か直ぐピンと来る筈)。 |
No.417 | 7点 | 法月綸太郎の冒険 法月綸太郎 |
(2015/03/21 09:36登録) 合計7編による短編集ですが、どれも粒ぞろいで、外れなしの お勧め品。 他の方の意見にもありますが、氏の作品はどちらかというと長編 より短編の方が好感持てる作品が多い気がします。 あといらぬツッコミですが、冒頭の「死刑囚パズル」は短編とい うより、中篇に近いボリュ-ムでは? |
No.416 | 6点 | 加賀埋蔵金伝説殺人秋景 高梨耕一郎 |
(2015/02/14 09:40登録) この作家の作品を読んだのは2作め。出来栄えは前のより やや落ちかな?でも水準レベルではあります。 |
No.415 | 8点 | 黒白の囮 高木彬光 |
(2015/01/31 09:18登録) 神津恭介ものでないので、さして期待せずに読みましたが、 想像以上に良かったです。 書かれた時代は社会派全盛時だっただけに、「読者への挑戦」 付きは貴重でしょう。 氏の作風から、犯人はこのあたりでは・・・と推理しました が、外れでした(苦笑)。 (解決編を読んで、「う-ん、そう来るか」という感じ) でも、十分楽しめました。 |
No.414 | 7点 | 京都半木の道 桜雲の殺意 高梨耕一郎 |
(2015/01/10 14:25登録) 初めて読んだ作家でしたが、まずまずでした。 思わぬところにネタふりがしてあって、伏線回収の妙 を楽しめます。 |
No.413 | 6点 | 横須賀線殺人事件 津村秀介 |
(2014/12/20 13:31登録) (ネタバレ気味です) 小粒ですが、よくまとまっています。 アリバイものが好きな方にはお勧めできるでしょう。 横須賀線でのトリックは、鮎川氏よりも、西村京太郎氏が 使いそうなトリックですね。 北海道での第二の殺人は、殺人現場(北広島市)とアリバイ 場所(博多)がいずれも空港から意外と近いというところを 活かしたもの。この辺の土地勘ある人には推理しやすそう。 |
No.412 | 4点 | 小泉八雲殺人風土記 辻真先 |
(2014/12/14 08:21登録) タッチが軽い割りに話しに入っていきにくい。 題材はわりと好みなだけに、残念。 |