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ミステリの祭典

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白い風さんの登録情報
平均点:6.24点 書評数:432件

プロフィール| 書評

No.332 6点 掌の中の小鳥
加納朋子
(2013/08/28 21:13登録)
加納さんのお得意の日常ミステリーですね。
それに大人の恋愛が加わって小説としても楽しめました。
大きな事件などは起きないけど、推理自体はキレがありミステリファンの納得できると思う。


No.331 7点 はるひのの、はる
加納朋子
(2013/08/16 23:16登録)
ささらシリーズの最終刊ですね。
ささらさらでは赤ん坊だった、ヒロユキが園児・小学生・中学生・・・と成長する姿が一番いいですね。
ただ、逆にささらさらでの出てきたメンバーがあんまり登場しなかったのは残念な気がしないでもなかったけどね。
相変わらず幽霊が出てきて不思議な世界だけど、すべてがつながっていって後味もすっきりしていて大いに楽しめました。


No.330 6点 怪物
福田和代
(2013/08/11 23:27登録)
これもドラマを見て興味を持って手に取りました。
ドラマのラストがちょっと中途半端な気がして・・・。
でも原作もほぼドラマ通りでしたね。
死者の臭いを嗅ぎ取る刑事など、ちょっと特殊な能力もでてきたけど、楽しめました。
この続きも読みたい気がするけど、多分出ないでしょうね。


No.329 5点 かのこちゃんとマドレーヌ夫人
万城目学
(2013/08/08 22:36登録)
小学1年生のかのこちゃんと猫のマドレーヌ夫人とその夫で老犬玄三郎のお話だね。
人と犬の言葉が分かるマドレーヌ夫人が中心に語られるなど”万城目ワールド”もあり、猫好きには好評かもね。
ただ、人間の主人公が小学1年生なので、やっぱり全体としては子ども向け小説の域を出ないと思う。


No.328 5点 てるてるあした
加納朋子
(2013/08/01 22:40登録)
「ささらさや」の続編(姉妹編)ですね。
不思議な町佐佐良に親の夜逃げのために高校進学を諦めた照代。
最初はやっぱり、可哀相で辛かった。
でも、徐々にいろんな謎が解き明かされ温かい気持ちにもなれましたね。


No.327 5点 名もなき毒
宮部みゆき
(2013/07/28 00:02登録)
「誰か」の続編の杉村三郎シリーズですね。
続編だけに人間関係は把握し易かったけど、原田いずみの存在はどうなのかな。
きっと色んな”毒”を表現したかったと思うけど、メインと思う連続無差別毒殺事件の印象が薄れちゃった気がする。
ちょっと詰め込み過ぎた気がするんだよね。
杉村家族もギクシャクして私には後味が悪かったです。


No.326 6点 ささらさや
加納朋子
(2013/07/24 22:05登録)
以前深夜でドラマを見ていたので内容は知ってました。
不思議な町佐佐良で起こる、ちょっとハートフルな短編集ですね。
シングルマザーになったサヤの周りで起きるちょっとした出来事なんだけど、加納作品のキャラはやっぱり温かいよね。
読後、ほっこり出来るのもいいね。


No.325 6点 誰か Somebody
宮部みゆき
(2013/07/20 23:17登録)
一件の自転車轢き逃げ事件から、様々な人間模様が浮き出てきます。
ラストはミステリーファンなら、大体想像は付くと思うけど、楽しめました。
宮部さんの作品は好人物が多いけど、今回は主人公杉村三郎の家族と依頼者梶田姉妹の対比がいいですね。
家族・幸せの意味も感じさせられました。


No.324 6点 ドルチェ
誉田哲也
(2013/07/15 23:04登録)
「ドンナビアンカ」と読む順が逆になりましたが、違和感なく読めました。
今まで沢山の刑事ミステリーと読みましたが、一番加害者に優しい刑事さんでしたね。
個人的には長編「ドンナビアンカ」の方が楽しめましたが、姫川シリーズのように続くといいですね。


No.323 5点 くらのかみ
小野不由美
(2013/07/12 22:08登録)
ミステリーランド第一回発刊の3冊のうちの1冊ですね。
くらのかみ(座敷童子)も出てきて、不思議な世界でしたが、ミステリーとしてはレベル高かった気がします。
もしかして子ども向けにはちょっとレベル高過ぎだったかも?
と思っているのは私だけで、イマドキの子どもにはこれ位のレベルがいいのかな?(笑)


No.322 8点 永遠の0
百田尚樹
(2013/07/07 22:16登録)
初めて百田さんの作品を手に取りましたが、人気なのも分かります。
特攻隊で亡くなった祖父のことを孫の姉弟が当時のことを知る元戦友を訪ねる形で進んでいきますね。
特攻=テロと云う新聞記者も現れ、かなり今までのイメージが違う戦争感が味わえました。
当時のことを知っている年配の方より、戦争を知らない若い方に読んで貰いたい作品ですね。
ミステリー度はあんまり高くはなかったけど、内容が素晴らしかったので8点を付けました。


No.321 7点 感染遊戯
誉田哲也
(2013/06/20 22:35登録)
姫川シリーズのスピンオフ的な作品ですね。
ガンテツこと勝俣・姫川班の若手刑事・葉山・「過ぎた正義」に登場した元刑事・倉田がメインに短編が上手くつながっていて楽しめました。
これもドラマを先に見ちゃったけど、ドラマとは違った内容も多く含んであったので充分楽しめました。


No.320 7点 ドンナ ビアンカ
誉田哲也
(2013/06/16 22:14登録)
最近よく見かける警察側と誘拐側の並行進行型ストーリーだったけど、意図的に一方が時間差なのも楽しめました。
登場人物が少ないから、犯人を含め大体のストーリーは読めちゃったけどね。
同じ女性刑事ですが、姫川玲子シリーズとは違った魅力がありますね。


No.319 4点 綾辻行人殺人事件 主たちの館
天祢涼
(2013/06/11 23:23登録)
2012年の夏に行われた「ミステリーナイト」を書籍化したものですね。
当たり前だけど、イベントの方が楽しめそう(笑)
小説としてはちょっと分かり難いですね。
半分はインタビューや対談が書かれているのでそちらの方が楽しめました。


No.318 7点 夢幻花
東野圭吾
(2013/06/05 22:35登録)
読後、最初の感想は「やっぱり、上手いな~」だった。
最初にバラバラに巻かれた布石が最後には上手くつながっていくからね。
エピローグを”負の遺産”で結ぶのも面白かった。


No.317 6点 幻坂
有栖川有栖
(2013/05/29 22:49登録)
大阪にあるそれぞれの坂にまつわる9編の短編集ですね。
鎌倉・江戸時代の物から現代の大阪を扱った物まで多彩でしたね。
松尾芭蕉の最期を扱った「枯野」が面白かった。


No.316 6点 ソロモンの偽証
宮部みゆき
(2013/05/23 00:12登録)
3冊のメッチャ長編だったけど、楽しめました。
でも、正直な感想はこの量の半分でもヨカッタかも?です。
ただ、この量でも全く飽きなかったのも事実です。
学校で起こった投身遺体、事故?自殺?イジメによる殺人?
大きな事件じゃないけど、終始ワクワクしながら読めました。
やっぱり、宮部さんの登場人物のキャラは魅力的なの一番ですね。


No.315 7点 桜ほうさら
宮部みゆき
(2013/05/10 20:45登録)
宮部さんのまた新しい江戸物ですね。
やっぱりキャラが素晴らしいですね。
男はちょっとだらしなく、女性は強いですね(笑)
ラストも心地いいし、続編も出して欲しいね。


No.314 5点 母性
湊かなえ
(2013/05/07 22:49登録)
母親と娘の正に”母性”愛がテーマでしたね。
湊さん特有の現在の事件と過去を振り返る手記の手法ももう完全慣れました。
それ故、中盤で大まかな結末は見えてきましたけどね(笑)
ただ今回も登場人物には感情移入は無かったな~。
まっ、それが湊作品なのかな?(笑)


No.313 7点 ビブリア古書堂の事件手帖4
三上延
(2013/04/10 19:54登録)
4作目にして初の長編でした。
江戸川乱歩を扱っていたので、+α楽しめた気がします。
『二銭銅貨』等沢山作品が出てきたのもミステリファンにとっては嬉しいね。
また、登場人物の人間関係がかなり詳しくなりましたね。
今後その人間関係がどのようになるかも楽しみです。

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