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ミステリの祭典

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ドルチェ
魚住久江シリーズ

作家 誉田哲也
出版日2011年10月
平均点6.00点
書評数2人

No.2 6点
(2019/06/10 09:31登録)
所轄勤務のベテラン女性刑事、魚住久江シリーズ。
主人公の魚住は、姫川シリーズの姫川玲子ほど個性的ではないし派手さもない。発生する事件にも強烈さはなく、殺人は一切ない。
魚住はいつも容疑者側に立って、容疑者たちのちょっとした秘密を探るところが全編に通じる特徴。
全体的にたよりなくあっさりはしているが、秘密を探っていく過程は十分に楽しめる。

この作家さん、本シリーズ、姫川シリーズ、ジウシリーズなど、女性刑事モノを得意としている。
誉田氏の他の作品の評でも書いたが、この著者は大衆受けするツボを心得ている。女性を主人公にするのも、そのあたりを考えてのことだろう。

No.1 6点 白い風
(2013/07/15 23:04登録)
「ドンナビアンカ」と読む順が逆になりましたが、違和感なく読めました。
今まで沢山の刑事ミステリーと読みましたが、一番加害者に優しい刑事さんでしたね。
個人的には長編「ドンナビアンカ」の方が楽しめましたが、姫川シリーズのように続くといいですね。

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