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ミステリの祭典

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白い風さんの登録情報
平均点:6.24点 書評数:432件

プロフィール| 書評

No.432 7点 嗤う淑女
中山七里
(2020/01/04 16:28登録)
中山作品は”どんでん返し”が売りの一つ。
でも、こんなどんでん返しがあるとは・・・。
個人的には悪い奴が野放しの展開は好きじゃないけどね。
同じダークヒロイン作品では東野さんの「白夜行」「幻夜」を思い出しました。
ヒロインが魅力的なのは確かですね。


No.431 8点 魔眼の匣の殺人
今村昌弘
(2020/01/04 16:21登録)
前作の「屍人荘の殺人」が凄過ぎたからね(笑)
それにしてもこの作者のチャレンジ精神は素晴らしいと思った。
今回は”何故、クローズドサークルで殺人を犯すのか?”
過去にもクローズドサークルの作品は沢山あったけどそこにスポットを当てた所は私は高評価ですね。
ただ、冒頭の手紙とラストの言葉・・・この作品はまだ起承転結の単なる”承”なの??
M機関と剣崎との因縁からこのシリーズはまだまだ続きそうですね。
第3巻も早期に発刊してほしいね。


No.430 7点 本と鍵の季節
米澤穂信
(2020/01/04 16:13登録)
高校生図書委員の二人が本にからんだ日常の謎を解決する6篇の短編集。
最初は松倉がシャーロックホームズで堀川がワトソン的な存在かと思った。
しかし、後半は堀川が松倉の過去を解く展開に・・・。
高校生の話だったけど、内容はちょっとビター味でしたね。


No.429 6点 愚者のエンドロール
米澤穂信
(2020/01/04 16:05登録)
古典部シリーズ第2弾。
前作「氷菓」も夏休み期間中だったからほとんど時間は経ってないんだね(笑)
映画の中だけど殺人があってちょっと日常の謎よりミステリーっぽかったね。
徐々に主人公のホータローに自覚が出てきたのかな?
今後が楽しみです。
ところで”古典部”の正式な活動って何??今回も説明が無かったね。


No.428 7点 氷菓
米澤穂信
(2020/01/04 16:00登録)
やっと古典部に手を付けました。
日常の謎の高校生活パターンですね。
キャラも個性的で今後の関係もどうなるか楽しみです。
なので評価はちょっと甘めの7点(笑)


No.427 7点 三鬼 三島屋変調百物語四之続
宮部みゆき
(2017/02/20 23:02登録)
三島屋シリーズ、題名を含む4編集。
私はラストの”おくらさま”がおちかの周りの人たちも絡む物語だったので一番楽しめました。
メインは怪しげな話だけど、やっぱりおちかの身近な人間模様もこのシリーズの面白さだからね。
宮部さんの歴史物にはハズレ無しだね(笑)


No.426 7点 恋のゴンドラ
東野圭吾
(2017/02/13 23:38登録)
スキー場での恋愛をテーマにした7編の連作短編集。
登場人物が同じなのがキャラが分かって読み易いけど、ちょっと出来過ぎ(偶然性)感はあったね。
ラストは”ゴンドラ リプレイ”がオチとしては面白いけど、桃実が可哀想・・・。


No.425 6点 ポイズンドーター・ホーリーマザー
湊かなえ
(2017/02/13 23:30登録)
6編の湊さんらしいイヤミスでしたね(笑)
母娘、姉妹、友人と身近にいる者だからこそ、お互いの心が見えなくなるだね。
とは言えどの話も勘違い・すれ違いが大き過ぎ!(笑)
まっ、だから事件になっちゃっているんだけどね。
個人的には「ベストフレンド」が良かったかな。
逆にラストの「ホーリーマザー」は部外者の理穂が何で弓香に逆ギレしているの??と思っちゃった。


No.424 6点 ヒポクラテスの憂鬱
中山七里
(2016/12/30 23:58登録)
短編集だったけど全ての作品にネットのカキコミ犯”コレクター”の影が・・・。
犯人はなんとなく想像は出来ましたね、動機までは分からないけど・・・。
一般死亡に対する司法解剖の低さがテーマに一つになってるけど、この話は海堂さんのAi提起で私自身はお腹イッパイ(笑)
真琴と古手川の二人を関係から続編はありそうですね。


No.423 7点 ヒポクラテスの誓い
中山七里
(2016/12/30 23:56登録)
続編「憂鬱」と読む順番が逆になったので、改めて真琴がこの法医学教室に来た理由などが分かりスッキリ!
また、キャシーなど他のメンバーのキャラがより鮮明になって尚スッキリ(笑)
これも一つ一つが短編と成立しているが全体でもっと大きな事件を含んでいて楽しめました。
ただ、犯人は兎も角、メインの事件そのものの影が分かり難い・・・。
書いてある情報だけでは事件の真相にたどり着くのは難しいと思うんだけど、小説的には大いに楽しめました。


No.422 5点 危険なビーナス
東野圭吾
(2016/12/01 23:26登録)
東野作品としてはビミョウだったかな?
元々の期待値が高いからね(笑)
”理系”関連情報で重厚さが出ているけど、主人公などが軽めのキャラだったのが残念!
題名などからもうちょっと艶っぽい話を期待していたんだけどね(笑)
もうそろそろシリーズ物新刊が読みたいですね。


No.421 5点 思い出のとき修理します
谷瑞恵
(2016/11/25 22:44登録)
5編の短編集。
それぞれが過去の思い出を振り返るのでホラーまではいかないけど、少し亡霊的なもの感じさせます。
それでいて日常の謎っぽいほっこりミステリーでしたね。
主人公の恋愛ももう一つの柱でした。
少し謎としては弱いけど続編も出ているみたいなのでもう少し読んでみます。
個人的には太一の存在が気になりますね(笑)


No.420 7点 切り裂きジャックの告白
中山七里
(2016/10/14 21:48登録)
内臓がごっそり切り取られている猟奇的殺人。
イギリスの”切り裂きジャック”を印象付ける題名でより猟奇性がプラス。
またサイドストーリーとして”臓器移植”の問題も組み込まれていて話は重みを増していたと思う。
中山さんお得意のラストのどんでん返しもそれなりに楽しめました。
シリーズ物らしいから犬養親子の今後も読んでみたいですね。


No.419 5点 アンマーとぼくら
有川浩
(2016/10/09 10:35登録)
前半があまりにも普通で、でも中盤で「あれ?これは?」と思い、ラストでは流石でしたね!
感情移入や共感こそはしなかったけど、有川作品らしい登場人物がみな優しいですね。
過去と現在が上手く入り混じった世界が楽しめました。
沖縄には行ったことが無いけど、これをガイドに訪れてみたいね。


No.418 7点 恩讐の鎮魂曲
中山七里
(2016/09/14 22:32登録)
前作「贖罪」「追憶」に比べれば驚きは少なかったかな?
今回は弁護士御子柴が今後どうなるんだろう?と不安も無かったしね(笑)
ただ、ラストにおまけのように付いていた倫子の手紙は次作以降の出番も期待できるので嬉しかったよ。
また事務員日下部も残ったので今後の彼女の扱いも気になりますね。


No.417 8点 追憶の夜想曲
中山七里
(2016/09/12 12:28登録)
弁護士御子柴シリーズ第二弾。
前作”贖罪の”に続いて大いに楽しめました。
真犯人は比較的想像の範囲だったけど、ラストはその想像の遥か上を越えてましたね。
前作を読み終わった後「御子柴はどうなるんだろう?」と思ったけどそれは今回も同じ。
もう第三弾も出ているみたいなので早速続けて読みたいですね。


No.416 8点 贖罪の奏鳴曲
中山七里
(2016/09/03 22:04登録)
中盤過去の少年院の話になっちゃって事件から遠ざかった感はあったけど、ラストの謎解きは怒涛の流れで面白かったです。
また冒頭から主人公の弁護士が遺体遺棄をする展開もワクワクでしたね。
これってシリーズ化されているんですね。
刺されたまま終わっちゃった弁護士御子柴の今後も気になりますね(遺体遺棄罪も)


No.415 4点 探偵の鑑定Ⅱ
松岡圭祐
(2016/08/28 23:38登録)
探偵の玲奈と鑑定士莉子のコラボだと思っていたら、浅倉絢奈+水鏡瑞希も出てきちゃったね。
まるでウルトラ兄弟総出演や仮面ライダー全員集合だね(笑)
って云うか玲奈より須磨と桐嶋の方が出番多くない?
ただ玲奈と琴葉の平穏な日々の訪れはハッピーエンド的な終わり方でよかったと思う。


No.414 5点 おやすみラフマニノフ
中山七里
(2016/08/28 10:37登録)
久し振りに前作”ドビュッシー”に続いて読みました。
分類はミステリーになると思うけど、音楽の描写を楽しむ作品だね。
残念ながら私には音楽センスは0ですが・・・。
初音と晶との関係性から事件等の想像はし易かったかな?
ミステリーの評価では少し下げざるをえないですね。


No.413 6点 硝子の太陽R-ルージュ
誉田哲也
(2016/08/08 22:49登録)
姫川玲子Xジウ(サーガ)で同時にN(ノワール)と2作出版されました。
でも、ジウの東警部補はあんまり出てこなかったね。
まずは読み始めてビックリしたのは事件関係者がアメリカ人軍属で被害者が地下アイドル・・・。
偶然だけど、ここ最近の事件と重なっていたこと。
この姫川シリーズも長くなってきましたが、帯にあるように姫川に掛けられた言葉が「お前は死神だ」…キツイ言葉だ!
もしかして誉田さんは姫川よりガンテツの方がお気に入りキャラのかな?とも思った。

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