ダリの繭 作家アリス&火村シリーズ |
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作家 | 有栖川有栖 |
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出版日 | 1993年12月 |
平均点 | 4.97点 |
書評数 | 37人 |
No.17 | 3点 | 江守森江 | |
(2009/05/28 21:00登録) このシリーズになって有栖から離れていた時、職場の同僚から「これ(文庫)要らないからやる」ともらった。 有栖がどうなったか興味があり早速読んだが、有栖離れに拍車がかかった。 以降、女王国と虹果て村の二作しか有栖の長編を読んでいない。 人が要らないからやるなんて作品にロクな物はないと未だに思っている。 |
No.16 | 3点 | こう | |
(2008/11/05 22:56登録) 有栖川作品は基本的に登場人物を突き放さない描写というか筆致が好きで新本格で最も好きな作家ですが残念ながら出来不出来の差が激しい作家だと思います。 せっかくのシリーズキャラクターが配されているのにこの作品の世界に出してしまってもったいないと思った覚えがあります。まだ作品世界だけでいうと「海のある奈良に死す」の方がましかな、と個人的に思います。この作品の内容なら短~中編ならともかく長編はきついと思います。 |
No.15 | 4点 | 響の字 | |
(2008/06/05 00:22登録) 一冊の独立した推理小説として読むなら3点。火村シリーズのファンならば5点。平均して4点。 小説部分は火村シリーズ(特に長編)を一通り読んでから改めて読んでみると後に生きてくる設定が丹念に織り込まれていて意外に楽しめる。 トリックに関しては不満が残るがミステリ初心者でも解決編に至るまでにトリックと犯人を予想する事が可能(情報量が適度に簡潔で難易度が易しい)事から有栖川作品の入門編としては良いのではなだろうか。 |
No.14 | 4点 | おしょわ | |
(2008/01/28 21:57登録) 関西で子供時代をすごした人には修学旅行を思い出すことができる、というのがレアな特典です・・・ それでも4点・・・ |
No.13 | 7点 | vivi | |
(2007/06/01 01:51登録) テンポ良く進むという点では読みやすかったのですが、 伏線の張り方やプロットなどに少し不満が残る作品でした。 ミステリとしては可も無く不可も無くという感じなんでしょうが、人間模様という点では興味深かったです。 特に「繭」というものの取り上げ方は、小説の主題としては面白いものでした。 |
No.12 | 3点 | Tetchy | |
(2005/06/20 00:25登録) 当時カドカワ・ミステリ・コンテスト(通称「ミスコン」)というイベントで文庫書下ろしで発表された作品。読者に10作品ほどの書き下ろし作品のうち、優れた作品を選んでもらうといった内容だったと記憶しているが、この作品で勝負するとはちょっと無謀すぎるかも(結局この「ミスコン」でどの作品が1位に選ばれたのか寡聞にして知らない)。 この繭にたとえられるカプセル・バスが欲しいと思った以外、特筆するところはないなぁ。 |
No.11 | 8点 | 熾人 | |
(2004/08/20 12:26登録) 個人的にダリが好きなせいか良かった。単なる謎解きものはあり余るほど世に出ているので、それ以外の世界を加えてあるのが嬉しい。 |
No.10 | 2点 | なな さんいち | |
(2003/12/05 20:12登録) 学生アリスのシリーズは良かったけど、、、 |
No.9 | 2点 | ヨミ | |
(2003/11/01 02:54登録) あまりにもすぐネタが割れるので驚く。キャラも同人的すぎる。 |
No.8 | 5点 | ギザじゅう | |
(2003/10/30 02:05登録) 扱っているテーマやモチーフは好きなのだが、ダリの髭などの論理展開はすぐにわかってしまう。 容疑者を転々とさせる手腕は見事だが、これだけの内容でこの長さだとだれてしまうのでは。 |
No.7 | 5点 | 秋原 | |
(2003/03/14 22:13登録) ちょっと強引な気がします。 同人的な意味では貴重かもしれないですが、あまり頷けません。 最後の方のシーンは絵的に好きですが。 |
No.6 | 3点 | 元FLUGELSファン | |
(2001/12/18 15:06登録) 低い・・・こんなに評価が低い作品なのか・・・ あれだけ用意周到に準備して最後が返り討ち・・・う〜ん確かにつらい。 やっぱり完全犯罪という奴を読者は読みたいですね。ちょっと偶然の要素が多すぎるのは「論理のアリス」の名を下げてしまったかな? 個人的には作中のアリスが良かったから3点。 |
No.5 | 2点 | モトキング | |
(2001/11/28 13:35登録) 本当に同じ作家が描いたのだろうかと疑いたくなるほどの作品。 有栖川作品全般に通じる、唯一だが絶対的に評価できる点である「論理性」が、全作品中最も希薄。それも、意欲はあるが失敗したという程度ではなく、その存在すら曖昧であった。 うーん。その後の作品を見ても、これほど酷いのはない。作者は、一体どういう心境でこれを世に送り出したのか。トリックや動機や犯人の意外性や舞台設定とか、その他の点に見るべきものが在れば、それなりに描く気も読む気も起きるだろうけど・・・。 私自身、本が好きなので比較的どんな作品でも愛してしまう傾向にあるが、これは酷い。既存の推理小説全体から見ても、かなりの駄作。趣味や好みを超えて言い切れてしまう。 しかし、悪意や嫌悪は感じないので1点は避けました。 |
No.4 | 4点 | 美来 | |
(2001/08/03 11:26登録) 本格推理小説家と思って読んだので拍子抜けしました。 私にはわからない世界です。 |
No.3 | 5点 | pon | |
(2001/07/24 03:09登録) 女装愛好者とか、同性愛者とか、この人の出し方は何か突拍子もない。現実には、本人が日常生活から断絶していると考えている行動も、他者からは案外アナログな移行として捉えられていたりする。人間の扱いが下手なのだろうな。 |
No.2 | 3点 | みづち | |
(2001/07/12 16:57登録) 有栖川らしい論理展開をあまり感じられなかったのに不満。 ストーリーもちょっと薄い気がします。 |
No.1 | 5点 | soma | |
(2001/06/25 20:33登録) うん。それなりに。アリスと火村は何か新婚さんごっこしてるしvvv |