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ミステリの祭典

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有限と微小のパン
S&Mシリーズ

作家 森博嗣
出版日1998年10月
平均点7.35点
書評数63人

No.43 7点 りゅう
(2010/06/25 19:29登録)
 かなりの長編だが、長さはさほど苦にならなかった。S&Mや真賀田四季のキャラクターには全く関心を持てないが、作中に出てくる理系的な思想・思考・表現に興味をひかれた。あまりにも突拍子のない謎が提示されるので、いい加減な種明かしをするのではないかとの不安がよぎった。確かに現実にはありえない真相で、反則気味のトリックだ。しかしながら、バーチャルリアリティーの体験場面を挿入するなど、作品そのものが現実と虚構の境界を曖昧にしていることもあって、突拍子のない謎の解決策として、個人的には納得できるものであった。

No.42 7点 sai
(2009/11/18 02:26登録)
私はこのシリーズが好きなので、その辺がかなり評価に影響してると思います。仮定は無意味ですが、このシリーズの最終巻でなく、おなじみのキャラクタによるものではなかったらもっと評価は低いものだったでしょう。ミステリとしては。だって、こんなトリックあり?(笑)他の方がおっしゃっている通りで、真賀田四季補正、これは名言かと。でもやっぱり好きなんですよね・・・。

No.41 5点 測量ボ-イ
(2009/09/26 22:47登録)
いやあ、長い話しでした。これほど長い作品読んだのは久々
かも。
さて肝心の評価の方ですが、このオチ(メイントリック)は
ちょっとずるいというか、アンフェアでは?ネタばれになる
にで具体的には書きませんが。
それと物語の舞台となるテ-マパ-クとホテル、バンガロ-
や博士の秘密基地などの位置関係が図で示されていないので、
文章だけでは殆どわかりませんでした。せめて地図くらい書
いて欲しかったです。

以上苦言を呈しましたが、良い箇所も勿論あります。登場人
物が多い割には、その書き分けととかがキッチリできていて、
そういう意味では読みやすかったです。

No.40 8点 白い風
(2009/09/24 21:02登録)
やっと、S&Mシリーズ10巻読み終わりました。
見事にFから始まって有限へつながっていましたね。
今回の評価は全巻の総まとめを含めた評価としました。
トリック自体も私は不満ナシです。
ただS&MのMは本当に萌絵なんだろうか…。
シリーズの最後なんだから、ラストは萌絵で締めくくって欲しかった気がする。

No.39 2点 nishis2rp
(2009/08/04 00:34登録)
合わなかった。トリックもつまらない。

No.38 4点 テレキャス
(2009/07/16 19:41登録)
ここのサイトに来て驚いたのがこの作品の異様な評価の高さでした。
これは真賀田四季補正なのか?
シリーズ全体の評価も加味されているのか?
あくまでも単品として考えるとS&Mシリーズのなかでも不出来の部類だと言わざるを得ません。
森博嗣ってシリーズを順番に読んでいかないと楽しめない部分があるので人に勧めづらいですね。
ここでの高評価作品を読んでみようと思ってる方はご注意を!
もちろん時間に余裕がある方はシリーズを順番に読んで行けばこの高評価に納得出来ると思います。
でも順番に読んでいくことで一番楽しめるのは次のVシリーズを読み終えた時なんですけどね。

No.37 3点 りんちゃみ先輩
(2009/05/05 21:23登録)
とにかく長く感じました。S&Mシリーズで最低点を付けます。何でしょう・・たびたび登場の心の声(詩)??萌絵は倒れてばかり・・一度大きな病院で精密検査を受けた方が良いのでは!。シリーズ前作まで楽しく、おもしろく読ませてもらったのに本作はトリックも今ひとつだし、無駄に雑談の繰り返しだし、残念。酷いことばかり書きましたがシリーズ全体を通しては、とても面白かったし犀川先生、西之園萌絵は大好きです。

No.36 9点 ちぃ
(2009/03/02 22:11登録)
分厚い内容だったけど・・飽きずに読めました。
キャラがもともと好きなので、楽しめました。
トリック的にはいまいち・・?という気もしましたが、やはり、何度でも読み返したくなる作品です。

No.35 5点 あびびび
(2008/11/27 12:22登録)
PC関係に疎いので文中の表現はほとんど理解できなかったが、文庫で850ページあるにも関わらず、楽しく読めた。
トリックそのものはなるほどなと思ったが、犯人の動機があまりにも弱すぎる気はした。とは言うものの、所詮、天才同士の解釈であり、あの程度が相応しいのかも。

No.34 10点 スピカ
(2008/09/30 08:37登録)
四季が登場すれば何か凄い事をやってくれるという期待。
めくるめくバーチャル・リアリティの世界。
この作品を1998年に書けるなんて信じられない。
内容・ボリューム、ともに満足以上で10点。

No.33 8点 あい
(2008/08/01 12:38登録)
大胆なトリックがうまくはまっていた。最後の終わり方が意外にさっぱりしていて驚いた

No.32 10点 サトラップ
(2008/05/24 21:57登録)
SMシリーズ十部作の完結にふさわしい作品だった。
これはトリック云々よりも、むしろ、四季と犀川の天才同士の会話に魅了されるものがあり、全体的にすばらしい作品に仕上がっている。
分厚いのに飽きさせない、リーダビリティも十分あります。

No.31 6点 itokin
(2008/03/01 12:51登録)
んーん、仮想現実か、こうゆのは何でもありみたいでだまされた感じがする。この作品は高得点なので読んでみたがはまるとこまでいけなかった。森作品は初めてだったのがいけなかったのかもしれない。(全てがFになる)(四季)も読んでみる。

No.30 8点 マニア
(2007/12/30 15:03登録)
トリックは明らかにバカミス風??で、それ故ミステリとしては賛否別れるだろうが、S&Mの完結としてはこれ以上ない出来。
ラストの犀川と四季の語らいの場面は詩的でとても美しかった。エピローグも味があったかな。最後の最後でS&Mを読み続けて良かったと思った。

美化しすぎかも・・・。

No.29 7点 vivi
(2007/06/23 00:48登録)
長崎のテーマパークがあまりにもリアルに書かれていて、
なんだか、トラベルものを見ているような楽しさも。
そして何より、四季の再登場。
Fのときにも感じていたキャラクターの強さ、ここでも全開です。
四季ファンが多いのも分かる気がしましたね。
しかし・・・シリーズ完結にしては片付いてない問題も多く。
少し消化不良な気もしました。

No.28 9点 なっくん
(2005/06/14 17:02登録)
ボリュームに負けない内容の濃さ!
森博嗣いい!

No.27 9点 めまひしやか
(2005/05/03 12:58登録)
『すべてがFになる』から続くシリーズがまさに終結するに相応しい作品でした。
1章から10章までの章立てに散りばめられたシリーズ10作品のそれぞれのモティーフや、章名全てに存在するPanなどの小道具にもすっかりどきどきしてしまいました。
真賀田四季がこれほどまでに魅力的なのはどうしてでしょう・・・欠点が無いのです、彼女。未読の四季シリーズが非常に楽しみです。個人的には私も犀川先生には四季が相応しいと思います・・・萌絵は封印再度以来苦手なもので・・・笑。

No.26 6点 ルルファー
(2005/05/02 19:10登録)
このトリックは卑怯では?
まあ、物語が面白かったから良いけどね

No.25 7点 ギザじゅう
(2005/03/01 16:01登録)
シリーズ完結を迎える大作。一作の『すべてがFになる』との対称が美しい。
本作のトリックはかなりのバカミスネタ。それをカバーするために様々な工夫を凝らしてあるが、説得力を持つかといえばやや苦しい。ただし真賀多四季の存在が作品に張りを与えているのは成功。おおむね満足のいく作品ではあった。
しかし、大きな不満点が一つ。ラストで四季博士が「すでに死んでいる」と述べたときに、F(死→生)とパン(生→死)の対称に思い当たった。同時にPERFECT OUTSIDERの意味にも。でも、やっぱり生きていたというので、豪快に大ごけした。さらに、それが瀬戸千衣というのだから、なおひどい。どこがパーフェクトなんだ。これが無ければ良かったのだが・・・・・・。

No.24 10点 PulPul
(2005/02/14 16:06登録)
内容、トリック、どちらも一級品。
こんなミステリーを待ってました!

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