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ミステリの祭典

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メルカトル鮎シリーズ

作家 麻耶雄嵩
出版日1997年09月
平均点7.42点
書評数60人

No.40 4点 ムラ
(2011/01/31 21:34登録)
(ネタバレあり)

独特の世界観で構成された雰囲気がなかなか良かった。
村の設定とか人々の関係とかと合わせてとっても幻想的な感覚。
トリックはまぁ、よくある感じだし普通。もうちょっとギリギリまで攻め込んで書けた気がする。もうひとつの方は面白かったけど、わりと読者に伏線だしまくってたので満足。

No.39 7点 Q-1
(2011/01/15 17:32登録)
面白かったです。
8点を付けたいところですが、
悪い意味で現実離れしてるなと感じた部分があったので-1点です。

さて、本書の内容ですが本線である殺人事件の真相の他に、
二つのトリックが施されておりました。
その内の一つはミステリ小説を読み慣れている方ならば、
すぐに気が付きそうな程度のものでしたが、
もうひとつのトリックに気付くための、重要なヒントでもありました。
なかなか読み応えがある作品でおすすめです。

No.38 6点 測量ボ-イ
(2011/01/13 19:51登録)
俗世間と隔離された閉鎖的村内で起こる連続殺人・・・
まあ一種のクロ-ズド・サ-クルものです。
ちょっと横溝っぽい雰囲気もあり、そういう意味では楽
しめます。
不満点はメイントリックを看破されない為に状況(とい
うか、事実? ネタばれせずに言うのが難しい!)の記
述がわかりにくかったです。
楽しめましたが、一長一短ある作品。

No.37 4点 あびびび
(2009/09/25 22:35登録)
その独特な世界へ行かなくてはならないのか、それとも誘ってくれるのか、分からないまま終わった。

まあ、しっかり読んでその世界を理解しないと行けないのはなんとなく分かったが…。
しかし、そのアクが抜けたらつまらなくなるだろうし。

No.36 7点 isurrender
(2009/07/22 01:54登録)
確信犯的にミステリをぶち壊してる作者
この作品もその例に違わないです
好きな人にはトコトン薦めたい作品

No.35 6点 touko
(2009/03/23 21:35登録)
アイディアやトリックは面白かったです。
これで、もっと文章力や構成力があれば……。

No.34 2点 マニア
(2008/12/25 18:52登録)
「自分には推理小説は向いてないんじゃないか?」
それが、本作を読んでの正直な感想だった。理解能力がついていけない・・・。

あの有名な身体的特徴をこのスケールで利用する奇想には驚かされたが、あまりのリアリティのなさにいまいちピンとこなかった(この村自体がリアリティないが・・・)。兄弟トリックに関してはかなり不満が残る。カイン・アベル、橘花・櫻花などの名前の問題もそうだし、カインと櫻花・庚・アベルの関係も説明不足で苦しい。まぁ、全体的に説明不足で評価できない。

とにかく、皆さんが感じるカタストロフィを自分は全く感じることが出来なかった。あぁ・・・自分の頭が悪いのかなぁ(;;)どこが、どう面白いのかさっぱり分からない。
ラストの態度といい、メルカトルだけはよかったかな!

No.33 8点 konn
(2008/09/22 20:31登録)
これは凄い。麻耶雄嵩一級の奇想と、カタストロフの結晶ですね。

No.32 7点 itokin
(2008/07/29 22:02登録)
一言で言うとづるづると泥沼にひきこまれそうな作品。終盤の二転三転はさすがだがいまいちトリックが読み取れなかった。
現実離れした世界で感情移入がしづらいのと暗さが頭に残った作品。

No.31 9点 マサトメ・J
(2008/05/13 23:17登録)
「翼ある闇」や「夏と冬~」ほどぶっとんでないが、ミステリ小説としての完成度はズバ抜けていると思います。

トリックも斬新ではないけど面白いと感じました。

No.30 4点 ゆき
(2008/05/13 15:16登録)
これは本格か疑問。

No.29 6点 シーマスター
(2008/02/01 23:48登録)
(若干ネタバレ・・かも)


この話の主要なトリックは
 ①「ある感覚」の特性
 ②精神要因
 ③叙述によるミスリード
・・・・の3つだと思うが、①は「ああ、アレね」 ②は「またソレかよ」であり、③には驚いた向きも多いだろうが折原一なんかの作品では腐るほど蒔かれているタネであり、いずれも単品では(特に前2つは冴えない)カバーでしかない。

しかし、それらが作者が創造した1つの閉ざされた特殊な世界に組み込まれることにより、斬新で味わい深いミステリであり完成度の高い物語のパーツとして、憚ることなく生かされている・・・この辺りにこの作者の真の意味での鬼才ぶりが発揮されているのではないだろうか。

No.28 8点 VOLKS
(2007/12/26 15:34登録)
良くも悪くも、さらっとは読めない作品だった。丁寧に時間をかけて作られた作品という感じがした。

No.27 9点 ぷねうま
(2007/12/17 01:40登録)
現時点での麻耶の最高傑作ではないだろうか。
個人的には「翼ある闇」でのロジックと「夏と冬の奏鳴曲」の不条理感という麻耶雄嵩独特のエッセンスを足して2で割ってさらに塩分足した感じ。
麻耶初心者には初作、二作目よりもこちらをオススメ。

No.26 8点 おしょわ
(2007/12/14 23:20登録)
一筋縄じゃないですねぇ。

No.25 7点 あさがお
(2007/11/14 21:17登録)
独特の登場人物の名前や世界観のために、感情移入はしづらいし、謎以外によくわからないことが多い作品ですが、逆にその謎や疑問を解きたくて読み続けました。最後まで読んだあとも、謎がわからなくて、WEBサイトでトリックの解答を読んで「あっ」とスキッリしました。こんなトリックの小説もあるのかと感心しました。いろんな意味で勉強になりました。

No.24 9点 ゆっこ
(2007/10/18 22:03登録)
設定が仰々しいのに,ロジカル.
そこに麻耶らしいラスト.
読後の疲労感がたまらないです.

No.23 9点 いけお
(2007/10/10 12:20登録)
あえて辛口評価をすると設定が仰々しいために惑わされるが、たいした展開だとは思えない。
でもその仰々しい設定も含めたものがこの人の作品全部であり、中でも特出しているこの作品だと思う。

能書きは別にして、トリックも凄いし全体的に楽しめた。

No.22 10点 ケニー
(2005/07/06 21:04登録)
この作品を読んだのは、数年前なのですが、未だにこれ以上の作品に出会うことはできません。「最高傑作」です。自信を持って言えます。麻耶ファンの方はもちろん、そうでない方にも是非読んでもらいたいです。

No.21 7点 如月雪也
(2005/06/05 09:38登録)
相変わらず変わった設定が面白かったです。人を選ぶ作家さんかな?万人ウケはしない気がする。

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