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ミステリの祭典

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夏と冬の奏鳴曲
メルカトル鮎シリーズ

作家 麻耶雄嵩
出版日1993年08月
平均点6.28点
書評数69人

No.49 6点 3880403
(2011/04/30 03:01登録)
面白く衝撃的。
あいかわらず完全に解決せずに終わるところが良いような悪いような…。
長過ぎる気もする。

No.48 3点 りゅう
(2011/01/28 21:32登録)
(ネタバレをしています。注意!)
 文庫本で700ページもの分量を読ませた挙句にこのラストとは・・・・・・。アンチミステリというよりはナットミステリ作品ではないでしょうか。明らかになる真相は、読者が推理によってたどり着けるようなフェアなものではありません。雪密室の真相にいたっては超自然現象でしたというお粗末さ。なぜ烏有の過去と同じものが映画化されていたのか、2人の桐璃のもう1人は誰だったのか、といった説明できない謎は放置したままで、読者の想像力に任せるという手法は最低だと思います。青春小説として見ればそれなりに面白いと思いますが、ミステリとしては全く評価に値しません。

(2011.1.30 追記 ネタバレをしていますので注意!)
 作者が放置したままの謎について、ネット上で解析しているサイトをいくつか見ました。そこでの解析内容にも疑問があります。「映画のシナリオが烏有の体験を予言したのではなくて、烏有がシナリオにたまたま合致した体験者だったからこの事件に巻き込まれ、映画に合わせて出会いが演出された」との書き込みがありました。しかし、この映画の内容は、心情部分も含めて烏有の人生と寸分違わず一致しており、現実的にこんなことが起こりうるわけがありません。この作品は、「世にも奇妙な物語」と同じで、合理的に説明できない部分を含んでおり、ミステリとしては破綻していると思います(この作者なので、「ミステリとして破綻した作品」を意図して書いたのかもしれませんが)。

No.47 2点 E
(2010/02/21 22:13登録)
自分はやはり麻耶雄嵩氏駄目な方の人間なようです。
トリックや事件概要はミステリーとしてとても読み応えのあるものかと思いますが、人間の描き方はちょっと・・・;

No.46 8点 isurrender
(2009/07/22 01:49登録)
ひどい、ひどすぎる
ということで高評価に成り得る稀有な作品

No.45 4点 マニア
(2008/12/06 01:44登録)
自分の能力では採点不能><;

まず、真相を読者に丸投げするのは個人的に最も嫌いなパターンであり、終盤の密室トリックの解明も含めて、終盤の有り得ない展開には正直ついていけなかった。途中のキュビズム談議なども自分の理解を超えていて(恥ずかしながら・・・)楽しめなかった。あと、犯人も陳腐。そう言った意味では1~2点。

しかし、物語内で語られなかった真相(ラストのメルカトルの発言も含め)は恐怖&驚愕。麻耶雄嵩という作家の恐ろしさを味わえる!?それでも未だに不明なこともあるけど・・・。そういった意味では7~8点。

よって、間をとって4点・・・。に、しときます。

No.44 4点 T・ランタ
(2008/10/13 02:05登録)
読んだ時理解できませんでした。
ひたすら後味が悪かったですし。

真相を用意してあるにしてもヒントが無さ過ぎる気がします。
あれでは読者を置いてけぼりにしすぎと思ってしまいますね。

No.43 9点 おしょわ
(2008/09/14 20:37登録)
この作品ほど「1-2点」と「9-10点」に採点がきれいに分かれる作品は少ないでしょう。


No.42 9点 teddhiri
(2008/08/22 15:40登録)
 本格ミステリに抱く感想とはまったく別のものを感じさせる代物。読者に残された謎と和音の存在に怖さと凄みを感じた。
 前作の「翼ある闇」と比較できませんが先ほど感じた怖さと凄みに9点つけておきます。

No.41 5点 深夜
(2008/06/08 17:16登録)
駄目だ。自分みたいな低能人間にはわからなかった。どっちかというと「否」です。
メルカトルの一言ですべてが解決するというので、とっつきにくい文章を我慢して読んでたのに・・・。読者に投げ過ぎじゃないか。まあ妙なパワーを持った作品だというのはわかりました。

No.40 10点 konn
(2008/06/08 16:57登録)
この作品で、作者に惚れました。紛れもなく、私が今までに読んだ中で——そして恐らくこれから読む中でも——最大級の本格ミステリ。


この作者の独特の救いの無さが大好きです。

No.39 1点 yoshi
(2007/10/15 12:22登録)
いまどき双子トリックはないだろ。
密室トリックだって要するにマックスウェルの悪魔だし。
最後に真相がボカされていたのは、真相をはっきり言うと袋叩きに会うからごまかしたようにしか見えない。

No.38 4点 いけお
(2007/10/10 12:15登録)
さすがに難しくて自分にはついていけなかった。

絵画の薀蓄の部分や、最初から提示されず結局自分が犯人だったという展開は単純に嫌い。
珍しく再読したがそれでも釈然としない部分が残る。

No.37 10点 ぷねうま
(2007/09/21 00:20登録)
期待していたが期待以上で返ってきてビックリした。
評価が分かれているのも納得するが、みんな、もっと、「分からないこと」を楽しもうよ。

No.36 4点 vivi
(2007/06/15 02:10登録)
何というか、悪意の範囲がとらえどころのない作品です。
こういう作品世界だから何でもありなのか、到底常識は拠り所になりません。
だから最後の謎解きも、説得力がいまいちでしたね。
最後に異次元人が出てきて、この島はパラレルワールドだ!
なんて叫んだとしても「そうですか」で納得しそうな勢いです(^^;
「選択」も納得いかなかったな?。

No.35 7点 AxCx
(2007/05/29 12:42登録)
ラストのメルの件が正直ぜんぜん分からなくて、ネタバレサイトでようやく理解し驚愕した。
というわけで自分の理解力の低さでこの点数。ミステリー中級者向けかな。

No.34 7点 真幸光
(2005/08/16 16:32登録)
面白い。これだけは確かだが、途中の説明は最後のオチに要らない。この説明の話を中心に最後までもっていったのなら驚愕のラストかも知れないが、あの終わらせ方は短編の終わらせ方であるように思える。途中まで傑作であったのに最後「あれ?」と思う作品。烏有さんの行動も気になるが、せめて伏線は欲しい所。あまりにも長ったらしくなりそうだから打ち切った、というような感じである。

No.33 7点 如月雪也
(2005/06/05 09:28登録)
何度も手放そうとしたけれど、いまだに手元においてあります。
すっきり終わらない話で、微妙なのですが、文章とか雰囲気が好きなので。

No.32 10点 zxc
(2005/04/26 13:35登録)
読み終わってから、思わず笑いがこみ上げてきました。

No.31 6点 ざき
(2005/03/29 17:12登録)
烏有の選択が気に入らない…
が特に問題作と言われるわけが分からない。
ミステリとしては普通かな?

No.30 10点 Pj
(2005/03/23 12:00登録)
驚愕。

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