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ミステリの祭典

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星降り山荘の殺人

作家 倉知淳
出版日1996年09月
平均点6.45点
書評数121人

No.81 6点 3880403
(2011/04/04 00:36登録)
騙されたが、そこまでの驚きは無かった。

No.80 7点 Q-1
(2010/12/05 02:26登録)
犯人には中盤のある地点で予想できました。
それでも文章構成が私にあっていたのか、すらすらと読み進められました。

最後に犯人とは違うところでびっくりさせられましたw

No.79 8点 minii
(2010/11/05 00:17登録)
わたしも恥ずかしながら騙されてしまいました。

でも、なんだかこの騙され方が、女性心理の痛いとこつかれたような感じもあって、複雑な読後感です。

やっぱり、こうゆう文章ならではを含めての衝撃がある作品好きですね!

No.78 7点 まさむね
(2010/09/19 11:22登録)
作者の思惑に,まんまと嵌りました。

(以下,未読の方は注意)
確かに,よくよく見れば,ある意味分かりやすいとも言えるヒントが「そこ」にあったのですよね。まあ,読後はある種の爽快感すら覚えました。
結局,肝となる「そこ」のトリックに嵌るか否か・嵌った後にニヤリとできるか否かで評価は分かれるのでしょうね。
私はニヤリ派であり,もっと高得点でもいいのですが,途中までの展開が冗長に感じたこともあって…まあ,これも作者の思惑の一部なのでしょうけど。

No.77 6点 kanamori
(2010/08/27 17:42登録)
なかなか巧妙な欺瞞が施された”雪の山荘”ものの本格ミステリでした。
都筑道夫の「七十七羽の烏」に倣った各章冒頭の説明文自体がミスディレクションになって、探偵役登場の章でまんまと騙されました。しかし、ほぼメインのアイデア一本のミステリでしたので、終盤までのベタでストレートな展開は少々だれる感じもありました。

No.76 5点 seiryuu
(2010/07/16 17:12登録)
トリックは普通。
〆がゆるい。

No.75 7点 メルカトル
(2010/06/02 00:07登録)
これは騙されますわ。
決してアンフェアではないと思う。
ミステリ・マニアやミステリ・ファンの心理を逆手に取った、見事な仕掛けであろう。
その割に点数が低いのは、中身がやや希薄な為。

No.74 7点 isurrender
(2010/04/01 17:29登録)
「そこ」にトリックはあるんだろうなぁ
とは思ってたけど
解決編で、探偵が犯人を指摘するときは
なるほどと思いました
僕にとっては全然アリですね

No.73 7点 白い風
(2010/03/14 19:30登録)
今回は最初から、怪しげなニオイがプンプンしてましたね(笑)
だから、注意していたつもりなんだけど、途中から完全に忘れていた(爆)
そうすると、結果は・・・やっぱり騙されちゃった!
こう云う作品もたまに読むとやっぱり楽しいよね。

No.72 5点 spam-musubi
(2010/03/08 19:29登録)
<<ネタばれ有り>>

うーん…人間歳はとりたくないもんで、余計な知識が頭にあるせいで
「もしかしたらこいつか?」「いや、こいつなのか」なんて
ついつい考えてしまう。
この結末と、主人公犯人説、ヒロイン犯人説、を
想定して読んでしまったために、驚きが薄まってしまった。
十角館を読んでびっくり仰天していたころに戻りたい…(涙)

それはともかく、全体にキャラ付けもはっきりしすぎるくらい
はっきりしているし(そもそも人数が少ないし)、状況も
わかりやすいので、分量の割に読みやすい。
トリック自体もまぁ面白いかな、という「佳作」といった印象。
やっぱり、十角館や殺戮に至る病などと比べると破壊力は
劣る。

他の方も指摘にもありますが、消去法で犯人を絞るときに、
「言い争う声を聞いたので主人公は消去」という部分について
明らかに客観性を欠く(他に誰も聞いていない)内容なのに
消去してしまうのはおかしいのでは?という点が気になって
しまった。

それから、犯人の故郷で起きた事件って結局どうなるんだろ。
あれ自体作り話?

犯行動機も唐突かつ陳腐だし。いや、十角館の動機も十分に
唐突かつ陳腐なんですけどね、それを気にさせないエネルギーが
あるかどうかの差というか。
この作者は本格を愛していないのかな、という気がちょっとしました。

No.71 7点 E-BANKER
(2009/08/10 21:28登録)
ノン・シリーズの長編作品。
倉知作品では、最も有名かつチャレンジブルな作品。久々に再読。
~雪に閉ざされた山荘。ある夜、そこに集められたUFO研究家、スターウオッチャー、売れっ子女流作家など、一癖も二癖もある人物たち。交通が遮断され、電気も電話も通じていない陸の孤島で次々と起こる殺人事件。果たして犯人は誰なのか?~
「交通や通信手段が断たれたクローズド・サークル」なんてミステリーファンが最も愛すべき舞台設定ですよね。
この舞台設定といい、登場人物といい、非常に考え抜かれたプロット。そして、驚愕のサプライズがラストで炸裂します。(これ程見事に「反転」させらるのは珍しい)
 これには「やられた!」という感想を持つ読者も多いんじゃないでしょうか。
もう1つの仕掛けは、各章の最初にある読者への「ヒント」・・・相当うまいし、騙される確率が飛躍的に高まるような気がします。都筑道夫氏の先例(「七十五羽の烏」)をうまい具合に「倉知流」に加工してるんですよねぇ・・・
たまには、こういう作品できれいに騙される快感を味わってみるのも悪くないでしょう。
(細かい部分では納得できないところや「アラ」も目立つので、評価としてはこの程度に落ち着きました。)

No.70 7点 測量ボ-イ
(2009/07/25 12:34登録)
(多少ネタばれ有)

雪に閉ざされた山荘ものという設定で読みました。
今さら古臭い、と言われてもこの設定好きなもので(笑)。
さて肝心の中身ですが、この作品は犯人を特定するロジッ
クよりも、「あれ(いわゆる○○トリック)」がメインな
のですね・・・読了後しばらくして気づきました(いつも
ながら、鈍い僕です)。
これは反則スレスレの騙し方なので、一部の方にはアンフ
ェアだといわれそうですが、僕にとっては「セ-フ」でし
た。
いままで古今東西いろんな作品で鍛えられてきた(?)の
でこの犯人に驚きはしませんでしたが、満足いく作品です。

No.69 6点 okutetsu
(2009/07/01 05:00登録)
やられた!って普通に思いました。
ただし小説としては文章もあんまりおもしろくなくそのトリックがすべてという感じ。
細かなトリックも納得がいかないものもあったのでこの点数で

No.68 7点 江守森江
(2009/05/22 05:52登録)
この作品のおかげで都筑「七十五羽の鴉」を読んだ。
その点で二度美味しい思いができた。

※ある意味ネタバレ
この作品の肝については未読な方の楽しみを奪いかねない事に配慮して触れない。
普通の論理的パズラーとして評価したら5点程度と思う。

No.67 6点 結奈
(2009/05/19 15:26登録)
華麗に騙されたものの、心から「騙されて嬉しい!」と思えたかと言うと、そうとも言い切れず・・。
どうにもモヤモヤしてしまった作品です。

No.66 5点 ken_vogue
(2009/04/28 22:41登録)
騙された人と騙されなかった人で評価が180度変わる作品だと思います。
自分はこういう系のを多く読んでたせいもあり、かなり序盤でメイントリックが分かってしまいました。
メイントリックが分かってしまえば、後は結構微妙です。
こういった系のミステリは最近のものは結構上手くできているので、いくつか体験してたらすぐ分かってしまうかと思います。(この作品は分かり易い)
10年前に出会ってたら、多分騙されてて楽しめたと思いますが、時の流れを感じてしまいました。

No.65 9点 G
(2009/03/05 21:17登録)
まだ叙述トリックに免疫がない頃に読んだので、完璧にはめられた。犯人指摘のとき、犯人の豹変ぶりに爽快感を味わえたしよかった。

No.64 7点 モトキング
(2008/10/08 17:44登録)
「読者への挑戦状」ってやっぱりワクワクしますね。
それだけでも+3点だな(笑)

個人的には、本作にアンフェアさなどは全く感じない。
例の探偵がどうのこうの、という記述も。
それ以外の物語中のロジックにも。

欠点を強いていうなら、ストーリーが平凡かつ謎が簡単過ぎた。
一回しか使えない叙述(?)なのだから、それとは別にもう少し劇中の人物達に炸裂する大技物理トリックとかを用意した方がよかった。

でも面白いと思う。
ミステリ好きなら、是非ご一読を。

No.63 3点 或人
(2008/09/20 09:00登録)
ネタバレするかも

犯人側の解答、ミステリサークルの《心因的要素》と《アリバイ》は全く論理的ではないので、なんとなく途中から分かってきてしまい、スッキリ騙されませんでした。
読みにくい文章で、ヤカンの辺りは、読み返しても今一理解し難いです。あのトリック自体、犯人的にも、物語的にも必要だったのでしょうか?

No.62 8点 ロビン
(2008/08/24 21:20登録)
いやあ、良かったです笑
一応「新本格」作品なのであそこの文章は疑ってたんですけど、てっきりあのシーンのもう一人のほうを探偵役だと思い、登場人物表を見たら名前が載っていない。ってことは、探偵役は素直に彼なのか……。と信じてしまった。「見破ったつもりが騙されていた」という一番「やられた!」なパターンでした。

ヤカンと糸のロジックも素晴らしかったです。一つの些細な点から緻密な論理を繰り広げていく。トリックよりもロジック派の人間には楽しめました。
ただ、探偵役が交代してからはロジックの切れがいまいち。なのでちょい減点です。

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