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ミステリの祭典

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8の殺人
速水三兄弟妹シリーズ

作家 我孫子武丸
出版日1989年03月
平均点5.27点
書評数78人

No.58 6点 yoshi
(2010/03/18 12:56登録)
この作者は「殺戮」しか読んでいなかったので、こんなのも書けるんだと少し評価を上げました。こういうドタバタ、嫌いじゃないです。

No.57 4点 江守森江
(2009/12/12 04:07登録)
デビュー当時に読み、“島荘推薦”への期待感が急速に萎んだ作品の一つ。
NHKの推理企画(探偵X~)の影響で再読してみた。
作品の基本線であるベタなドタバタや小ネタギャグを受け入れるかで評価は微妙。
本格ミステリ部分の○を用いたトリックは使い古し感がある。
更に、ドンデン返しな犯人隠蔽の手口も前例があり、見せ方が格段に上手い訳でもない(裁判物などにもっと上手い作品がある)
#ボヤキ
プロローグがないとドンデン返しが活きない反面、ある故に狙いが透けるジレンマがある、この手のジレンマがある作品に良く出会い悩ましい#
初読時の印象が間違いでなかったと再認識して終わった。
オマケに付いている島荘「本格ミステリー宣言」は独り善がりで読者を蔑ろにしている(←我孫子の作品よりも罪深いと思う)

No.56 5点 パピルス
(2009/10/21 22:20登録)
トリックは驚いたが速水慎二の密室講義は不要である。
なぜ密室講義をするのか理解に苦しむ。密室講義をして自分はすごいんだということを知らしめたいのか。あと註も入れる必要があったのだろうか。ネタばれがありこれから読もうとする人に対して読む気を失せてしまいかねないのでやめてほしい。
さらに木下さんの悲喜劇は大げさすぎて笑えない。
推理小説は「推理」も重要だが「小説」として面白くなれれば意味がない。

No.55 4点 teddhiri
(2009/09/04 10:07登録)
他の新本格作家のデビュー作で自分が読んだものの中では一番落ちる印象。密室や犯人についてもああそうという印象しかなかった。この作者は正直、「殺戮に至る病」とその残滓である「弥勒の掌」だけという印象はますます強くなった。

No.54 7点 E-BANKER
(2009/09/03 23:00登録)
速水3兄弟シリーズの第1弾にして、作者の処女長編作品。
速水警部補と木下刑事の迷(?)コンビぶりもかなり面白い! 新装版で再読。
~建物の内部にある中庭が渡り廊下で結ばれた通称「8の字屋敷」で起きたボウガンによる殺人事件。最初の被害者は鍵をかけ、人が寝ていた部屋から撃たれ、2人目は密室のドアの内側に磔になる。速水警部補が推理マニアの弟、妹ともにこの難解な謎に挑戦する!~

個人的に好きな作品。
もちろん、多くの方が指摘するようにアラの目立つ作品ではあります。
「8」という形状自体、すでにトリックのネタバレではないかというのはたいへん尤もなご指摘。
でも、いいではないですか。
時は、新本格の作家たちが次々と登場していた頃。
そもそも、デビュー作品から高い水準を求めようとするのが土台無茶な要求というものです。
大胆かつサプライズ感のあるトリック。意外な真犯人。そして、魅力的な登場人物・・・
十分に、期待には応えているように思うのですが・・・
(評価が甘すぎるのでしょうか?)

No.53 5点 測量ボ-イ
(2009/05/15 21:22登録)
可もなく、不可もなく、まずまずでした。

No.52 7点 H.T
(2009/04/05 11:28登録)
バカバカしいようなオチ(笑)
速水三兄弟の会話の楽しさは勿論、長男(長男の職業は刑事)の部下・木下の不死身っぷりにも笑ってしまいます^^
また、しっかりとしたトリックも出てくるので、一応本格ミステリ。
ただ、海外もののネタバレがたくさんあります!(「ビッグ・ボウの殺人」「皇帝のがぎ煙草入れ」など)あのネタバレの意味は…

No.51 6点 シュウ
(2008/09/25 20:00登録)
自分も読み始めてすぐ最初の事件のトリック分かりました。ただ、犯人も言ってるようにこのトリックは見破ってもらわなきゃ困るものなので、
このトリックが分かりやすいから凡作ってものではないと思います。つかこのトリック金田一少年で見たような気がする。気のせいか・・・?
最後の解決編の密室談義のテンポの悪さで-2点。まあ新本格でデビューすることを意識しすぎたんじゃないかなと思うのですが。

No.50 6点 おしょわ
(2008/09/21 09:44登録)
好き嫌いがはっきりしやすい作風だと思います。私は楽しめました。
トリックが分かり安すぎですが。

No.49 5点 うにゃん
(2008/09/16 21:48登録)
話の内容は短編におさまりそうな感じでしたね。

No.48 6点 あい
(2008/05/16 22:42登録)
トリックが簡単に分かるが、それでも十分楽しめる

No.47 6点 VOLKS
(2008/04/26 16:12登録)
トリックやラストのどんでん返しなどは目新しくもないが、3兄弟(妹)や木下のキャラクターがいいので、総称すると「面白かった」

No.46 7点 イッシー
(2008/03/07 14:51登録)
トリックは面白く、登場人物のキャラクターも良かった。

No.45 4点 マニア
(2008/03/02 16:16登録)
メイントリックは簡単ですぐに気付いてしまった。ってか、同じようなトリックを何かで読んだことがある・・・漫画だったけな?

漫画のキャラクターみたいな登場人物たちの軽いノリは特に気にならなかったけど、解決編はもっとシンプルにした方が良いと感じた。どんでん返しの犯人指摘は策に溺れてる感を覚えた。

デビュー作で、文章が拙い箇所もあるが勢いが感じられる。まぁ普通のミステリ。

No.44 7点 キトウY
(2008/01/03 22:45登録)
ミステリーを読み初めの頃に読んだんですが、とっつきやすくてスラスラ読めました
話自体はベタな館ものって感じですけど。
慎二の密室講義は浮いててつらかったです

No.43 3点 いけお
(2007/10/10 10:18登録)
無駄な密室の話、キャラクター、文体、簡単すぎるトリックと自分には合わなかった。

No.42 5点 spam-musubi
(2007/09/06 11:07登録)
「デビュー作」らしい、粗さの中に秘めたパワーのようなものを
あまり感じられなかった。うまくまとまったミステリーで、楽しめます。

No.41 6点 dei
(2007/07/21 11:19登録)
普通な作品。まあデビュー作だしね

No.40 6点 vivi
(2007/06/05 02:10登録)
ドタバタキャラクターの軽妙なノリ、だけでは終わらない部分を感じました。
平易で軽い文体だからといって、描こうとするものがそれだけの軽さとは限らないわけで。
これも「館」ものですからね・・・囚われてますね、皆。

No.39 7点 くりからもんもん
(2005/07/19 23:17登録)
確かに軽すぎるが悪い感じではない。どちらかというと好き。密室講義も実際にあんなマニアがいたらいやだが、内容は面白かった。トリックも床板はがしたり、ベニアで壁作るよりずっと現実的。動機は確かに弱いが、犯人は本当に意外。思ったよりずっと楽しめた。

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