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ミステリの祭典

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メドゥサ、鏡をごらん

作家 井上夢人
出版日1997年02月
平均点6.00点
書評数19人

No.19 6点 初老人
(2014/04/29 00:51登録)
(ネタバレあります)作家・藤井陽造が奇怪な死を遂げた。藤井の娘とその婚約者は藤井の死の謎を解こうとするが、彼らの周りでも奇妙な出来事が頻発し…やがてメドゥサと呼ばれた一人の少女の凄絶な死にたどり着く…といった内容。ラストで婚約者が藤井陽造と同化していき、全てにけりをつける為、瓶の中に入れるメッセージは違ったものの藤井陽造と全く同じ死に方を選んだというのは、破綻しかかった物語を閉じる苦肉の策だったように思える。

No.18 4点 測量ボ-イ
(2012/01/05 20:05登録)
新年おめでとうございます。

氏のソロデビュ-後の作品をはじめて読みました。
感想は本格色が思いのほか少なく、ホラ-小説に分類したい
一編。
あと謎の合理的解決が結局なされず、読者の解釈任せという
結末は正直好みではありません。
従い、評価は辛め。

No.17 3点 ナナ
(2011/05/19 15:09登録)
途中まですごく面白く、さすが井上夢人だと思っていた。最後どのようにまとめるのか楽しみで読み進めたが、まさかこんな終わり方とは。ショックです。後味の悪さしか残らない。岡嶋二人さんの時からずっとファンだったのに。

No.16 6点 touko
(2008/09/17 12:24登録)
ミステリではなく完全ホラーです。
ホラーとしては面白かったんですが、作中にもあるように、祟りの対象の選択具合がふに落ちないので、そのへんがホラーといえども理を通してくれたら、スッキリしたし、怖さも増したかも。

No.15 8点 ぽぅぽぅ
(2008/06/14 06:45登録)
これは怖い・・・夜中に洗面所に行けなくなっちゃいました

No.14 3点 こう
(2008/05/20 00:16登録)
 岡島、井上作品はほとんど全て読みやすいと思いますがやはり本格とはいわなくてもミステリ的な構成、結末を期待してしまいます。結末、分類すればホラーといえる構成も含めて個人的には好きではありません。話のまとまりは流石で一部の岡島作品失敗作よりまとまっていると思いますし本人がどの題材で書こうと自由なのでしょうがどうしても井上作品でも本格色の強い作品を期待してしまいます。

No.13 7点 VOLKS
(2008/04/23 16:33登録)
むむむ・・・。
怖いような、奇妙なような、不思議な話。
とにかく読者を引き込む「力」はさすが、井上作品。

No.12 6点 シーマスター
(2008/03/19 22:21登録)
確かに、これは如何なるジャンルに属する話なのかカテゴライズが難しい。
純なミステリやサスペンスでないことは明らかだが、ホラーかと言われると所謂ホラー映画のような怖さがあるわけでもない・・・・・まあ強いて言えばやっぱホラーかな。ってか分類する必要もないか。(何をグダグダ・・・)

結局、数々の不思議な出来事、終盤の△★?#$@な展開は何だったのか・・・

自分は、この作品は先入観を持たずに入ることができたので、冒頭から最後まで「どんな展開になるんだろう」という気持ちを抱き続けることができ、読んでいる間は楽しめた。(それで十分)
読後感は、全然違う系統だけど『2001年宇宙の旅』を見終わった後の感覚と少し似ていた、ことに後で気がついた。(A.C.クラークさんのご冥福を心からお祈り申し上げます)

No.11 4点 深夜
(2007/11/22 13:46登録)
読み終わった直後だが、どんな作品であるかを説明できない。論理的には釈然としない部分が多いのだが、読み進めながら楽しむ作品と考えれば面白いのかもしれない。一応タイトルの意味はわかったのだが、何故主人公達があんなふうになるのかがさっぱりわからない。ホラーだからなのか?異色の作品であることは間違いないと思う。

No.10 4点 いけお
(2007/10/10 10:40登録)
途中の引き込まれていくパワーはすごかった。
ただ夢中になった分、最後があれだとがっかり。

No.9 7点 sophia
(2005/08/10 21:16登録)
「リング」的な怖さですね。賛否両論あるでしょうが私は好きです。ただ気になる点もあり、呪いが最後の1人を残したまま20年近く中断されていた原因については言及があった方がよかったと思います。「町を離れていたから」というのが最も納得できる理由でしょうが、主人公たちは疑問すら持っていませんよね。そこがどうも不自然に感じました。怨霊系ホラーで合理性を求めるのは野暮というものでしょうか。いやそんなことはないはず。合理性が存在するからこそ非合理の恐怖が引き立つわけでありますから。
ここからは物語の感想ですが、いじめの件はそういう見てくれの娘をそのまま学校に通わせるのがどうかと思うんですよね。普通に接するのはどうやったって無理ですよ。マスクを着用させるとかの配慮をしないと本人もクラスメイトも気の毒です。あと最後に主人公が残したメモはその人物にあらぬ疑いを掛けさせかねないのではないでしょうか。もっと何か書きましょうよ。

No.8 7点 ギザじゅう
(2005/03/22 13:48登録)
井上夢人に関しては、推理とかホラーといったジャンル分けが、大した意味をもたないように感じる。
本作も不思議な作品だった。最初の太字は小説「石海」の記述だろうと思っていたら、その通り。と思いきや、最後でまたまた不思議な終わり方をしてしまった。読者によっては怒り兼ねないラストだったが、何とも掴み所の無い作品?

No.7 6点 SD
(2004/11/27 05:41登録)
読んでいるうちにどんどん引き込まれるが、推理小説と思って読んでいたので、最終的には裏切られたような気になった。

No.6 9点 Ryu
(2004/09/11 18:42登録)
んーおもしかった。かなり引き込まれた。

No.5 9点 マイク
(2004/06/07 22:10登録)
これは、おもしろいぞ。
本当に面白い。
前半3/4まで作ってきた世界が、残りの1/4で完全に崩壊した。

この作品に論理的解決を求めては、いけない。
この本は、素直に楽しもう。

No.4 4点 じゃすう
(2004/03/10 19:17登録)
ミステリっぽいノリで読者をぐいぐいと引っ張っておいて、結局はホラー落ちというパターンはちょっと私にとっては許容しがたいのでした。期待を裏切られたというか……私の先入観の問題でもあるのですが。

No.3 7点 藍幻
(2004/03/07 23:59登録)
話がかみ合わないところでイライラなんかしちゃったけど、怖くて面白かったです。でも太字の所の意味が途中でわかってしまったんで少し残念だったかな。

No.2 6点 kino
(2003/08/31 01:33登録)
 これ、ホラーです。文句なしに面白いんだけど、推理ものだと思い込んでいたので、後半は「あれ?」って感じ。主人公が一人称で、名前が出てこないところは気になっていたんですけど、まさかそんなオチが……。推理ものだと思って読んだら、絶対期待を裏切られます!

No.1 8点 由良小三郎
(2002/05/06 20:00登録)
ジャンルとしては、ホラー小説です。
文章がうまいんで、新しい怖がらせ方をさせてくれたような気がします。
冷静になると、説明されなかった奇妙な出来事がいくつか残されたんで、作品の完璧さという面では、少しどうかなと思いましたが、メインのストーリは新しいと思いました。

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