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ミステリの祭典

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人形はなぜ殺される
神津恭介シリーズ

作家 高木彬光
出版日1955年01月
平均点7.96点
書評数70人

No.30 6点 CRYSTAL
(2009/12/08 09:45登録)
このサイトでの高評価にあまりにも期待しすぎたせいか、読了後の満足感があまり得られなかったと思います。

No.29 10点 betterdays
(2009/11/25 00:57登録)
読者への挑戦を掲げた本格ミステリの中でも、すべてに於いて完成度が高い古典の名作。
人形が出てくるミステリは数多くありますが、何といってもその怪奇趣味的なタイトルにすべてが集約されるハウダニットは美しい!
少し魅力に乏しい探偵像や犯人が何となくわかってしまうというマイナス点はありますが、時代を考えれば仕方ないのでは。
現在の作品のようにいかにして読者を驚かせるかという書き方をすれば、同じ犯人&トリックでも全く印象の違ったものになるはず。

No.28 10点 いけお
(2009/10/23 09:26登録)
自然にミスリードさせるプロットや雰囲気は秀逸。
加えて、題名含めたロジカルなトリックを読者への挑戦でさらに引き立たせる。
これはすごい。

No.27 6点 しょしょ
(2009/10/18 02:27登録)
~ネタバレ~
うーん、なぜかあんまり読後感がよろしくなかったですねー。
ただこういう列車トリックは初めてだったので新鮮でした。

No.26 8点 E-BANKER
(2009/10/03 00:11登録)
日本の本格推理小説における一つの金字塔なのは確かだと感じます。
まさに「様式美」ですね。神津恭介という稀代の名探偵やおどろおどろしささえ感じる犯人像、そして「読者への挑戦」の挿入・・・本格ファンが喜ぶ要素で一杯です。
多くの方の指摘どおり、本格物を読み漁っているファンであれば、真犯人に関しては途中で感付くと思いますが、そこでタイトルの謎が立ちふさがります。「人形はなぜ殺されるのかと」
まず、「読んでおくべき作品」という評価で間違いないでしょう。

No.25 7点 nishis2rp
(2009/09/16 13:58登録)
普通に面白いけど、犯人がかなり簡単に分かってしまい、そこからトリックが分かってしまったところは減点。

No.24 6点 れお
(2009/09/10 14:04登録)
皆さんはすごく好評価なんですが、私にはイマイチ理解しにくかったような。
読んだ後になぞが残ったような。。

No.23 8点 isurrender
(2009/07/22 01:10登録)
探偵が弱いっていうか失敗するのはあんまり好きじゃないから減点します
それでも素晴らしい作品であることに変わりないです

No.22 9点 okutetsu
(2009/07/08 17:04登録)
純粋におもしろいです。
物語の雰囲気、論理性、フーダニット、トリック、暗号、読み易さ、タイトルの秀逸さ
すべて当時としてはほぼ完璧なレベルだったのだろうなと思います。
ただ、さすがに今読むと犯人丸わかりだしあの天才神津がこんなにもやられてしまうというのはちょっと信じがたいですね(笑)

No.21 9点 kowai
(2009/06/28 15:05登録)
今日日の軟派なミステリと違い、前時代的(言い回しも含め)な雰囲気が楽しめました。日本の三大探偵の一人のはず(神津さんを読むのは初めて)がなぜか敵の方が上手でしたね。。タイトルおよび序詞が親切で、第二幕で犯人、そのトリックも見当がつきましたが、第一幕とのつながりが第四幕で明らかになり爽快でした。惜しむべき-1点は第三幕がもう少しテンポ良くあればなぁ。。(中だるみしてしまう)

No.20 9点 touko
(2009/06/25 02:06登録)
タイトルが秀逸すぎます。
本当に人形がなぜ殺されるのかわかれば、すべてがわかってしまうんだからスゴイ!

マイナス1点は、流石に今読むと、大時代的な設定を古臭く感じてしまったのと探偵側のキャラが弱いので。

でもこのトリックと構成は本当に素晴らしいです。

No.19 10点 給食番長
(2009/06/05 23:10登録)
うん、確かに凄い。
オールタイム世界ベスト10に入っても不思議ではないと思う。

No.18 10点 だい様
(2009/06/05 22:55登録)
神津恭介シリーズ

これは凄い!
この時代にしてこのクオリティ。
まさに本格ミステリの最高峰という一作。
本当に脱帽です。

No.17 3点 凡平
(2009/05/27 11:09登録)
このサイトを見て高評価なので取り寄せて読んだ。

“神津恭介”が何故“名探偵”で、警察にも日本全国にも名声を轟かせ
ているという設定になるのか全く判らない。
警察が何故こんなに無能な組織と描かれているのかも判らない。
時代(少年探偵団の時代)もあるのだろうけれど、これでは鉄人28
号の正太郎少年の扱いではないか?

昨今のミステリで、犯人はやたらと人を殺さなくなり、名探偵とい
う位置や役割も無いものが多く、私はミステリのハードルが高くな
ったと感じていたのだけれど、この作品がこれだけ高く評価される
としたら、もしかしたら私は所謂“本格”というジャンルが嫌いなだ
けなのかもしれない。
“本格”でないジャンルの“ミステリ”を語る場所を探さなければなら
ないのだろうか…。

No.16 10点 江守森江
(2009/05/22 09:45登録)
「読者挑戦物の最高峰」
タイトルを突き詰めれば犯人に到達する為に多くの読者が犯人当てを堪能したはず。
一方で、全事件のトリックや構図にはナカナカ到達出来ない。
その辺りのさじ加減から読者挑戦物の最高峰だと思っている。
第二事件単独の中編だと上記のさじ加減は出来ない。
それ故、事件継続の為に神津が犯人に翻弄されるのは御愛嬌。
松本清張の社会派全盛期に初読したのでインパクトは絶大だった。
現在では実行不可なメイントリックが残念ではあるが何度読み返しても色褪せない"宝物"

No.15 10点 測量ボ-イ
(2009/05/03 16:47登録)
日本の推理小説史上に燦然と輝く名作です。スト-リ-展開
や謎解きの過程だけではなく、サスペンス性も申し分なし。
目の肥えた読者なら犯人は判り易いでしょうが、多くの読
者を納得させられると思います。

No.14 9点 frontsan
(2009/02/16 09:21登録)
このサイトで評価が高かったので読んでみました。
犯人はなんとなくわかるのですが、ハウダニットものとして、とてもよくできた作品だと思います。
高木彬光恐るべし。

No.13 10点 堀木正雄
(2009/01/18 14:42登録)
第二幕のトリックは題名のとおり「人形はなぜ殺される」という謎を巧みに使っていて、小説全体からしても最高峰の本格ミステリです。
読者諸君への挑戦というのも大好きです。

No.12 8点 マニア
(2009/01/04 15:01登録)
題名は勿論、冒頭からしつこいくらいに繰り返される「人形はなぜ殺される?」という命題に答えが与えられ、犯人の悪魔的トリックが突き崩されるクライマックスは衝撃的だった。なぜか人形が殺されるという奇天烈な状況に、現実的なロジックで解答を与えて事件を解決に導いていく面白さは確かに傑作!

ただ、個人的には4度目の殺人で行われた、冷酷非情な犯人の悪魔的思考が一番ゾーッとした。

トリックは別として、犯人自体は不自然な行動が多いため分かりやすいかも。

No.11 8点 VOLKS
(2008/12/31 09:10登録)
読者に向かって真っ向勝負、といった作者の姿勢が心地よかったし、今なお語り継がれる作品であるのが当然だ、と感じる作品だった。

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