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ミステリの祭典

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人形はなぜ殺される
神津恭介シリーズ

作家 高木彬光
出版日1955年01月
平均点7.86点
書評数74人

No.34 9点 星屑の仔
(2010/02/14 13:09登録)
このサイトで最高評価を受けていたとあって、「どれ、ならば読んでみよう」と言うことで読んでみました。

舞台は、とある魔術サークルの団員内で起こる、不可思議な事件。
ショーの舞台裏で起こった、いたずら。
そこから派生する連続殺人。
閑静な住宅街の一角で、女性の首なし死体殺人、
静岡の別荘付近の線路での轢死殺人、
そして黒魔術中の詩人の謎の殺人、
そしてそれらには全て、事前のマネキンの死が付きまとっていた。

誰が犯人なのか?
どうやってこんな連続殺人を犯すことができたのか?
その理由は?
そしてどうしてマネキンは、人形は殺されなくてはいけなかったのか?

それがラストで一瞬で繋がる瞬間は、爽快の一言でした。
やはり名作と言う肩書に偽りなし、文句なしの作品でした。
いや~~。てんこ盛り。

ただ一言言わせてもらえれば、途中で答えがうっすらとではありますが、頭に浮かんでしまったことです。
ラストに近づくに従って、自分の中ではある程度仮説ができあがっていました。
「この答えでなくてくれ」と思っていたら、ニアピンでした。
このサイトで高評価を受けていた、と言うことが頭にあったためでしょうね、皮肉なことです。
ただ、全てを思い浮かべることができたわけではないので、いやむしろそれ以外の部分での衝撃が多く、殆どがっかりと言うことはありません。

こんな昔に、こんな作品を書き上げることができるとは、いやはや恐れ入りました。


そうそう。
この作品シリーズに登場する神津恭介って、日本の三大名探偵のうちの一人だったんですね。
容姿端麗・頭脳明晰・医学部助教授であり女性に対してやや疎い、とまぁ非の打ちどころのない名探偵ですよ。
たぶん、今のミステリ小説でこんな探偵を書き出したら、たちまち読者から「アンリアルだ!」って叩かれるんでしょうね。
そういう意味でも、これからは三大名探偵を超える探偵は出てこないんでしょうね。

今回の神津さんは苦戦している様子がありありと書かれていました。
「あの神津が失敗するなんて・・・」なんて台詞がありましたね。
できれば過去の作品を読んで、神津さんの凄さを味わってからこの作品を読むと、さらに神津の偉大さと、今回の犯人のレベルの高さを味わうことができたんでしょうね。

No.33 5点 鷹
(2010/01/22 11:35登録)
このサイトで高評価なので、期待しすぎたかも。
私には、あまり合わなかったです。

No.32 6点 文生
(2010/01/21 13:28登録)
トリックは独創的でいいのですが、この作者の本格ミステリーは言い回しが大げさでどうも鼻につく。

No.31 7点 makomako
(2009/12/23 19:27登録)
30年以上前に読んだ小説だが、新装版が出ていたので懐かしく購入再読した。大分昔に読んだため犯人もトリックも大半は忘れてしまって新鮮な気持ちで読んでいたが、佳境に入ったところは覚えていてはじめて読んだ衝撃はやや少なかった。密室物のほうが時間トリックより好きなので刺青や能面のほうが好きではあるが、こちらのほうがさらによく出来た小説であることは間違いなく十分に楽しめた。

No.30 6点 CRYSTAL
(2009/12/08 09:45登録)
このサイトでの高評価にあまりにも期待しすぎたせいか、読了後の満足感があまり得られなかったと思います。

No.29 10点 betterdays
(2009/11/25 00:57登録)
読者への挑戦を掲げた本格ミステリの中でも、すべてに於いて完成度が高い古典の名作。
人形が出てくるミステリは数多くありますが、何といってもその怪奇趣味的なタイトルにすべてが集約されるハウダニットは美しい!
少し魅力に乏しい探偵像や犯人が何となくわかってしまうというマイナス点はありますが、時代を考えれば仕方ないのでは。
現在の作品のようにいかにして読者を驚かせるかという書き方をすれば、同じ犯人&トリックでも全く印象の違ったものになるはず。

No.28 10点 いけお
(2009/10/23 09:26登録)
自然にミスリードさせるプロットや雰囲気は秀逸。
加えて、題名含めたロジカルなトリックを読者への挑戦でさらに引き立たせる。
これはすごい。

No.27 6点 しょしょ
(2009/10/18 02:27登録)
~ネタバレ~
うーん、なぜかあんまり読後感がよろしくなかったですねー。
ただこういう列車トリックは初めてだったので新鮮でした。

No.26 8点 E-BANKER
(2009/10/03 00:11登録)
日本の本格推理小説における一つの金字塔なのは確かだと感じます。
まさに「様式美」ですね。神津恭介という稀代の名探偵やおどろおどろしささえ感じる犯人像、そして「読者への挑戦」の挿入・・・本格ファンが喜ぶ要素で一杯です。
多くの方の指摘どおり、本格物を読み漁っているファンであれば、真犯人に関しては途中で感付くと思いますが、そこでタイトルの謎が立ちふさがります。「人形はなぜ殺されるのかと」
まず、「読んでおくべき作品」という評価で間違いないでしょう。

No.25 7点 nishis2rp
(2009/09/16 13:58登録)
普通に面白いけど、犯人がかなり簡単に分かってしまい、そこからトリックが分かってしまったところは減点。

No.24 6点 れお
(2009/09/10 14:04登録)
皆さんはすごく好評価なんですが、私にはイマイチ理解しにくかったような。
読んだ後になぞが残ったような。。

No.23 8点 isurrender
(2009/07/22 01:10登録)
探偵が弱いっていうか失敗するのはあんまり好きじゃないから減点します
それでも素晴らしい作品であることに変わりないです

No.22 9点 okutetsu
(2009/07/08 17:04登録)
純粋におもしろいです。
物語の雰囲気、論理性、フーダニット、トリック、暗号、読み易さ、タイトルの秀逸さ
すべて当時としてはほぼ完璧なレベルだったのだろうなと思います。
ただ、さすがに今読むと犯人丸わかりだしあの天才神津がこんなにもやられてしまうというのはちょっと信じがたいですね(笑)

No.21 9点 kowai
(2009/06/28 15:05登録)
今日日の軟派なミステリと違い、前時代的(言い回しも含め)な雰囲気が楽しめました。日本の三大探偵の一人のはず(神津さんを読むのは初めて)がなぜか敵の方が上手でしたね。。タイトルおよび序詞が親切で、第二幕で犯人、そのトリックも見当がつきましたが、第一幕とのつながりが第四幕で明らかになり爽快でした。惜しむべき-1点は第三幕がもう少しテンポ良くあればなぁ。。(中だるみしてしまう)

No.20 9点 touko
(2009/06/25 02:06登録)
タイトルが秀逸すぎます。
本当に人形がなぜ殺されるのかわかれば、すべてがわかってしまうんだからスゴイ!

マイナス1点は、流石に今読むと、大時代的な設定を古臭く感じてしまったのと探偵側のキャラが弱いので。

でもこのトリックと構成は本当に素晴らしいです。

No.19 10点 給食番長
(2009/06/05 23:10登録)
うん、確かに凄い。
オールタイム世界ベスト10に入っても不思議ではないと思う。

No.18 10点 だい様
(2009/06/05 22:55登録)
神津恭介シリーズ

これは凄い!
この時代にしてこのクオリティ。
まさに本格ミステリの最高峰という一作。
本当に脱帽です。

No.17 3点 凡平
(2009/05/27 11:09登録)
このサイトを見て高評価なので取り寄せて読んだ。

“神津恭介”が何故“名探偵”で、警察にも日本全国にも名声を轟かせ
ているという設定になるのか全く判らない。
警察が何故こんなに無能な組織と描かれているのかも判らない。
時代(少年探偵団の時代)もあるのだろうけれど、これでは鉄人28
号の正太郎少年の扱いではないか?

昨今のミステリで、犯人はやたらと人を殺さなくなり、名探偵とい
う位置や役割も無いものが多く、私はミステリのハードルが高くな
ったと感じていたのだけれど、この作品がこれだけ高く評価される
としたら、もしかしたら私は所謂“本格”というジャンルが嫌いなだ
けなのかもしれない。
“本格”でないジャンルの“ミステリ”を語る場所を探さなければなら
ないのだろうか…。

No.16 10点 江守森江
(2009/05/22 09:45登録)
「読者挑戦物の最高峰」
タイトルを突き詰めれば犯人に到達する為に多くの読者が犯人当てを堪能したはず。
一方で、全事件のトリックや構図にはナカナカ到達出来ない。
その辺りのさじ加減から読者挑戦物の最高峰だと思っている。
第二事件単独の中編だと上記のさじ加減は出来ない。
それ故、事件継続の為に神津が犯人に翻弄されるのは御愛嬌。
松本清張の社会派全盛期に初読したのでインパクトは絶大だった。
現在では実行不可なメイントリックが残念ではあるが何度読み返しても色褪せない"宝物"

No.15 10点 測量ボ-イ
(2009/05/03 16:47登録)
日本の推理小説史上に燦然と輝く名作です。スト-リ-展開
や謎解きの過程だけではなく、サスペンス性も申し分なし。
目の肥えた読者なら犯人は判り易いでしょうが、多くの読
者を納得させられると思います。

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