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ミステリの祭典

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凡平さんの登録情報
平均点:7.00点 書評数:5件

プロフィール| 書評

No.5 4点 世界の終わり、あるいは始まり
歌野晶午
(2010/02/04 11:53登録)
“葉桜~”の次に読んで結構面白い試みだなぁ~と思ったんだ
けれども、“女王様と私”や“ジェシカが~”などを読んで評価
を変えた。

“葉桜の季節に君を思うということ”に縛られ過ぎていないか?
読者のミスリードを誘うアイデアに力が入り過ぎて、ストーリー
や会話に違和感がある作品が目立つ。

『読者が好きなように想像(完結)してくれよ』というのは、
そろそろ止めた方が良いのでは…。


No.4 9点 幽霊人命救助隊
高野和明
(2009/06/19 15:38登録)
自分も勇気付けられたけれど、現代の、出来るだけ多くの人に読んでもらいたい作品。
作者の作品は、ラストに希望があり救いがあるので気持ちよく安心して読める。


No.3 3点 人形はなぜ殺される
高木彬光
(2009/05/27 11:09登録)
このサイトを見て高評価なので取り寄せて読んだ。

“神津恭介”が何故“名探偵”で、警察にも日本全国にも名声を轟かせ
ているという設定になるのか全く判らない。
警察が何故こんなに無能な組織と描かれているのかも判らない。
時代(少年探偵団の時代)もあるのだろうけれど、これでは鉄人28
号の正太郎少年の扱いではないか?

昨今のミステリで、犯人はやたらと人を殺さなくなり、名探偵とい
う位置や役割も無いものが多く、私はミステリのハードルが高くな
ったと感じていたのだけれど、この作品がこれだけ高く評価される
としたら、もしかしたら私は所謂“本格”というジャンルが嫌いなだ
けなのかもしれない。
“本格”でないジャンルの“ミステリ”を語る場所を探さなければなら
ないのだろうか…。


No.2 10点 秘密
東野圭吾
(2009/05/22 17:44登録)
ずいぶん前によんだんだけれど、東野作品は最後の一行まで油断できないという印象を強くした作品。年齢や状況が変わるたびに何度か読み返したい。


No.1 9点 告白
湊かなえ
(2009/05/13 13:57登録)
それぞれの独白の形をとりながら、事件当事者及び周辺の登場人物の誰にも読者がシンパシーを感じないように、細心の工夫をこらして描いた物語だと思う。
またひとつミステリのハードルが上がったんじゃなかろうか。
どこにも救いが無いところがこの作品の最も凄いところであり、へなちょこ読者である俺の一点減点理由。

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