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26482. 作家の追加   HORNET  2019/12/10 20:01  [新作作家/作品の追加]  


「スチュアート・タートン」を追加しました。


26479. RE:RE:RE:RE:RE:RE:RE:RE:硝煙反応まとめ   tider-tiger  2019/12/09 22:44  [雑談/足跡]  


空さん、こんばんは。

> いやあ。『雪は汚れていた』はいつ評を書こうかと迷ってはいたんですけど、あんなふうにしてみました。
偶然なわけはないと思っていましたが、やはりそうでしたか。真似してみたいけど、私の場合は1111本の書評を書き終えている頃には寿命が尽きていそうな気がします。王貞治のホームランの数より多いですからねえ。

> あれ、ホントにクリスティらしい作品ですね。
あの騙し方はいかにもって感じがします。自分は書評で少し触れた「省略」がひっかかって、それで気付きました。

>『雪~』評で、「シムノンらしい代表作とは言えないかもしれません。」と書いたのも、
空さんの代表作に対する考え方はminiさんや自分に近いのだなとは感じましたが、
>tider-taigerさんと同じく miniさんのご意見を基にしています。
とは思っておりませんでした。miniさんの御書評には個々の作品評価だけではなく、ミステリに対する考え方が多分に含まれていて、そういう部分も愉しく読ませていただいております。長らく書評がないので心配です。お元気ならよいのですが。

『雪は汚れていた』については、クリスティ再読さんが御書評で「文学的なシムノンの代表作」とされていました。クリスティさんは文学的な価値を重視して代表作であると仰っていて、空さんはシムノンの作品の中での位置を問題にしています。どちらの御意見ももちろん納得のいくものです。こういう際どい感覚というか、視点の違いも愉しませてもらっております。

今後もよろしくお願いいたします。では、失礼いたします。


26478. RE:返信   tider-tiger  2019/12/09 22:13  [雑談/足跡]  


雪さん、こんばんは。

> 「どちらが先か」は実際ほとんど気にしておりません。お構いなく意欲的にご書評下さい。
事後承諾になってしまいまいたが、ありがとうございます。

>自分はかなり乱雑な読書傾向の上、既に登録済みの作品もボーダーライン上というか、厳密にはミステリとは言い難いものも多いです。
自分もボーダーライン系がけっこう好きなので、個人的には歓迎です。自分はそういう作品を書評するときは、ミステリ要素がどこにあるのかについてできるだけ言及するようにしております。

>来年度は中里介山の大菩薩峠でもやろうかなーと思案中です。
雪さんの御書評は個々に見ると多様性があるのですが、投下の仕方にはある種の戦略性というか、企画性というか、そういったものを感じます。楽しみにしております。
では、失礼いたします。


26477. 作品の追加   YMY  2019/12/09 19:51  [新作作家/作品の追加]  


マーティン・クラークの「州検事」を追加しました。


26476. 作家の追加   YMY  2019/12/09 19:50  [新作作家/作品の追加]  


「マーティン・クラーク」を追加しました。


26473. RE:RE:RE:RE:RE:RE:硝煙反応まとめ   弾十六  2019/12/09 18:49  [雑談/足跡]  


> [ 空さんのコメント ]
> シムノンの話題をふっていただいて、恐縮です。

空さま おばんでした。

英語版を調査していただいてありがとうございました。
お陰ではっきりしたことがあります。
gunpowder would be found in the pores of his skin,
とpores(毛穴)が言及されてますので、自然な流れなら even if 以下は「手を洗ってたとしても…」じゃないかな?
シムノンは聞きかじった知識を披露しようとして勘違いを書いちゃった、というのが真相かも知れません。

実はparaffin test maigretでググると、メグレ・シリーズで更に一作がヒットしたのです。
『メグレと宝石泥棒』(1965) La Patience de Maigret (Alastair Hamilton訳ではMaigret Bides His Time、最近のペンギン版ではThe Patience of Maigret)
この中でメグレは
"Unless the murderer wore rubber gloves, his hands certainly carry minute traces of powder, which last for two or three days and which the paraffin test always reveals."
と言っています。(英語版p24、Hamilton訳)
全く正しいですね。(米国でも「72時間は有効」と出所不明のパラフィン・テスト・マニュアルに書いてありました…)
本作も60年代なので、フランスでは1959年のHarrison&Gilroy方式が新しい鑑識技術として広まり、オズワルドの件で熱が冷めたのでは?と今のところ受け止めています。
ただし、フランスや英国の文献が全然ヒットしないので、今後も探っていきたいな、と考えています…

ユスチノフ版『ナイルに死す』私も見てます。多分映画館に行ったような記憶が… でも全然内容を覚えてません。(再読してから見ようと思います… がいつになるかなあ。まだ『秘密組織』すら片付けられないのに…) ルネ・クレールの『そして誰もいなくなった』も映画館で観ました… (こっちは強烈に憶えています)


26472. 作品の追加   クリスティ再読  2019/12/09 13:03  [新作作家/作品の追加]  


朝山蜻一の「白昼艶夢」を追加しました。


26471. 作品の編集   蟷螂の斧  2019/12/09 10:27  [新作作家/作品の追加]  


アンソロジー(国内編集者)の「贈る物語 Mystery」を編集しました。


26470. RE:RE:RE:RE:RE:RE:RE:硝煙反応まとめ     2019/12/08 23:18  [雑談/足跡]  


tider-tigerさんへ

いやあ。『雪は汚れていた』はいつ評を書こうかと迷ってはいたんですけど、あんなふうにしてみました。

> 書評にも書きましたが、自分はminiさんの代表作に関する考え方に共鳴するところありまして、代表作というならクリスティは自分の知る限りでは『ナイルに死す』かなと思っています。

あれ、ホントにクリスティらしい作品ですね。お気づきかとも思いますが、『雪~』評で、「シムノンらしい代表作とは言えないかもしれません。」と書いたのも、tider-taigerさんと同じく miniさんのご意見を基にしています。

あ、『ナイルに死す』原作をまだお読みでない方、映画と違って原作にはパラフィン・テストなんて出てきませんので。


26469. 返信     2019/12/08 22:28  [雑談/足跡]  


>こんばんは。もしこれをお読みでしたら、すみませんが、矢作の『引擎』をお先に頂きます。
>汚れていない雪さんへ(上記で汚れている雪について言及しましたもので、すみません)

 わざわざお断りありがとうございます。
「どちらが先か」は実際ほとんど気にしておりません。お構いなく意欲的にご書評下さい。
 自分はかなり乱雑な読書傾向の上、既に登録済みの作品もボーダーライン上というか、厳密にはミステリとは言い難いものも多いです。
 ただ読書範囲を自ら狭めてしまうのは損失の方がより多いのではないか?という思いはありますので、なるべく他の方のお怒りを買わないようにしながら「ミステリ系」くらいの括りでボチボチやっています。
 来年度は中里介山の大菩薩峠でもやろうかなーと思案中です。
 最後になりましたが、tider-tigerさんの読書生活の充実を願って、ここで筆を置かせて頂きます。 


26468. 作品の追加   まさむね  2019/12/08 21:48  [新作作家/作品の追加]  


藤崎翔の「恋するおしい刑事」を追加しました。


26467. RE:RE:RE:RE:RE:RE:硝煙反応まとめ   tider-tiger  2019/12/08 21:16  [雑談/足跡]  


空さん、こんばんは。
シムノンの原書となると可能性あるのは空さんかなと思って、ついつい御名前を出してしまいました。御丁寧な返信をありがとうございます。

> 榊原氏訳は当然フランス語から直接のはずですが、内容は英語版も全く同じですね。
英語版と日本語版ともに内容が一致しているということは、仏語版も大意は同じでしょうね。

> ちなみに、パラフィン・テストをはったり的に使った例として思い出すのは、映画『ナイル殺人事件』(リメイクされるそうですね)のユスチノフ=ポアロ(あの巨体が?)です。
なるほど。映画は観ておりませんが、とりあえず今夜は予定変更して『ナイルに死す』を書評することにしました。
書評にも書きましたが、自分はminiさんの代表作に関する考え方に共鳴するところありまして、代表作というならクリスティは自分の知る限りでは『ナイルに死す』かなと思っています。

シムノンといえば、一つお伝えしたかったことがあります。
ちょっと前の話になります。
空さんが『雪は汚れていた』をずっと書評されていなくて、空さんがあれをお読みになっていないわけはないだろうにと不思議に思っていたのですが、1111号記念にガツッと10点いきましたね! かっこいい!
もちろん狙っていたんですよね? 痺れました。
ではでは失礼いたします。


汚れていない雪さんへ(上記で汚れている雪について言及しましたもので、すみません) 
こんばんは。もしこれをお読みでしたら、すみませんが、矢作の『引擎』をお先に頂きます。


26464. RE:RE:RE:RE:RE:硝煙反応まとめ     2019/12/08 17:37  [雑談/足跡]  


弾十六さん、tider-tigerさん、こんにちは

シムノンの話題をふっていただいて、恐縮です。
残念ながら『メグレと優雅な泥棒』の原書は持っていません。ただ、Penguin Bookの英語訳は持っているんです。
実はこの洋書、河出書房のシリーズが始まるちょっと前、まだフランス語も知らない頃に買ったものです。原書ではありませんが、その代わり読んでわかる人が多いのがいいところ。

問題の個所は第8章(最終章)最初の方、拳銃強盗の容疑者たちのことです。

if any of them had used a firearm of any kind within the past three or four days, gunpowder would be found in the pores of his skin, even if he had taken the precaution of wearing gloves.

榊原氏訳は当然フランス語から直接のはずですが、内容は英語版も全く同じですね。

ちなみに、パラフィン・テストをはったり的に使った例として思い出すのは、映画『ナイル殺人事件』(リメイクされるそうですね)のユスチノフ=ポアロ(あの巨体が?)です。


26463. 書評追記   弾十六  2019/12/08 07:24  [雑談/足跡]  


『モルグ街の殺人』に追記しました。
今、ブロンテ『嵐が丘』(1847)とサッカレー『床屋コックスほか』(1840ごろ)を読んでますが、比べるとポオのデュパンの著しい現代性を感じます。
ものの考え方が新しい、というか。
日本では大塩平八郎の乱(1837)のあたり。米国はまだ26州しかない時代。
他のポオ作品はどんな感じだったかな…


26462. 作品の追加   メルカトル  2019/12/07 22:55  [新作作家/作品の追加]  


阿佐田哲也の「黄金の腕」を追加しました。


26461. 作品の編集   メルカトル  2019/12/07 22:52  [新作作家/作品の追加]  


上甲宣之の「JC科学捜査官 雛菊こまりと“くねくね”殺人事件」を編集しました。


26460. 作品の追加   メルカトル  2019/12/07 22:46  [新作作家/作品の追加]  


上甲宣之の「JC科学捜査官 雛菊こまりと゛くねくね”殺人事件」を追加しました。


26459. 作品の追加   take5  2019/12/07 22:27  [新作作家/作品の追加]  


アンソロジー(国内編集者)の「平成ストライク」を追加しました。


26458. RE:RE:RE:RE:硝煙反応まとめ   弾十六  2019/12/07 17:36  [雑談/足跡]  


tider-tigerさま おばんでした。

継続審議、ありがとうございます。

> 仏語の原文という意味ですよね?
だとすると、所有していらっしゃるとすれば空さんか。

空さま(いきなり申し訳ありません。空さまは私の「高評価と近い人」の一人で毎回非常に注目させていただいております。短くピリリと決まっているところが素晴らしい。)は原文をお持ちの可能性があるのですね。
検索結果で『メグレと優雅な泥棒』(榊原晃三 訳)に「最近三、四日のうちに何らかのピストルを撃っていたら、たとえ手袋をはめて用心していても、手の皮膚に染み込んだ火薬が発見されるはずだった。」という文が表示されたので、原文ではどうかな?と思ったのです。火薬が手袋をすり抜ける、という意味ではなく、多分、手袋が覆っていない手首の部分から検出されるという意味だとは思うのですが…

実はkoboに1100円払えば仏文の電子本Maigret et le voleur paresseuxが手に入ります。本国Amazonでkindle版があっても日本では売ってなくて悔しいことがありますが、こーゆー場合、koboを試すと大抵売っていますのでお試しあれ。(さすが最大数の品揃えを目指してたkoboですね…)

シムノンは確かに厳密性を重んじるタイプではなさそうですが、パラフィン・テストが登場する作品が1960年代に集中してるのは偶然なのか。(Google検索の結果がグーテンベルク21の電子本に限られており、紙しかない本はヒットしにくいのかな?)
1959年のHarrison&GilroyのGSR検出法は、今までクラッカーとか洗剤とか尿とかのnitrateでも拾ってたテストの信頼性を格段に高めたようなので、(antimony, barium & leadが同時検出される例としてはブレーキパッドが良くあげられている) もしかするとフランス警察が採用したのは1959年以降なのかも、と想像したり…

余談ですが、メグレシリーズで一番気になる『メグレの拳銃』、仏文原本をkoboで入手しました。この拳銃ネタは伝言板で前に披露してますが(あの時はイタリア語版を元に妄想)原文を読んで気づいたネタがありましたので、いずれ書評で書く予定です。(拳銃ネタだけだと憚られるので、全体を読んでから… でも仏文一冊を読み通せる気が全くしない…)

(追記)
クリスティ再読さま、『結晶世界』、『ストーカー』、『ノスタルジア』… どれも大好物です。バラードは『ヴァーミリオン・サンズ』のリゾート気分が好きだったなあ。


26457. RE:RE:硝煙反応まとめ~返信おそくなってすみません   tider-tiger  2019/12/07 13:45  [雑談/足跡]  


人並さん、こんにちは。

>鑑識技術が緻密になり、リアリズムが小うるさく
なっていくのは、商業作家にとっては
面倒な面もあったのかと思います。

ですよね。鑑識ではありませんが、インターネットと携帯電話の登場も頭が痛かったのではないでしょうか。うまく利用している作家もいるようですが。
逆にテレビとか写真の登場は作家稼業を少し楽にさせたかもしれませんね。
「インドのゴミゴミした通り」と書けば細かい描写なしでもなんとなく想像はつきます。まさか現代日本でそう聞いて渋谷とか新宿を思い浮かべる人はいないでしょう。
テクノロジーも作家にとっては痛し痒しというところでしょうか。

>キングズリイ・エイミスが 「科学鑑識技術が細かくなっていく現代ではもう本格ミステリは 書きにくい。

鑑識以上に監視技術の進歩も厄介そうですね。中華さまの素晴らしい監視システムが世界に普及したらミステリはどうなってしまうのでしょうか。どこでなにをしても監視されていて発見されてしまう。犯人はもう家の外には出られませんよ。そんなミステリはちょっと勘弁ですね。
ミステリが最も書き易かったのはやはり1960年代から70年代あたりでしょうか。

ではでは失礼いたします。




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