皆さんから寄せられた5万件以上の書評をランキング形式で表示しています。ネタバレは禁止
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spam-musubiさん |
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平均点: 5.70点 | 書評数: 192件 |
No.22 | 5点 | 光る鶴- 島田荘司 | 2011/12/08 00:32 |
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表題作他2編。
いずれも強いドラマ性や本格としてのカタルシスがあるというより 「地味な佳作」といった印象。 |
No.21 | 5点 | 灰の迷宮- 島田荘司 | 2011/11/12 22:50 |
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なるほど、灰といえば鹿児島か。
相変わらず吉敷刑事のシリーズは悪く言えば地味。よく言えばリアリティがあり、 足を使って一つまた一つと真実へ近づいていく様は好感がもてる。 |
No.20 | 5点 | ら抜き言葉殺人事件- 島田荘司 | 2011/03/09 19:24 |
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一直線に話が進み、読みやすいが、それほど深い内容ではない。
このまま淡白に終わるのかな~と思っていたところに最後のどんでん返しが きて驚いたし、内容的には6点にしようかと思ったが、作者の思想・主張が 強めだと押しつけがましい感じがしてあまり好きではない。 |
No.19 | 5点 | 羽衣伝説の記憶- 島田荘司 | 2010/11/17 18:28 |
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吉敷シリーズの番外編的作品。
普通のミステリかと思って読み進めると肩透かしを喰らう。 と見せかけつつ、最後の最後で思わぬ方向から謎解き要素が 出現してきて、嬉しい誤算といった感じ。 「きっとこういうことだったんだよ」という推論だけでは 通子が納得しなかったかもしれないところ、はっきりと 物証を示したところがよかった。 この2人がいずれまた一緒になれるといいなぁ。 |
No.18 | 5点 | ひらけ!勝鬨橋- 島田荘司 | 2010/10/07 12:55 |
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一応殺人は起こりますが、謎解き要素は希薄。
ドタバタコメディ+最後だけカーアクション、といった趣き。 ミステリを期待して読んだので、拍子抜けでしたが、 それでも話自体は十分楽しいものでした。 が、このサイトで採点するならこのくらいかな、と。 |
No.17 | 7点 | 火刑都市- 島田荘司 | 2010/10/01 17:42 |
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作者お得意の、本格と社会派の融合作品。
奇想天外なトリックは出てこないが、地道な主人公の 地道な捜査は読み応えがある。 が、真の主役は某女性。重く暗い過去から抜け出そうと 苦しみながら歩き、なんとか幸せを手にしようと必死に もがくその生き様がこの作品の肝だと思う。 表面上の主人公は事件を捜査する警部、しかしながら 真の主人公は犯人サイドの女性の生き様。 この構図はどこかで読んだな、と思ったら 宮部みゆきの火車に通じるものがあるような気がする。 |
No.16 | 6点 | 出雲伝説7/8の殺人- 島田荘司 | 2010/09/13 17:36 |
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動機がはっきりしていて犯人が誰かはほぼ明示されているような
ものなので、How done it1点に焦点を当てた物語。 新大阪駅で犯人のアリバイ工作が綻び始めるあたりの展開は とても面白い。が、結末(最後の1ピースが出てくるあたり)は 微妙。あれを読んでそこまで犯人が思い詰めるだろうか… |
No.15 | 5点 | Yの構図- 島田荘司 | 2010/09/01 18:53 |
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吉敷シリーズのひたすら地味な捜査の面白さが(御手洗との対比として)
やっとわかるようになってきた。 この話については、「いじめ」とミステリーを無理やり結びつけて 本格と社会派の融合を図ろうという、「奇想天を動かす」に通ずる ものを感じるのだが、それがうまくいると思えない。 吉敷に言わせている、受験といじめを絡めた言葉もいかにも表層的。 私自身が教育業界にいるせいもあるが、「あなた、いじめについて本当に きちんと学んで書いていますか?」と言いたくなる。 |
No.14 | 7点 | 奇想、天を動かす- 島田荘司 | 2010/07/19 10:23 |
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一歩間違えば荒唐無稽とも思えるこの壮大さ。
この作者にしか描きえない作品です。吉敷シリーズは比較的 地味目な作品が多いですが、これは作者らしさが存分に出ていて 実に楽しめます。 列車をつまみあげる大入道、歩き出す首無し死体、消えるピエロ・・・ これをファンタジー方向に向かわず、徹頭徹尾理屈で解決し切るあたり、 弟子の綾辻氏あたりと比べ、役者の違いを感じてしますところ。 ただ、歴史的に事実関係について明確になっていないはずの朝鮮人連行問題等に ついて、やや入れ込み過剰気味なのが残念。 |
No.13 | 5点 | 天国からの銃弾- 島田荘司 | 2010/06/09 13:33 |
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短編が3編。
さすがの筆力で引き込まれたが、いわゆる本格ミステリではないので、 このHPではこの点数。 表題作は、被害者やその家族も真っ当な人間とは言い難く、 感情移入がしづらかった。 |
No.12 | 7点 | 死者が飲む水- 島田荘司 | 2010/06/04 11:50 |
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御手洗の対極にあるような、牛越刑事の地道な地道な
捜査活動にひきこかれるものがあった。 この手の派手なトリックは、ともすると理由が薄く 「トリックのためのトリック」になりがちだが、 犯人がこのトリックを弄した理由も納得性が高く、 すっきりと腑に落ちる。 |
No.11 | 5点 | 高山殺人行1/2の女- 島田荘司 | 2010/05/29 21:57 |
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探偵役不在。それ以前に殺人が起こらないミステリー。
一本道で途中だれたが、解決編の小気味よさはまずまず。 トラベルミステリ=鉄道、という状況に 一石を投じた、という意味あいは大きいと思うが、 本格ミステリとしてみたときにはいまいち。 |
No.10 | 4点 | 確率2/2の死- 島田荘司 | 2010/05/28 13:52 |
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ページ数も少なく、内容的にもあまり残らない。
が、今(2010年5月)たまたま琴光喜の野球賭博事件が 話題になってるので、妙にリアリティーがあったw |
No.9 | 4点 | 消える「水晶特急」- 島田荘司 | 2009/09/24 19:28 |
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いくら真夜中とはいえ、東京ですよ?
見たこともないフォルムの列車が、電車が走っていないはずの時間に走っていたら 果たして目撃者が一人で済むでしょうか? 山手線を走ったんですから、新宿の大ガードだとか、渋谷のスクランブル交差点あたりとか… 東京舐めんなっていう感じがしてしまいました。 また、主人公(?)の女性(列車に乗っていない方)が、友人の女性を助けたいのは わかるが、「単なる親しい友人」に過ぎないため、なんというか動機が平板な感じ。 今ひとつでした。 |
No.8 | 6点 | 寝台特急「はやぶさ」1/60秒の壁- 島田荘司 | 2009/09/13 11:10 |
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さすが島田さんで、単なる時刻表トリックとは違い、本格らしい
雰囲気を漂わせた作品。 こっちのシリーズは初めて読んだが、やっぱり御手洗潔がインパクトありすぎで どうしても、普通の人だな~、という感じがしてしまった。 |
No.7 | 3点 | 嘘でもいいから殺人事件- 島田荘司 | 2008/01/31 20:26 |
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「犯人がウソを付いてた」って何のことかわからなくて
気持ち悪いのですが… |
No.6 | 5点 | Pの密室- 島田荘司 | 2007/09/06 10:54 |
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何の因果か、初めて読んだ御手洗シリーズがこの本。
順番が逆なら笑えて楽しかっただろうなぁ…、と。 |
No.5 | 5点 | 御手洗潔のダンス- 島田荘司 | 2007/09/06 10:52 |
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普通です。御手洗さんらしさが存分に味わえます。 |
No.4 | 8点 | 異邦の騎士- 島田荘司 | 2007/09/06 10:52 |
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いわゆる「ミステリー」「本格」ではありません。
が、とても惹きつけられる作品。皆さんがおっしゃっている 通り、他のシリーズを読んでからでないと本当の意味がわかりません。 |
No.3 | 5点 | 御手洗潔の挨拶- 島田荘司 | 2007/09/06 10:50 |
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御手洗シリーズのエッセンスを詰めた作品集でしょうか。
短編なのでミステリとしての読み応えはありません。 |