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猫サーカスさん
平均点: 6.19点 書評数: 419件

プロフィール高評価と近い人書評おすすめ

No.219 6点 紙の月- 角田光代 2020/06/08 18:15
総額一億円。横領に手を染めた女性銀行員が転落していく姿を通して、お金やモノでは埋められない人間の心底をスリリングに描いている。梅沢梨花は主婦。生活の充実を求めて銀行のパート職に就いた。顧客先の人望も集め、契約社員へ。転落の発端は男子大学生との恋。交際を維持するため得意先の定期預金証書の偽造に手を伸ばす。内部調査が始まると、発覚を恐れてタイへ逃亡。果たして逃げ切れるのか。個人が高額資金を流用した事件は世間を騒がせ、「普通の人」と現実離れした金額との落差が強調される。金銭感覚、理性、罪悪感を失っていく梨花の心理描写はその落差を解き明かすかのようだ。梨花の行方を気遣う友人たちも離婚、夫婦の不仲など問題を抱え、現代人の閉塞感、焦燥感を代弁する。物語が一気に加速する終盤は、「八日目の蝉」など女性の苦悩を捉えてきた著者の筆力が際立っている。

No.218 6点 解錠師- スティーヴ・ハミルトン 2020/05/26 18:55
主人公マイクルは、解錠という特殊な才能を持つ青年。マイクルは8歳の時に悲惨な体験をし、そのショックでしゃべれなくなった。伯父に引き取られ鬱屈した日々を送る彼にとって、絵を描くことだけが慰めだった。しかし、高校時代にある出来事をきっかけに解錠の才能を発見する。物語は少年時代と、その後のプロの金庫破りとしての暮らしぶりを、マイクルが回想する形で進んでいく。金庫を破るには、錠のかすかな手応えを感じ取る繊細な感覚が必要だ。その緊迫感あふれる緻密な描写が秀逸。そしてアメリアとの交流は、主人公がしゃべれないだけに、いっそうピュアで美しい。すべての悩みや苦しみ、愛や喜びを閉じ込めた心の錠前が少しずつ開かれていくがごとく、主人公が再生に向かう姿に胸が熱くなった。

No.217 5点 ミスター・クラリネット- ニック・ストーン 2020/05/26 18:54
ハイチという風土の特色がいかんなく発揮された作品。元私立探偵マックスは幼女惨殺犯3人を殺して服役していた。出所すると、ハイチの大富豪から莫大な報酬と引き換えに2年前に行方不明になった少年を捜してほしいと依頼される。とにかくハイチの描写が圧巻。酸鼻を極める貧困、怪しげなブードゥーの呪術、ドラッグ取引とギャングと、混沌とした秩序のない世界の描写が続く。マックスの亡き妻への愛が、どろどろとした暗い世界で唯一の光。自分の正義感に忠実であろうと苦闘する主人公の凛とした姿が作品を引き締めている。

No.216 6点 天使は黒い翼をもつ- エリオット・チェイズ 2020/05/13 18:52
男と女の運命の出会い。生き詰まった状況で、2人は先のことなどどうにでもなれとばかりに破滅的な行動に打って出る...。一部の犯罪小説ではおなじみの展開だ。この小説も同様の展開を見せる。米ルイジアナで石油堀りの仕事を終えた「俺」は娼婦とホテルで数日過ごした後、一緒に車に乗って出発する。目指すはデンヴァー。彼女を途中で降ろすつもりだったが、その価値観を聞かされて気が変わる。「俺」にはとっておきの犯罪計画があった。そいつを実行するには仲間が必要だ...。男と女の旅路は、徐々にその表情を変え、語らなかった過去が徐々に明かされる。犯罪そのものよりも、準備と計画の過程、そして犯行の後の日々を描くことに力を注いでいる。衝動的に生きる男女の抱く欲望とむなしさ、人間に対する視線。ねじ曲がっていながらも真に迫った心理描写を堪能できる。

No.215 7点 犯罪- フェルディナント・フォン・シーラッハ 2020/05/13 18:52
あるとき臨界点に達する恐妻家、空き巣に入って裏社会の闇を垣間見る若者、ゴロを巻く二人のスキンヘッドを瞬殺した身元不明の男、恋人を救うため死体を解体する若者などなど。そこにカニバリズムをめぐる猟奇殺人や、法廷相手に「能ある鷹は爪を隠す」を地で行くトンチ話なども加わり、合計十一の事件が刑事弁護士である語り手によって語られる。複雑極まりない犯罪の顛末が抑制の効いた文章で淡々と綴られているのが本書の魅力。鉈で割ったような飾り気のない単文の連続。それでいて行間から万感の思いがあふれ出す。「紛れもない犯罪者。ただの人、だったのに」本書の帯の惹句が、ある意味この短篇集のすべてを物語っている。

No.214 8点 薔薇の名前- ウンベルト・エーコ 2020/05/01 17:35
元宗教裁判判事のバスカヴィルのウィリアムと、その弟子のメルクのアドソの二人組が、フランスとイタリアの国境近くの山中に建つベネディクト修道院を訪れ、そこでベネディクト会のムードを壊す謎の連続殺人事件に出会う。毎日ひとつ殺人が起こる寸法で、七日間に亘って物語が展開する。ベースにあるのはラテン語と神秘本の博識。いってみれば晩のお課めを果たすシャーロック・ホームズ、修道院のロバの皮の王女、僧服姿のフィリップ・マーロウの物語である。実に見事に練り上げられた小説、偉大な創意によるラテン語の古い手記のパロディだ。それが中世に関するエーコの百科事典並みの知識の染み込んだ言語世界を通して編み上げられている。

No.213 5点 ママ- 神津凛子 2020/05/01 17:35
イヤミスといえば、湊かなえ、真梨幸子、秋吉理香子などが健筆をふるっているが、この作者の場合は、おぞましさが増しているので「オゾミス」と呼ばれるようになった。シングルマザーが男に拉致・監禁される物語で、ぞっとする場面の連続のなか、隠された動機と家族の秘密が明らかになるサスペンス。後半は監禁小説という構造なので前作よりも単純であるが、犯人との対峙、拷問(映画「マラソンマン」を彷彿させるほどの戦慄)などにひねりがあり、動機へとつながる過程に緊張感がある。幼い娘の視点を採用しての背景説明と家族愛への主題収斂も良く、おぞましさの解毒にもなっていて実に巧み。

No.212 7点 悪意- 東野圭吾 2020/04/21 17:44
序盤で早々と主人公が犯人を見つけて逮捕し、普通ならこれで終わりの物語。しかしその犯人は頑なに、「動機」を語ろうとしなかった。この物語が教えてくれるのは、人間の悪意のあり方。なぜ犯罪を犯したのか、その本当の理由が語られる時、そこにある人間の欲深さと、溜め込まれた悪意の発露に驚かされた。またこの物語を盛り上げているのは、独特な語り方。他のミステリにはない筆致と構成が、「悪意」という作品の魅力を最大限に高めてくれている。ただ相手の言葉がそのまま記録して描かれたり、一人の人間がワンサイドで語り続けたりと、普通の物語では考えられない構成になっている。そしてこの構成が、終盤に至って大きな意味を持ってくる。信用できない書き手なのではなく、単にそういう「物語」が展開されているだけ。そして犯人のトリックに、まんまと騙される。他のミステリではあり得ないこの構成が「動機」という一点にのみ焦点を当てたこの物語の特異性を強調してくれている。

No.211 7点 道化の死- ナイオ・マーシュ 2020/04/21 17:43
冬のある日、イングランドの田舎にある領主屋敷の庭で、伝統の「五人息子衆のモリスダンス」が行われることになっていた。クライマックスで、五つの剣の切っ先に頭を突き出した道化が首をはねられ、その後、生き返るという筋書きの、死と再生をテーマにした豊饒祈願のダンス。しかし、道化役の鍛冶屋の主人は本当に首を切り落とされ殺されてしまう。衆人環境下の中の殺人という難事件を解決するためにやって来たのは、スコットランドヤードのアレン警視。警視は綿密な聞き込みによって、ほぼ真相に辿り着くと、それを証明するために、再度ダンスを演じることを提案した。そして驚くべき真相が暴かれる。凍てついた闇にかがり火が焚かれ、哀切なバイオリンの音色が響き、鈴を鳴らして男たちが踊るダンスのシーンは実に幻想的で美しい。演劇畑出身のマーシュの面目躍如樽舞台設定で、この作品の大きな魅力になっている。それに加え、登場人物の造形が実に見事。ことに、かくしゃくとした九十四歳の屋敷の女主人の存在感は素晴らしい。

No.210 10点 そして誰もいなくなった- アガサ・クリスティー 2020/04/06 19:23
孤島の別荘に招かれた十人の客が、マザーグースの「十人のインディアン」の歌詞のとおりの死に方で、次々死んでいき、そして誰もいなくなるというお話。全員を殺そうとしていることが明らかな犯人が十人の中にいるらしくて、次第に残る者が少なくなっていき、生き残った全員が互いを疑心暗鬼の眼で見始める面白さは、当時の推理小説にはないものだった。不可能性の種明かしは最後にあるが、トリックなどはもうどうでもよくなるほど、その展開の面白さに圧倒された。

No.209 10点 ブラウン神父の童心- G・K・チェスタトン 2020/04/06 19:23
推理小説ではテクニックやヒロイズムはどんどん発展してきたけれど、美学というのはブラウン神父に出会った時に強く意識した。夢のような話の中に、幾何学的ロジックとか容赦ない残酷な逆転の発想を加えたトリックとかがあって、推理することに美学を持ち込んでいる。もちろんアイデアだけ抽出してみても、よくこんなトリックを思いつくなというのが山ほどある。ミステリの短編の中で頂点と見ています。

No.208 7点 ヴェサリウスの秘密- ジョルディ・ヨブレギャット 2020/03/26 19:12
十九世紀末、万博開催を目前にしたバルセロナ。父の死の知らせで七年ぶりに帰郷した大学教授のダニエルは、新聞記者のフレーシャから殺された可能性があると知らされる。手記に残された暗号の謎解き、おどろおどろしい挿絵の並ぶ解剖書、サナトリウム、解剖学教室、カーチェイスならぬ馬車の追跡劇、地下でうごめく謎の住人、そして産業革命後の光と影を宿すバルセロナ。ミステリであり、怪奇小説であり、スチームパンクであり、でも何より冒険物語の醍醐味が味わえる。

No.207 5点 それ以上でも、それ以下でもない- 折輝真透 2020/03/26 19:12
第九回アガサ・クリスティー賞受賞作。ナチス支配下のフランスが舞台。主人公は神父で、無用の混乱をさけるために祖国解放の闘士が殺された事件を隠蔽してしまうのだが、それがかえって苦悩を深めることになる。フランスの聖職者を主人公にした話だが、一人一人の人物像が的確だし、多数の人物の出し入れも巧みで、ナチスとの対峙も緊迫感がある。大きな仕掛けがあるわけではないのに、戦争が引き起こす殺意などが丁寧に捉えられてあり、誰が殺人犯なのかという謎はやや唐突に解かれるきらいはあるけれど、全体的に「懐の深い読ませる作品」といえるでしょう。

No.206 6点 熊の皮- ジェイムズ・A・マクラフリン 2020/03/13 20:08
アパラチア山脈の一角で、自然保護区の管理人を務めるライスは、組織犯罪と関わっていた過去を隠し、人里離れた山奥でひっそりと暮らしていた。ある日、手足と胆のうを切り取られた熊の死体が発見される。闇市場での取引を企む密猟者の仕業だ。ライスは密猟者を捕えようと調査に乗り出すが、地元民たちは非協力的で中にはあからさまな敵意を示す者もいる。彼の前任者の女性をはじめとするわずかな味方とともに、ライスは密猟者を追う。ストーリー自体は比較的シンプル。ひときわ印象に残るのは、ライスが山奥を歩き、森に溶け込み、自身がそこに同化していくかのような迫力ある情景の描写。獣の臭い、鳥や虫の声、湿った空気。雄大にして過酷な自然の中で、ライスは自身に向き合い、そして自らの過去を振り返る。山の中で密猟者を追う現在の物語に、捨てたはずの過去が絡み合う。荒々しい展開と静かな内省が同居する、じっくり楽しみたい作品。

No.205 6点 ころころろ- 畠中恵 2020/03/13 20:07
病弱ながら大妖の血を引く大店の若だんな一太郎が、お付きの白沢、犬神を筆頭とする妖たちと難事件を解決する捕物帳の第8弾。ここまでシリーズが続くとマンネリに陥りそうだが、著者は一作ごとに趣向を変えて常に読者を驚かせている。一話完結の短編集なのはいつも通り。ただ今回は、失明した若だんなの光を取り戻すため、目の神様(生目神)の宝石を持っている河童を探すといいう大きな流れがあり、長編小説としても楽しめるのが新機軸。また「ほねぬすびと」「けじあり」といったいわくありげなタイトルの意味が、ラストに明かされる鮮やかな謎解きにも驚かさえるだろう。ユーモアミステリではあるが、生目神を通して日本人の宗教観に迫る重いテーマもさりげなく描いており、硬軟のバランスが絶妙。

No.204 7点 流れは、いつか海へと- ウォルター・モズリイ 2020/03/03 19:33
私立探偵が活躍するミステリが珍しくなって久しい。だが、この作品は、ニューヨーク市警を追われて私立探偵になった黒人男性が主人公という、今どき貴重な物語。ジョー・キング・オリヴァーは身に覚えのないレイプ容疑で逮捕され、警察を辞めて妻とも別れ、今は私立探偵業を営む。ある日、容疑のきっかけとなった女性から届いた一通の手紙で、彼は自分の逮捕が仕組まれたものだったことを知る。一方、弁護士の女性から、警官殺しで捕まった黒人ジャーナリストの無罪を証明するよう依頼を受ける。過去と現在、二つの冤罪事件を追うジョーが見いだすものは・・・。かつて全てを失い、漫然と日々を過ごしていたジョーが、自らの名誉を取り戻そうと奮闘するストーリーも読ませるが、主人公の娘や、相棒となる元凶悪犯など、彼を取り巻くキャラクターの存在もまた大きな魅力。権力も絡んだ卑劣なたくらみに、屈することなく立ち向かう市井の探偵。真相そのものはシンプルだが、小さなサブプロットがいくつも絡み合って層の厚さを感じさせる。

No.203 5点 T.R.Y. 北京詐劇- 井上尚登 2020/03/03 19:31
一九一六年、上海で最高の詐欺師と言われていた伊沢修は、ある人物から思わぬ依頼を受けた。袁世凱をだましてほしいというのだ。辛亥革命の後、袁世凱は最高権力者へとのぼりつめたばかりか、皇帝に即位しようとしていた。中国近代史を背景に、巧妙な詐欺をもちかけて大金を奪うコンゲームとしての人を食った展開もさることながら、今回最上の料理人を志す女性・江燕が登場することにより、お粥から満漢全席まで、中華料理に関するエピソードが多いのも読みどころのひとつ。痛快な歴史冒険小説。

No.202 8点 火車- 宮部みゆき 2020/02/18 19:10
一つの犯罪を巡って熟年刑事である主人公が奔走し、その特異な犯罪を詳らかにしていく物語。真実に向かって一歩ずつ進み続け、そして最後には真実と対面する。ありふれたミステリ作品とは一線を画す、この過程の中にこそ、この物語の魅力があると言えるでしょう。しかしそれだけではありません。この物語が面白いのは、主人公は被害者と犯人の両者のことを最後まで「人伝て」でしか知らないという事。犯人を追う過程において、犯人のことを知る人物や、被害者を知る人物から、いろいろなことを聞いていきます。どういう人物なのか、何があってそうなったのか、それを主人公も読者も、誰かの話の中からしか知ることが出来ません。皆思い思いの言葉で彼女たちのことを語り、本当にそのすべてが正しいかどうかはわからないけれど、しかし確かに多くの人の生活に影響を与えていく。そして、どうしてその人物がそんな風に生きるようになったのかを、主人公と共に知っていきます。その話の中からヒントを見つけて、どんどんその人の核心に迫るような過去を知る誰かに出会えるようになっていく。この物語の結末は、意外に感じられます。真相に肉迫する中、「ここで終わるのか」と感じてしまう。それでも、ラストシーンはあのタイミングでなければならなかったと思う。この作品は、主人公が見知らぬ犯人を追う物語であって、そこに会話は必要ない。犯人が本当は一体どういう人物で、どんなことを思っていたのか、それは闇に葬り去られ、読者の想像に任せてくれてよかった。回答がない方が美しく感じるからです。

No.201 7点 風神雷神 Juppiter, Aeolus- 原田マハ 2020/02/18 19:09
「風神雷神図屏風」で知られる絵師の俵屋宗達を主人公にした、歴史アート・フィクション。俵屋宗達は、江戸時代の初期に活躍した絵師。ただし生没年不明。経歴にも謎が多い。作者はそうした隙間を最大限に利用し、奔放なストーリーを創り上げた。なんと織田信長に見いだされた天才少年絵師の宗達が、狩野州信(永徳)の「洛中洛外図屏風」の制作を手伝うのだ。さらに信長の命により、その絵をローマ教皇に届けるため、天正遣欧使節の一員になる。とんでもないアイデアだが、内容は重厚。天正遣欧使節の四人の少年と宗達の友情。後にバロック絵画の巨匠となる少年カラバッジョと宗達が出会ったことで生まれる、芸術家同士の魂の共鳴。人間にとって美術とは何かという問いかけ。波乱に富んだストーリーよって、絵師の情熱と絵画の魅力が、堪能できる。休日を丸々使って、物語の世界に遊びたい。そんな贅沢な娯楽を求める人に薦めたい。

No.200 5点 謝罪代行社- ゾラン・ドヴェンカー 2020/02/07 18:52
奇抜な発想の妙が効いている作品。仕事のない若者4人が「謝罪を代行する」商売を始めた。商売は成功したが、ある日、指定場所に行くと、壁に釘ではりつけにされた女性の死体に出くわす。相手4人を脅迫し、女性への謝罪と死体の始末を強要した。しかたなく指示に従った4人は、恐ろしい事件に巻き込まれていく。「おまえ」「わたし」それに三人称の語り口を駆使し、過去と現在を往復しながら物語は進んで行く。作者の不敵で綿密なたくらみについつい熱くなりページを繰らされた。

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