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[ サスペンス ]
フリント船長がまだいい人だったころ
ニック・ダイベック 出版月: 2012年08月 平均: 5.00点 書評数: 1件

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早川書房
2012年08月

No.1 5点 猫サーカス 2020/08/07 17:31
タイトルから想像する方も多いかもしれないが、スティーブンソン「宝島」を下敷きにしている。かの作品が港町の宿屋の息子、ジム・ホーキンズの成長譚であったのと同じように、本書も教養小説の形式をとっている。ある犯罪行為が成長のための通過儀礼に絡む形で描かれている。展開の意外性もありサスペンスとして楽しめるのだが、同時に胸が痛くなる青春小説でもある。


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ニック・ダイベック
2012年08月
フリント船長がまだいい人だったころ
平均:5.00 / 書評数:1