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斎藤警部さん
平均点: 6.68点 書評数: 1451件

プロフィール高評価と近い人書評おすすめ

No.1051 6点 殺人は女の仕事- 小泉喜美子 2021/04/28 23:37
万引き女のセレナーデ・・・長すぎるコント。こんな緩い話の味付けのため、ひと一人障碍者に。。 4点
捜査線上のアリア・・・モノクロ日本映画の様な人情犯罪ドラマ。腐れ縁の草臥れた男女に挟まれ、少年が話の鍵を握る。題名と内容、雰囲気に違和感。 5点
殺意を抱いて暗がりに・・・エンドが豪快過ぎるイヤミス。夜中、マダム達の不毛な集まりを抜け出した女は。。。実体験を元にしてるって、一体どこの部分だ。。(だいたい想像付くけど) 5点
二度死んだ女・・・これは沁みる。またイヤミス主人公に墜ちそうな女かとヒヤヒヤしたが、、含みを持たせて綺麗に終わった。音楽が人を救うような話。 7点
毛(ヘアー)・・・結末意外性より構造のお洒落さを選んだな。独特の希望の光で終わる、○○関係のお話。赤ん坊への愛情描写がわずかな仄めかし以上にあればよりディープだった。でも、これでいいのかな。 5点
茶の間のオペラ・・・母と姑と娘と嫁の物語。イヤミスとイイミスの間を往復しつつ、、こ、このエンドは斬れ味あり! 7点
殺人は女の仕事・・・ひどくサディスティックな気分にさせてくれる爽快イヤミス。舞台は出版業界。全七話の主人公の中で、この女こそ抜きん出て愚か者。これも実体験ベースだそうですが。。(だいたい想像付く) 6点

青樹社ビッグ・ノヴェルズ。 男子よりは女子に、少女よりは熟女に受けそう。

No.1050 7点 九尾の猫- エラリイ・クイーン 2021/04/26 23:33
とても本格ミステリとは思えないよな、疑惑を呼ぶ謎の構成へと妙に早いタイミングから雪崩れ込むのは何故だ?! 構成の妙と言うより妙な構成じゃないか!? まさか。。いろんな意味で、まさか。。 言ってみりゃ停滞の部分が長すぎて、ページ数の問題じゃあないんだけど、その部分が詰まらなくはないんだけど、ちょっとつまづいてやしないか、、鮎川哲也「白の恐怖」のアソコを彷彿とさせる。。などと疑いと期待の眼で見張っていたら。。。。 終盤、舞台が欧州に移ってからの展開というか、重みある対話はなかなかにスリリングじゃないか。最後に博士がエラリーへ向ける言葉の花束も熱い! あの時代あの時節にわざわざ対面にこだわったのも納得だが、現代のテクノロジーを以てして果たしてテレミーティング対応は可能だろうか。。

「クイーンくん。 理解できるだけの科学的知識がきみにあるんだろうか」

やはりあの、被害者の年齢が徐々に下がって行く、その年齢差に一度だけ大きな隔離がある、女性は全て既婚者、この伏線であり謎の解かれるシークエンスにこそ最強の本格ミステリスプラッシュが在った。そこに較べたら、表面上はより重そうなアノ要素など、見掛け倒しとまでは言えないが、軽いもんだ。。とは言えそこに根差す大ホワイダニットの構造とエナジーは本格ミステリ興味を確実に支持、加速している。 パニック小説的要素も力強い味付け。しかし、あの絶対的アリバイに誰も気づかなかったのはどうかしてますぜ。。

“まさにその場で<猫>事件は終わると思った、とふたりの刑事はあとになって言った。申し分のない状況だった。”

ミッシング・リンク。。。そうか、○○だけは誰もが”例外無く”する事なんだよな。。もしやEQ(著者の方)はそこから閃いて、xxxパターンと巧妙に結び付けたのかな。。そこへ身の毛もよだつ動機の噴出を結び付けたのか。。

それにしても、物語の始まりはとんでも無き不謹慎犯罪ファンタジーの様相から。。ファンタジーやったら何でもええんかいや?! まるでその補償でも望むように迸るユーモアの言い訳じみた云々かんぬん。。よくもそんなとっから少しずつしゃあしゃあとユーモア冒険イェイイェイみたいなテクスチュアに転がり込んだものだな、恥知らずが!! と冒頭数十頁は苦笑の連続でしたが、、それで最後はこれだもんな。。その手の権威(?)金田一さんが見たらどう思うんでしょうか。 あと題名を「丸尾の猫」と見間違えると一気にちびまる子ちゃんの世界がひろがる事は否めないです。


最後、ネタバレになりますが。。。。 もう少し、あの若い二人なり誰なりにそれとなく疑惑を寄せるディヴァイン風?クリスティ風?ミスディレクションがあっても愉しかったと思います。

No.1049 9点 アンクル・アブナーの叡智- M・D・ポースト 2021/04/22 23:40
アメリカ開拓時代。危うい治安環境でキリスト教に縋る心情が濃い空気の中、法治と民主主義への道を手探りする志ある者たちが牽引する、他のミステリでは得られないこの独特の熱気と真摯な緊張感、そして暗闇の中で出逢う眩しい光の感慨。どれも掌編サイズでありながら何故か重厚無比な魅力を誇って憚らない、所謂黄金期に少し先行する、古典的本格ミステリ集です。

ドゥームドーフ殺人事件/手の跡/神の使者/神のみわざ/宝さがし/死者の家/黄昏の怪事件/奇跡の時代/第十戒/黄金の十字架/魔女と使い魔/金貨/藁人形/神の摂理/禿鷹の目/血の犠牲/養女/ナボテの葡萄園

「藁人形」の真犯人特定に至る、ポースト独特の痛み。「養女」のハウダニット暴露へぎらぎら、じりじりと至るスリル。 「ナボテの葡萄園」の結末に向かっての熱すぎる大進行劇。 等々等々。。。。

語り手の少年(アブナーの甥)の成長を追って時系列に、オリジナル短篇集から抜粋+追加で再編成した創元版『アブナー伯父の事件簿』と異なり、早川版のこちらは収録順含めオリジナル短篇集そのままの翻訳(そのため時系列は行ったり来たり)。大クライマックス「ナボテ」を最後に持って来る気持ちは分かるが、同作を早々と前半に置く創元『事件簿』の方が全体通しての緊張感は上回っているかと思わなくはない。

某作の古式ゆかしい物理トリックが突出して知られる不幸があるが、実際は、仮に表面は物理的でもどこまでも心理に軸足の、人間心理の動きを神の摂理に照らし合わせて事件と人生の解決に持ち込もうとする気概の作品が多い。 探偵役アブナーの、コミュニテイでの申し分無い名士というかヒーロー性も特筆出来よう。

「理性とは人間特有のものなんだ。神が理性を必要とするなんて、万が一にも考えられん。理性とは、真実を知らん人間が、一歩一歩真実に近づいてゆく手立てなのだ。」

No.1048 6点 オーデュボンの祈り- 伊坂幸太郎 2021/04/19 15:37
"島全体の責任、と言ってしまいたかった。そうすれば、すべてがうやむやに終るのではないか。"

どこかしらムーミン谷を彷彿とさせる、ブラウン神父の魂も宿っているらしい或る「特殊離島」と本土(宮城県仙台市)を二つの舞台とした、白い寂しさ漂うファンタジー。  猫と◯の謎解き(?)のあたりから急に、諦めかけていた合理的解決のへの予感が虹のように煌めき出した、 の だが 、、、 ええっおおっ、そこで終わるの?! 『アレ』はどうしたの?!?(◯◯が島にやって来る直接原因になって終わり?!) コンビニ強盗の扱いも軽すぎるんじゃないの!? 云々云々。。  中心的事件に纏わるハウ/フー/ホワット/ホワイダニットの伏線回収は見事。だが大いに気を持たせた物語全体の諸々は最後まで綺麗な一点に収束しきれてない~ せいぜいボコボコした小さな五角形くらいでないの。。 島サイド、本土サイドを並べてみせたトコにもビックリの落とし穴を期待してましたよ。お門違いでしょうけど。。 まぁ結末でカックン来たけど、エピローグでしみじみさせられちゃって。。。結局悪くないです。  含みが多くていい感じに割り切れない登場人物群の中で、一人際立った非道人間役だけは純然たる欠陥産廃として描いている所に、作者の人の悪い魅力が匂い立っています。  全体通して、言葉のおしゃべりはいい感じ。

No.1047 8点 塩狩峠- 三浦綾子 2021/04/16 15:00
“激しい衝撃と共に、心のどこかに、揺らがないひとところがあった。全身をゆさぶられるような衝撃のはずなのに、心のひとところだけは、きわめて静かだった。”

『その時』に向かってスリリングに、情感豊かに進行する人間成長サスペンス。 主役、準主組、脇役陣と充実の存在感。 手探りで理解を深め行く若者の道とキリスト教。 おそるべし、たよるべし、信仰の底力。

押し花のシーンは泣ける。 あまりに温かい、札幌での別れのシーンも忘れられない。

“せめてこの昼だけでも、しあわせな食事をさせてやりたい”

列車内で懐かしき人と再会し大団円ムードのうちに雪崩れ込む、殺人的に熱いあのクライマックスにさえ決して物語の熱量が偏らない誠実さ。 クライマックスから引き継ぐラストシークエンスとエピローグの温かさ、そして最後に残された起伏。

“ここで驚いてはならないと、自分の首の根を、自分自身でおさえつけるように、自分のあぐらの中に目を落としていた”

新潮文庫裏表紙はあらすじ抜きのネタバレ一本勝負だが.. 先にそこを知ってしまったからこそサスペンスフルな小説として読めたのだから。。(いや、よく見ると、最後に何が起こったのかは決して書いていないぞ。。。。)

“ひとことも発しなかった。そっと掛布とんを胸元まであげ、次に首までかくし、ついにはすっぽりと顔までかくしてしまった。掛布とんがかすかに動き、その下で、声を立てずに泣いているようであった。”

明治の世も終わり近く、北海道は旭川近郊”塩狩峠”で起きた、或るクリスチャンの青年に纏わる事件と、そこに至るまでの青年や周囲の人々の人生、事件のその後を簡潔にドラマチックに描く、実話に基づいた作品です。

「ふじ子はしあわせな奴だなあ・・・・・・」

No.1046 8点 顔のない肖像画- 連城三紀彦 2021/04/14 11:20
潰された目
患者を強姦したと訴えられる医者(看護師と婚約中)が無実を主張する。 徐々に信頼できなくなって行く語り手(証人)の群れが密集し次々にカードを切る。後期クイーン問題なんてものを何処かで連想させつつ畳み掛ける中盤の分厚さは流石だが、この真相だったら、ヨーサノパイセンがもうちょい軽いノリで全体構成してくれた方がむしろズンと来るかも。 タイトルはやや比喩負け(比喩違い?)か。 だかこの残酷な締めの考察は、心理の足跡使いの巧みさもあって、刺さる。   7点

美しい針
カウンセラーと患者の攻防。 舐めたらあかん。。。勢いに騙されるで。。 男性恐怖症だって。。? そこまで迸って、最後に絞りきれなかったリドルストーリー的残滓のグラつくやばい煌めきよ。 チャンチャン終わりのようでちっともチャンチャンじゃない、拡がり続けるエンディング。 しかしこの先生、なかなか思い切った技を使うね。  7点

路上の闇
或る事件を起こしたばかりのタクシー客は、運転手が自分を、ラジオニュースを賑わすタクシー強盗と疑っているのでは、との疑念に取り付かれる。 強烈に熟成される映像的サスペンスから、一瞬の掌返し。単純に真相だけなら見え易いものだが、この奥深い逆説は最後の説明で味わいを増す。 だけど、アレ、もう一つのアレのほうはどこ行った。。  7点

ぼくを見つけて
「誘拐された」との110番通報主は、数年前の誘拐事件で死亡したはずの子供。 やけに早いタイミングで反転が晒される意味は。。この隠し方には驚いたわ。凄まじまいミスディレクション魂!ちょっとしたリドル風エンディングも熱い。視点変換の可能性って、こんなに。。他の作家でも書きそうな先行三作とは全く異質、連城三紀彦ならでのはのストマックブロー。 ホワットダニットの分厚さ、罪深さに絶句。 哀れな子だ。。。。  9点

夜のもうひとつの顔
不倫相手である雇い主をヤってしまった若い女性は、最悪のタイミングで、被害者の妻から電話を受ける。 いいねえ、、探り合いの機微と展開が光る、これぞ連城サスペンス。 刑事コロンボを思わす映像性高いシーンも決まった。 畳み掛けるサスペンス流儀の大反転と濁流のエンディング、と来て〆に小粋な小反転。  8点

孤独な関係
OLが友人と共通の話題「あの事件」に纏わる告白を披歴。 一種のフーダニット(不倫相手捜し)ではあるが。。。 最後、急に来るダンダンダンダン何連発だかもう分からない反転にも全て貌(かお)があって意味がある。だが、最後に露呈される真相は、何とも言えない、空間に更にぽかりと穴が空いたような、見ようによってはなかなかスットコな感覚の。。wだけど心地良い冷風がフゥーッと吹き抜ける不思議な感慨をくれる。 実は物語の終わった後に更にまだあるんじゃないかと惑ってみたり、逆に真相とされる解釈の一つ前が本当の真相、という手の込んだ考えオチじゃないのかと疑ってみたり。  7点

顔のない肖像画
画廊での出遭いから波動が拡がる物語。。。。。これは導入からやばいな。俗世のうだうだが隠れ蓑となりミステリがフェードインするよな先行作(「ぼくを~」は例外)と違い、もう始めっからコレ絶対やばい真相だろってオーラが噴出しまくっとる。謎の堆積、微量の解決と微量の増殖を繰り返し総量は絶えず高い所をキープ。更にサスペンスの空圧。美術品オークション会場で堂々行われた極秘のオペレーション。。いや、そこは、気付かないでしょう。。。。ミスディレクションたっぷりで絶対顔が見えない隠し方トリックの極南。。ブラウン神父も天国でさぞ微笑んで指をパチリと鳴らしたことでしょう。大資産家を相手に、■金トリックの地平を大きく開拓してくれました。 最後の最後までミステリのエキスだけを敷き詰めながら、物語のパトスさえ充溢。どんな胸熱な騙し絵だよ、と泣いてまうやないか。。。(幻の遺作の件は、後々考えるとちょっと笑っちゃうこじつけのような気もするが、、言い換えると、しまそうが書いたら絶対苦笑を誘うバカミスに仕上がると思うんだが、、読中は全く気になりませんでした。。(笑)) やはり最後は人間の意志とドラマが勝った。  10点


全般的に『花葬シリーズ』の如き恋愛文芸と推理小説の奇蹟の婚姻めいた味わいは薄いが、俺達の連城にそういった所だけを求めるものでもないでしょう。法月さんの文庫解説にもありましたが、『夜よ鼠たちのために』同様「週刊小説」誌に初出の作品を集めた短篇集との事で、この発表の場では抒情等にこだわらずとにかくトリッキーなミステリ本位で勝負した、という事なのかも知れません。

No.1045 8点 木曜の男- G・K・チェスタトン 2021/04/12 13:40
ラストシーンの晴れ渡り感が眩しい。。。。(ラス前のぶちまけ感も凄まじい。) こう見えて友情と淡い恋の物語だよな。。(その置き場所がとんでもなくシャイでトリッキーなんだが。。) 時々、未来視点からの振り返りがカットインする所がニクいね。読了後、その意外な意味が滲みる。。逆説とユーモア、洞察の冴えは言うまでもないが、、ってやっぱり言ってしまいます。軽奇書と呼びたいですね。(じゅうぶん重いけど、愉しくて読みやすい、が、自然と玩読を強いられるので時間は掛かる。) 現代に無政府主義というと世界を繋げた極大グローバル企業群とスーパー富裕層を想うが、著者だったらそのへんどう描くだろうか。。 本筋から遊軍として離れるような、本筋そのもの(のパラフレーズ)のような、ドタバタアクション展開も滑稽に色彩豊かに盛り上げる。。!! 途中から、昭和の某人気ドラマを連想して笑っちゃいました(笑)が。。。。。。。スパイスリラー、のパロディ、かと思って裏切られるのもまた一興、といった一面もある快作です。オモロいゎア。。。。。。。。

No.1044 6点 超・殺人事件―推理作家の苦悩- 東野圭吾 2021/04/05 18:03
各作、面白いし手堅くまとまっている。 何度か笑ったし感心もした。 KS.54と来るか。。(笑)

「超税金対策殺人事件」⇒ クスクス笑い、弱から強へ。題名、そういう意味でしたか~~、いきなり攻めるなあ。ひょっとして、風刺の本当の対象は小説家ではなく。。?
「超理系殺人事件」⇒ ほぼ笑い抜きの面白小説。風太郎風。作中作ミステリに始まり、悪ノリでミステリから外れて行って、最後ミステリで締める。
「超犯人当て小説殺人事件(問題篇・解決篇)」⇒ オチ、というか真相はちょっと見え透いてますが、、ミステリ短篇のクセに何故かそこには力点置いてないから問題無し。安易な叙述トリックをおちょくったりとか、色々。
「超高齢化社会殺人事件」⇒ 本気で笑ってはいけないという意見もありましょうが、、私はこれが一番大笑いでした。何度も噴き出しました。ちょっとした叙述(なんとか●●)トリックのセコいダメ押しも、よく計算されてる。
「超予告小説殺人事件」⇒ 唯一、純粋なミステリじゃないのかな(本格じゃなく、サスペンス)。 面白かった。
「超長編小説殺人事件」⇒ 業界への風刺がいちばん純粋に凝縮されてるのは本作か。嘲笑の花吹雪。
「魔風館殺人事件(超最終回・ラスト五枚)」⇒ リドルストーリーと解釈すればちょっとした趣。そんなニクい箸休め。
「超読書機械殺人事件」⇒ メインのアイディアに拡張性と現実性が高い故、最もスキャンダラスな一篇と言えましょう。”ショヒョックス”って、どんな商品名にしたらいかにもテキトーに付けた感じになるものか、よくよく検討に検討を重ねたんでしょうなあ。惜しむらくは、他の評価モードでも少し書き分けて欲しかった。 しかし、黄泉よみ太ww

『名探偵の掟』とは似て非なるコンセプトの一冊だが、敢えて比較すれば、向こうさんの勢いある統一感、完成度に軍配かな。

No.1043 5点 日本殺人事件- 山口雅也 2021/04/02 18:50
気持ちは分かるが。。ピリっとしねえなあ。 決して詰まらない本ではないんですが。。 結局この『趣向』がミステリ根幹にほとんど影響しないなら、もっとタガが外れた様に多方向へ、メタパロディ的にふざけ切ってくれりゃあ良かった。ノタリのエスカペシュでキュッとやりたいねえ。。ってが。。 まああの「セップク」の話は、現代日本にもその風習が残っているというファンタジー前提あってこそのトリックなんだろうが、他はその点、必ずしも。。 「お茶」の話はなかなか真相が深かったし、「廓」の話も意外な人間関係に引っ張られるトリックが光ったけど、何ですかね、このおふざけ趣向と上手く噛み合ってなくて、結果ミステリとしてトータルの面白さ減のような。。甘味だけのエピローグもミステリ魂が宿ってない。まあプロローグでモータウンのレアなシングル掘り出すとこは良かったです。

No.1042 6点 殺しの報酬- エド・マクベイン 2021/03/31 11:14
落語で言うマクラからの。。一瞬だけ思索に迷うも。。持ち直してファーストシーン鮮烈(過ぎず、手堅過ぎず。。恐喝業者が走る車中からの狙撃で即死)、、と冒頭はハードに決めたもんだが、なんか中盤に入るにつれユル面白いお話になって行くんだけど。。 時々文学の森に逍遥しつつ、やはり人間臭い人間たちの適度にヴィヴィッドな描写、チョイ役らしき人たち(?!)まで入れて、いかしてます。 しかしこのびっくり真犯人とニサス風?バタバタは笑ったが、、つまりはこう見えてしっかりミスディレクションが効いたって事でないの!! しかも、◯学的大ヒントまで、アカラサマにあったのに! 違和感独白のダメ押しまで付いて!!! んで最後は文字通り、朝飯前の解決とな。 それにしても、サザエさんが読んでる架空の推理小説みたいな題名ですね(笑)。

No.1041 6点 体育館の殺人- 青崎有吾 2021/03/29 17:17
「疲れたなあ。一日に何人もの人間と話すってのは、だめだな。三人が限度だ」

いきなり登場人物一覧外の人間を犯人名指しする探偵役(笑)。 緻密なロジックと、地味さが味な殺人舞台/背景の重ね具合にいまひとつ妙味ってもんが足りないな。。 密室構成要素のうち、施錠の経緯はちょっと目を引いた。 真犯人の意外性は薄いけど(そこはキズではない)、更に奥があるとは思わなかった。。(だが、更にあるとしたらこの方向でしょうって見え透いてるから意外性は低い)。 だがちょいと引っ掛かりのあるバッドエンド、ってのとは違う、以降作に気を持たせる最後の悪い台詞。。 ともあれ全体的に悪くない。 アニヲタっぷり全開な台詞やら何やらも、門外漢ながら愉しい。

不良のフの字も無いよな高校生の殺しの手際が良過ぎるのは確かにファンタジーの領域。傘の件にしてもゆらぎの大きい部分を白黒付け過ぎとは感じるが、そのへん勢いで押し切ってくれてれば何も問題無かった。 ただ、そこまで勢い付けるエネルギーは無いし、意欲的なよく伸びるロジック(やはりこれが本作最大の美点でしょう)にも、手堅いトリックにも、地味派手とはまた別の次元で、いま一歩華がないのがな。。 真犯人特定ロジック披露のクライマックスはちょっとワクワクしましたが。。 惜しいな。。 だけど全体的に面白いし、作者の未来を感じるんだよな。。

しかし、ナウなヤングの作品だとばかり思ってたら、既にほぼ(古い数え方で)ひと昔も前の刊行なんですね!

No.1040 7点 のるかそるか- 梶山季之 2021/03/26 13:15
“<オリンピック! どげなもんか知らんばってんが、なんかこう・・・・・・金もうけのにおいばしよる!>”

先制パンチ快調! 流石は訳知りの著者、素っ頓狂な方向にすっ飛んでも、リアリティはがっつり掴んだまま! タイムリーなのか逆タイムリーなのか、’64の東京オリンピック(実は第二回パラリンピックも)開催を巡って狙ってガッツリ儲けようと山師たちが躍起になり駆け回る物語。 ペテン行為とは言え、小説の絵空事だけにも見えない、泥臭い地道な努力や、人間臭い逡巡、失策からの機転を利かせた挽回とその根性、グリッティな手触りが魅力の昭和ど真ん中メモラビリア。 自由闊達に行こうじゃないか。。

「ユー、ホンコン? ホンコン・ジョー?」
「イエース、アイアム・香港ジョー。 マダム・キラー」
「おい、やっぱり香港ジョーじゃわいや。自分でそう言うとるけん」
( ↑ 何なんだこの会話w!)

不謹慎なヘレンケラージョーク… 明からさまな後進国差別… ハワイの土人だの、メッカチだの、チンバだの。 サノガベッチ(笑) ノウ・パンティとかシロクロとかww “ホステス達の、パンティが何色かを当てっこする賭けをはじめた”って何だよ(笑)。 武蔵小杉は連れ込み宿が多いって。。(隣の新丸子は今も少し..) まあ色んな意味で、いまこの瞬間に復刊するのは難しそうな、悩ましい一篇ですわいな。

「とにかく、オリンピックは、私たちが生きている間には、もう日本へ来ないかも知れないわね」
「よくわからないけど、なんだか、  (中略)   、胸がもやもやして来たわ。希望が湧いてきたみたい・・・・・・」

終盤寄り、意外な人物の再登場と、まさかの人間関係再構築(ここは熱かった。。。)。。おー、これは思わぬ展開で攻める攻めると思うとったら、、まさかのな。。エンディングが犯罪小説と呼ぶには微妙過ぎて、というか、これぁミステリの終わり方じゃない(笑)!最後は山師達が凄まじいエネルギーで衝突、爆発して色とりどりの破片が天空を舞う、、 わけじゃないのか。。 あの人物が実は“それどころじゃない”食わせ者で。。とか来るのかとキャッチャーミット嵌めて待っておったんじゃが。。最後、まさかテキトーにやった?!w はじけそうではじけない伏線もどき死屍累々とか。。 登場人物の産み出すアイデアは拡がりまくったが、物語ソノモノのアイデアは、さほどか。。 作品としてちょーっと完成し損なってる気がするんじゃが、何しろ読んでる間は切れ目なく面白さに翻弄されっぱなし! 記憶に残る読み捨て本ってのは、こういうものなんだろうな、とその心理メカニズムが見えたような気になった。

「むろん、お譲りしますとも、ただで!」

さて巡り巡って二度目の東京オリ・パラがもう目の前。まして今回は、時代がテレにDXにSDG花盛りな(上に、いったん一年延ばしておいてほんとに開催されるのかもまだ怪しいような..)コロナ禍の空気の中で、山師の入り込むニッチもおッそろしく広々としてそうじゃないですか。。 どうですか、ご同輩。。

「どうな? あんたらも一つ、オリンピックで金儲けな、しんしゃったら?」

ポケット文春裏表紙、完成間もない旧国立競技場前にてラフな背広ネクタイ姿の著者。 郷愁の一枚です。

No.1039 5点 将棋殺人事件- 竹本健治 2021/03/24 21:56
時折の小難しい言葉遣いも、凝った構成も、大掛かりで込み入った真相さえ、小説を根底で支配する軽さ浅さに呑まれて、どこ吹く風。。。折角のキャラクター含め、いろいろ活かされてない。バランスおかしい。だが詰将棋の蘊蓄は愉しい。美しい数学的イメージも空を舞う。 出来は良くないと思うが、決してつまらなくない。 さて、犯人消した(!)のはいいけれど。。。(あんな終わらせ方、許されるの?!)

風景も人情も良く浮かぶ併録「オセロ殺人事件」の、されどバランス悪さは、、小味な短篇だから許せる類。最後の最後、推理クイズに化け過ぎで笑う。 こちらも蘊蓄が読ませる。源平碁とオセロの決定的違いとか。。

No.1038 5点 ガーデン殺人事件- S・S・ヴァン・ダイン 2021/03/22 21:19
音に聞くまさかの恋愛要素は、印象的なラストシーン、競馬の隠喩に集約されていましょうか。。(集約されるほど大きなものでもないけど)。 フーダニットとフーズラヴド(ヴァンスがフーに恋しちゃったのか)が強烈に絡み弾き合いそうな予感で、結末に寄るにつれ結構ハラハラしたもんですが、、 あの『見せ場』の呆気なさも手伝い、おっと、アッサリ締められちゃったかな。。 とは言え、小ぶりによく纏まった本格と思います。 犯人が臨機応変に小道具を使い切ってみせた所なんか、そこそこシブいです。 様々な”賭け”要素を並べてみせたのは或る種あたりまえというか、弱いな。。 終わってみれば何だか、有栖川さんの緩い短篇、を少しだけタフに仕上げたよな印象。 地味ながら不思議な愉しさがあり、5.4で惜しくも5点! この長篇を短篇に凝縮したらもっと良くなるか、っつったらそんな単純なもんでもありますまい。 まー、競馬そのもののスリルとか、放射性物質の扱いとか、もうちょい濃ゆい演出があればより良かったかも。 あの無色透明が売りのヴァンが、妙にユーモラスな存在感出しちゃってるシーンは、軽く噴き出しました。


最後に、ネタバレ&逆ネタバレになるけど、、 この表題、まさか処女作の二番煎じ(本作の場合は逆ミスディレクション?)ではあるまいな、と疑ってました。。序盤だけ。。(何故なら、あまりに光る容疑者が登場したもんだから..)

No.1037 8点 片想い- 東野圭吾 2021/03/18 11:50
「事情をはっきりさせるわけにはいかないから、オレたちみんな、死ぬほど悩んだんじゃないか」

話が早くて何よりだ、東野。 導入部に無駄口無し。 アメフト引退して久しい登場人物たちの体はナマっているが、物語は機敏で筋肉質。 分かり易く整理された上で枝分かれする重厚なストーリーがエキサイティング過ぎて、頼もし過ぎて、結末よ、頼んだぞ、裏切るなよ。。。。と何度も祈りました。 

「ただ、見せるのはあなたにだけです」  「あの人も仲間?」

トランスジェンダー、トランスセクシャルに半陰陽をぶつけて来た。(ってそんな単純なもんじゃなかった。。) そこに犯罪と逃走の灼熱が伴走し、鈍痛のように付き纏う疑惑も睨みを利かせる。割り切れない恋愛と友情、親子関係が立ちはだかる。チームスポーツと個人競技。ハードな犯罪サスペンスであることを忘れかけた頃に目の醒めるリマインダー急襲。。

「そういうことをするのは正常な人間だよ。(中略) 異常者は、他人のとびきりの秘密を嗅ぎつけた時でも、常人には理解できないような行動を起こす」

北の湖とか森進一とか堂本剛とか。。(笑)  会話の中の強めのユーモアが、後から振り返ると泣ける、熱いシーンもあったな。。  

「あいつは今どこにいる? おまえたちと一緒か」

めちゃめちゃリーダビリティ高いんだけど、終盤前の際どい所、貴重なスリルを温存したくて、辛いけどわざと一気読みを止めました。。。と決めた筈が、やっぱり強い誘惑に負け結局、スリルよりサスペンスが一歩先行する地点まで読書続行し、やっと一旦ブックマーク。

「・・・・・・一緒だよ」

とにかく最後まで続いた展開の大圧力。そこへ来て予想外の犯罪までいくつも出て来やがる。。■■■■の理由はそこだけじゃなかった、と。。  

「フェイクか」 「そういうことだ」

深い層まで喰い込む伏線も煩くなくリアリティをサポートした。(少しアケスケ過ぎるのもあったが..) エピローグ前のエンド部分、様々な機転の利いた目まぐるしい展開でダメ押し、参ったな。 しかし前世紀末に、この主題でここまで複雑なフーガを完成させていたとは。。 そして、これほどの完全犯罪。。。 酒盛りに始まって酒盛りに終わるこの小説だが、その中で何気にしっかりと完全犯罪を。。。。 グッと来る要素のタペストリーみたいな本作だが、中でも神髄は実はそこじゃないのか。。。。。。。。何故なら。。

「十数年越しの片想いが実ったんなら幸せなことだ。今じゃ一心同体って感じらしい。奴らが幸せになってくれたら、俺たちのボール遊びにも意味があったってことになる」

No.1036 5点 一寸法師- 江戸川乱歩 2021/03/16 20:38
退屈だ。 コケオドシ、ヤスい文章、読みづらし。。 途上で視点が意外と錯綜する趣向は面白く、そのへんからボチボチ火が点き始め、最後の皆さん呼び出し真相披瀝の場面で漸くハラハラドキドキできた。。。。真犯人。。。。。。の意外性と奥深いその落とし穴には参った!! しかしそれと結んでの唐突なバカ大団円と、不躾(!)な締めのツイスト。ちょっと困惑します。。こんだけ人権蹂躙しといてこんだけの話かイと思います。いくら当時とは言えPCコスパが低過ぎる。高けりゃいいってモンでもなかろうが、それこそ「踊る一寸法師」なんかはあそこまで酷いこと書いただけの物語力が補償していると思います。が、本作はちょっと。。(時代の空気でしょうが、障ガイ者のみならず商バイ人への偏見も怖るべし。) 作者本人が嫌悪のあまりどっか飛んじゃったのも人間の良心が成した業かと感ず。とは言え乱歩さん自身「通俗のクズ」と唾棄した割に、本格ミステリ度は高いですよね。指紋抹消の件なんか、うっかりしてるとやられます。

No.1035 3点 クラリネット症候群- 乾くるみ 2021/03/14 21:29
設定都合上、リーダビリティが瞬間風速めちゃ低い所もちょいちょい、が全体通せば無意味に快調!! 瞬時瞬時面白いし、楽器等の知識も綺麗に纏めたし、真相はぐるぐる重ねて闇からの使者っぷり、秘めたる社会要素も滲んだのが見えたが、、それでもこりゃただの××だ。いいぞ。俺は推さん。俺のSOWとは無縁。試しに読んでみ、これも経験よ。

No.1034 8点 大誘拐- 天藤真 2021/03/12 11:42
“しなくてもええ小細工をして得意がる、いうような子どもっぽいところも、かれらにはあったようでございます。”

けったいやなあ、スリルもサスペンスも無抵抗でユーモアに蹂躙されとるのに、まるで気にならへんわ。ドタバタのハイパーインフレすらアリやで。それはやはり、こう見えておそろしく高いゲーム性に担保された物語だからでありましょうか。そのゲームを支配出来る人物の存在と未来への影響力こそが。。 さて少なからずサスペンスは削がれるものの、終盤に寄るにつれ内側に籠って微熱を放ち始めるスリルはなかなかだ。 まさかのタイミングでまさかの急展開もしびれた。回想の中の回想やないか。。

“・・・・・・が何かひっかかるものがある。”

ああああーー 作中人物のみならず⚫️⚫️も騙しに来たかーー それも小さいのと大きいのと。 ちょっと油断しましたが、こりゃ完全にミステリ小説ですわ。叙述トリックもどきの要素すらある。まさかそんな巨大過ぎて気付きゃしないミスディレクションが。。。。 そこに■■というものが存在するからこそ成立する大犯罪(他人事やおまへんで)。 確かな計算に裏打ちされた或る錬金術は、計算の種類こそ異なるものの、なんとか二人氏某作の身代金奪取トリックを連想させます。

“・・・・・・ここまで来て、「何か変だな」と気がついた視聴者たちも少なくなかった。変なはずだった。”

所々文の意味が取りにくく、読むのに突っかかる箇所もある。だが大きく取ればリーダビリティは高い。
明るいが、スッキリし過ぎないエンドも味わい深い。 個人レベルの悪人を生成させない配慮の裏で、実は或る’巨悪’がうっすら影をしのばす少しの苦味も残すからこそ、よく締まっている。

それにしても、これはある種の◯人◯役あるいは◯役? 更には多重ダニット??

No.1033 7点 死人はスキーをしない- パトリシア・モイーズ 2021/03/05 11:58
「訂正しましょう。あの方はあなたを、自分のいのちよりも愛していたのです」 

題名に違わず、山とスキーこそが様々な鍵を握っている華やかさ。正統の英国本格推理。怪しい偽証タペストリーがもたらした味わいのアラベスク。この、◯◯◯二段底は。。それは、冷たく温かい、未必の故意なのか。。二つ目の殺人のアリバイ偽装を露骨にしといて、、って事か。。あの時点で真犯人をいかにも分かり易く見せたのも、その際どいバランスが結局は物語の感動に繋がった。 そっかぁあーー ある意味、逆仕事ミステリともいえるかなーー イタリア人とドイツ人がやたら出て来ると思ったら、日本人も真っ青の細か過ぎる超アリバイ時間管理が登場したのは、ちょっと笑った。 ■■の物理的心理トリックも良し。 結末直前のコージー過ぎる緩さから、真相暴露&モアの急斜面の熱さへと雪崩れ込む所は、センチメンタルなスリルがあったな。 いろいろ思う爽やかなエピローグ。 しかし、クリスチャニアと来たか!(古い翻訳)

「鉄面うどんすき」こと「DEAD MEN DON’T SKI」こと「死人はスキーをしない」。近頃の若者はスキーをしない様だから、この「死人」というのも現在の閉塞した状況に置かれた若者の事を譬えているのかと思いましたが、違うようです。

「なんでもありません、 (中略)  嬉し涙です」  

No.1032 7点 猫の舌に釘をうて- 都筑道夫 2021/03/02 17:07
単語もフレーズも、文章も小説構成も、無駄にと言いたいほど勿体ぶって解りづらい要素が多く、短い割には読破に時間を要するかも知れないが、そこんとこアタイは好き。 前代未聞?の「読者への挑戦」の趣深さがアッと言わない間に捲られるのは歯痒さメランコリーだが、その忙しなさも独特の味。 やはり、完成品として締まっていると思います。 「三重露出」がもんじゃ焼きずっころびだったアタイも、本作にはジルバを踊るコツを教えてほしいです。 予告一人三役自体は、面白いアイディアだけど、さほど決まっちゃいませんよね。。でもそこは捨て石ながらアシスト一点ゲットしてますよね。。 虫暮部さん仰る様に、猫舌ホットコーヒーのアレは、アイラテ一本のアタイには盲点返しの伏線引き倒しも上等で、硬くて噛めない白い恋人を巡っての宮大工アクションシーンin札幌もある意味究極の逆アリバイトリックとして珍重します。 前期ZOOファンだったアタイとしては、後期ZOOとEXILEに足りないのは本作のような余裕ある遊びだよなー、と切に唇を噛む。いや噛まん。  最後に、これはマジネタバレですけど、 「そっくりさん」ってのが実は本格ミステリの核心を突いていたってのはね、わかりませんでした! 目眩まし大成功!

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斎藤警部さん
ひとこと
昔の創元推理文庫「本格」のマークだった「?おじさん」の横顔ですけど、あれどっちかつうと「本格」より「ハードボイルド」の探偵のイメージでないですか?
好きな作家
鮎川 清張 島荘 東野 クリスチアナ 京太郎 風太郎 連城
採点傾向
平均点: 6.68点   採点数: 1451件
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