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kanamoriさん
平均点: 5.88点 書評数: 2474件

プロフィール高評価と近い人書評おすすめ

No.614 6点 天才たちの値段- 門井慶喜 2010/07/02 05:00
北森鴻など美術品の真贋を絡めたミステリは数ありますが、この連作ミステリの探偵役・神永美有はある種の天才というところが目新しいかな。
デビュー作品集と思えないほど文章がしっかりしていて、淀みがないのがいい。

No.613 7点 火刑法廷- ジョン・ディクスン・カー 2010/07/02 00:25
怪奇趣向が最大限に発揮されたノンシリーズの問題作。
カーの代表作の一つに挙げられることが多い傑作には間違いありませんが、「三つの棺」同様に最初に読むべきカー作品とは言えないでしょう。(その理由は「三つの棺」と全く別ですが)
ある程度カーを読んだ人でも、評価が別れる問題作であるといえます。

No.612 4点 猫と鼠の殺人- ジョン・ディクスン・カー 2010/07/02 00:11
ポケミスの「嘲るものの座」で読みました。
この密室トリックは、いつかはカーの作品にも出てくるだろうなあという感がありました。
しかし、この作品の肝はおそらくそのトリックではなく、真犯人に降りかかる皮肉な状況ではないでしょうか。

No.611 6点 連続自殺事件- ジョン・ディクスン・カー 2010/07/01 23:54
フェル博士ものの第13作目。
古城からの転落死という設定から、バンコランもののある作品を彷彿とさせますが、怪奇趣向はそれなりにあるものの、同時にドタバタ劇を挿入したりしています。
メイン・トリックの実現性に関し何かで読んで、トリックは知っていましたが、それなりに面白く読めました。

No.610 4点 テニスコートの謎- ジョン・ディクスン・カー 2010/07/01 23:31
フェル博士ものの第11作目。
足跡のない殺人がテーマですが、物語がとりとめないものになっていてリーダビリテイがない上に、トリック自体が平凡で面白味に欠けます。

No.609 7点 緑のカプセルの謎- ジョン・ディクスン・カー 2010/07/01 23:19
フェル博士ものの第10作。
不可能犯罪を扱っていますが、密室殺人ではなく、毒殺トリックを扱った秀作です。
物理的なものより、このような心理的トリックは、ヤラレタ感が強いですし、終盤の映画フィルムの件も非常に巧妙で、考え貫かれたプロットという感じがします。

No.608 5点 死者はよみがえる- ジョン・ディクスン・カー 2010/07/01 23:09
フェル博士ものの第8作。
どんな手を使ってでも読者を欺いてやろうというカーの稚気が目いっぱい出ていて、怪奇趣向のないフーダニットに特化した作品です。ちょっと評価に迷うのですが、まあこんな点数にしておきます。

No.607 4点 ヴァンパイアの塔- ジョン・ディクスン・カー 2010/07/01 23:00
カー短編全集の最終第6弾。
ラジオドラマ作品集が中心の収録で、出来がいいとは言い難いです。表題作は、おそらく「死が二人を別つまで」の原型ではないかと思います。

No.606 5点 黒い塔の恐怖- ジョン・ディクスン・カー 2010/07/01 22:56
カー短編全集の第5弾。
ごった煮のような収録作品で、ラジオドラマの脚本、オカルトものなどは、あまり好みの内容ではありませんでした。
乱歩の「カー問答」は楽しめましたが。

No.605 6点 幽霊射手- ジョン・ディクスン・カー 2010/07/01 22:51
カー短編全集の第4弾。
やはり、「夜歩く」以前に書かれたアンリ・バンコランものの短編4作が目玉でしょう。いずれも怪奇性を帯びた雰囲気に不可能事件がマッチしていて独特の読み心地でした。
そのなかでは、「山羊の影」が個人的に気に入っています。

No.604 6点 パリから来た紳士- ジョン・ディクスン・カー 2010/07/01 22:44
カー短編全集の第3弾。
表題作の歴史ミステリ「パリから来た紳士」は、やや真相が見え易いきらいがありますが、完成度で編中のベスト。
準ベストはフェル博士もので「見えぬ手の殺人」か「ことわざ殺人事件」。

No.603 7点 妖魔の森の家- ジョン・ディクスン・カー 2010/07/01 22:38
カー短編全集の第2弾。
なんといっても、表題作のH・M卿もの「妖魔の森の家」がずば抜けた傑作でしょう。ミスディレクションの巧妙さに加え、なんとも皮肉の利いたトリックが印象的です。
ほかでは、「赤いカツラの手がかり」の二転三転するプロットが面白かった。

No.602 6点 不可能犯罪捜査課- ジョン・ディクスン・カー 2010/07/01 22:30
カー短編全集の第1弾。
本国では唯一ディクソン名義で発表された作品集のようです。
看板シリーズの両探偵ものは収録されていませんが、マーチ大佐ものが不可能興味を追求した作品が多く気に入りました。
大佐ものでは、「新透明人間」と「銀色のカーテン」の不可能トリックの巧妙さに感心しました。

No.601 5点 死時計- ジョン・ディクスン・カー 2010/07/01 21:17
フェル博士ものの第5作。
時計技師の家を中心にした殺人計画を描いていて、サスペンスには溢れています。
作者のやりたかったことは分かるのですが、勇み足があります。事件関係者の嘘の証言でたびたび物語を複雑にする癖があるカーでも、あの人物にそれをやらせたらだめでしょう。

No.600 4点 盲目の理髪師- ジョン・ディクスン・カー 2010/07/01 21:10
フェル博士ものの第4作はファース志向で、船上のドタバタ劇に終始しています。
安楽椅子探偵の形で、「いったい何がおこっているのか」を解く趣向のようですが、嗜好から外れた作品でした。

No.599 4点 剣の八- ジョン・ディクスン・カー 2010/07/01 21:04
フェル博士ものの第3作。
幽霊が出る噂の館もので設定に新味がありませんし、代名詞の不可能犯罪ものでもありません。多くの素人探偵を登場させていますが、推理合戦というほどの見せ場もありませんので、微妙な出来です。
しいて言えば、意外な犯人もののフーダニットを狙った作品ですが、伏線不足の感は否めません。

No.598 6点 帽子収集狂事件- ジョン・ディクスン・カー 2010/07/01 20:54
乱歩がカーの傑作と評価したことで知られるフェル博士ものの第2作。
ポオの未発表原稿とか帽子収集狂のエピソードが物語に巧く収まっていなくて、ロンドン塔の殺人のみ焦点が当てられる展開は少々面白味に欠けます。密室トリックではなく、××トリックものというのもカーらしくありません。

No.597 6点 魔女の隠れ家- ジョン・ディクスン・カー 2010/07/01 20:45
フェル博士の初登場作品。
監獄跡の絞首台など怪奇趣向が充分で、不気味な雰囲気が横溢している作品です。
フーダニットとしても読み応えがありますが、結末の付け方にひと工夫ほしかった。

No.596 4点 四つの兇器- ジョン・ディクスン・カー 2010/07/01 20:39
予審判事バンコランものの第5弾。
シリーズ前作の直後にフェル博士とH・M卿の二大看板探偵を創作していますから、久々にバンコランを登場させた意図がよく分かりません。
事件の性質も悪魔的探偵には物足りない地味なものでした。

No.595 5点 髑髏城- ジョン・ディクスン・カー 2010/07/01 19:12
予審判事バンコランものの第3弾。
舞台がライン湖畔の古城とか名探偵同士の推理合戦など、怪奇趣向とともに冒険ロマンの色彩が強い作品です。
結末の男爵の扱いについては少々不満がありますが、そこそこ楽しめました。

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