海外/国内ミステリ小説の投稿型書評サイト
皆さんから寄せられた5万件以上の書評をランキング形式で表示しています。ネタバレは禁止 していません。ご注意を!

[ 本格/新本格 ]
星降り山荘の殺人
倉知淳 出版月: 1996年09月 平均: 6.45点 書評数: 121件

書評を見る採点するジャンル投票


講談社
1996年09月

講談社
1999年08月

講談社
2017年07月

No.21 6点 しゃんてん 2003/04/15 11:23
 会話が読みやすい本格ミステリ。題名からわかるように嵐の山荘モノ。実に典型的な展開。もう、本格ミステリにありがちな展開。しかし、ありがち過ぎて、ん…これは、このありがちな展開と、小説の形式を利用したトリックなのではと疑ってしまった。その疑いは当たっていたが、しかし、自分の推測が当たっていたにもかかわらず、読んでいて飽きなかった。まっとうな本格推理かと言われると、首を傾げてしまうが、しかし、本格ミステリにありがちな幼稚さ(決して作者が幼稚だとか、それが悪いとか言うのではない)を持っているように感じてすごくほほえましく、また、ワクワクさせられた。

No.20 10点 ギザじゅう 2003/01/26 19:18
お見事!ここまでフェアプレイだとグゥの音もでない。
トリック以外でも犯人を当てるロジックも見事だと思う。

No.19 7点 black 2003/01/05 01:52
この作品の何がいかんのかが解らん
端正なフーダニットパズラーだと思うけど
各章の冒頭でも嘘はついていないし
結果的に卑怯な叙述トリックっぽく見えるかもしれないけど、ちゃんとロジックを積み重ねての犯人指摘なんだから問題ないでしょう

No.18 5点 2002/07/26 10:33
前半はかなり退屈。後半はハマれる

No.17 5点 norito_japan 2002/07/20 17:55
後味の悪い騙され感。犯人の変貌ぶりはおもしろかった。

No.16 8点 由良小三郎 2002/05/14 20:36
こういうのは好きです。誇張されてややありがちな人物設定ですが、好感のもてるキャラクタも多いからです。トリックのあたりとかも難ありですが、トリック重視でない僕は好きです。

No.15 6点 okuyama 2002/04/17 17:16
これまで読んだことのないトリックだったので楽しめた。トリック以外は、ギリギリ平均点という感じ。

No.14 9点 テツロー 2002/03/23 17:58
 犯人の人物像が何か嫌だったので、マイナス1点。後は全て良し。
 糸とやかんの跡からの推理の展開のところが、正に本格って感じだし、全体の仕掛けも、見事に引っかかってびっくりした。この引っかけを「いかんだろう」と言ってる人の書き込みもあるけど、嘘書いてないのは間違い無いのだから、いかんことはないだろう!? 何がいかんのさ?

No.13 5点 のり 2002/03/15 01:35
「絶対最後なんかある」と思いながら読んでいたんですが、結局引っ掛かりました。
でも、中盤までは正直退屈しました。なんかスゴイ普通。まあ、それが伏線になってるとも言えるのですが。

No.12 9点 ryz 2001/11/07 05:02
驚愕しました。一本背負い食らったような気分でした。これだけ危険な勝負をしている本も珍しい。そこが駄目なら全部駄目、って感じですからね。潔くてよいと思います。

No.11 6点 keisuke 2001/10/08 01:50
僕的には、読んでみて「めちゃめちゃ面白!」ってほどじゃなかった。でも、最後の展開は結構面白かったです。

No.10 6点 wataru 2001/09/30 16:50
あんまり期待して読むっていうのも、考えものかな。トリックについては、なるほどね〜って感じたんですが、思いっきり感動はしませんでした。面白かったのは、面白かったんですけどね。あと、最後の犯人の豹変ぶりには、ビックリでした。

No.9 8点 Nakatz 2001/08/11 23:37
純粋に「騙される」快感を得られる作品。ミステリとしての面に重きをおけば、
驚天動地のトリックが用いられているわけでもなく、また「あっ!」と驚く事件も
登場していないから、あまり高い評価は出来ません。けれども、最後の最後で読み手を
ものの見事に騙す手際は鮮やか。

No.8 2点 ぽん 2001/07/20 00:26
読了後、本を投げつけてしまった一冊。すみません、本。
そのくらい腹立たしい作者の書き方。あの作者の作為的な挑戦状はミステリというか小説としてもいかんのでは?と思ってしまいました。・・・・・・むむむ。はっきりいってあの手の挑戦状は納得いきません。

No.7 7点 2001/07/18 01:02
本格の盲点をつくトリック。
しつこい伏線にひょっとしてと疑惑がわくが、
まさかね、と「本格の枠」に自分でしてやられた感じ。
ユーモアのある文章も好き。

No.6 8点 みづち 2001/07/12 17:02
本格ミステリだったら謎解きは最大の見せ場。
久しぶりに「膝を叩いた」。これだからミステリを読むのは止められない。
合理性は十分満足しました。
パズラーミステリが好きじゃない人は絶対に読まないように(笑)。

No.5 3点 tenkyu 2001/07/10 00:55
これ以上無いほど、気分の悪い騙され方だった。
読者への挑戦状と同じ視点で書かれている箇所に細工をするとは・・・・これで本格だとは・・・
皆さん、本格の意味、はきちがえてません?

No.4 5点 ドクター7 2001/07/09 08:50
トリックが分かってしまうとそれまで。
登場人物はいいかも。都合の良い展開が残念。

No.3 3点 馨子 2001/07/04 19:12
謎解きを楽しむ以前に、小説として稚拙すぎてダメでした。

No.2 8点 RYO 2001/07/04 16:30
騙される快感を味わってください。
作者はウソを書いていないですから・・・。


キーワードから探す
倉知淳
2024年09月
死体で遊ぶな大人たち
2023年06月
恋する殺人者
平均:5.80 / 書評数:5
2023年02月
大雑把かつあやふやな怪盗の予告状: 警察庁特殊例外事案専従捜査課事件ファイル
平均:6.80 / 書評数:5
2022年10月
世界の望む静謐
平均:5.67 / 書評数:3
2020年12月
月下美人を待つ庭で 猫丸先輩の妄言
平均:4.80 / 書評数:5
2019年04月
作家の人たち
平均:5.33 / 書評数:3
2018年09月
ドッペルゲンガーの銃
平均:4.67 / 書評数:3
2018年03月
豆腐の角に頭ぶつけて死んでしまえ事件
平均:5.56 / 書評数:9
2017年11月
皇帝と拳銃と
平均:5.43 / 書評数:7
2015年09月
片桐大三郎とXYZの悲劇
平均:6.60 / 書評数:10
2013年11月
シュークリーム・パニック Wクリーム
平均:5.00 / 書評数:4
2013年10月
シュークリーム・パニック  生チョコレート
平均:5.20 / 書評数:5
2010年09月
こめぐら
平均:5.25 / 書評数:8
なぎなた
平均:5.12 / 書評数:8
2005年09月
猫丸先輩の空論 超絶仮想事件簿
平均:5.50 / 書評数:16
2004年11月
ほうかご探偵隊
平均:6.31 / 書評数:13
2002年09月
猫丸先輩の推測
平均:7.07 / 書評数:30
2002年06月
まほろ市の殺人 春
平均:4.77 / 書評数:26
2000年09月
壺中の天国
平均:6.16 / 書評数:19
1999年10月
幻獣遁走曲 猫丸先輩のアルバイト探偵ノート
平均:6.00 / 書評数:12
1996年09月
星降り山荘の殺人
平均:6.45 / 書評数:121
1996年06月
占い師はお昼寝中
平均:6.18 / 書評数:17
1995年06月
過ぎ行く風はみどり色
平均:7.67 / 書評数:45
1994年01月
日曜の夜は出たくない
平均:6.72 / 書評数:36