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[ 本格/新本格 ]
犯人はキミが好きなひと
阿津川辰海 出版月: 2026年02月 平均: 5.00点 書評数: 1件

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ポプラ社
2026年02月

No.1 5点 kanamori 2026/04/06 11:48
タイトルが表すように、毎回、好きになった女性が実は殺人犯だったり、犯罪を計画している人物だったりする「悪女レーダー」のような”特異体質”を持つ隆一郎と、幼な馴染みの女子の同級生で名探偵を志す・花林のコンビが六つの事件の謎ときに挑む連作短編集です。

まあ一応の特殊設定モノとも言えますが、隆一郎の動向から花林が事件の犯人を察することができてしまうことで、偽の手掛かりやアリバイ崩しなど、一種の倒徐形式のミステリに似た読み味の話もあります。
最初の2編を読んだ時点では学校が事件現場ということもあり、学園ミステリのようなライトな作品集かと思いましたが、途中からは、結構ガチガチの本格モノが続きます。夏の浜辺とリゾート別荘を舞台にした複雜な構図の「海岸通りでつかまえて」と、雪の山荘が舞台の最終話「あなたの愛を……」がまずまずの出来かなと思います。面白い特殊設定を思い付いたものの、それを充分に活かせ切れなくて中途半端になった作品集と言う感じがします。


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阿津川辰海
2026年03月
デッドマンズ・チェア
平均:6.00 / 書評数:1
2026年02月
犯人はキミが好きなひと
平均:5.00 / 書評数:1
2025年12月
ルーカスのいうとおり
平均:6.00 / 書評数:2
2025年08月
最後のあいさつ
平均:7.00 / 書評数:3
2024年07月
バーニング・ダンサー
平均:4.33 / 書評数:3
2024年02月
黄土館の殺人
平均:5.92 / 書評数:12
2023年09月
午後のチャイムが鳴るまでは
平均:6.33 / 書評数:6
2022年08月
録音された誘拐
平均:6.78 / 書評数:9
2022年05月
入れ子細工の夜
平均:6.43 / 書評数:7
2021年02月
蒼海館の殺人
平均:7.45 / 書評数:20
2020年04月
透明人間は密室に潜む
平均:6.23 / 書評数:13
2019年09月
紅蓮館の殺人
平均:6.62 / 書評数:16
2018年10月
星詠師の記憶
平均:6.29 / 書評数:7
2017年06月
名探偵は嘘をつかない
平均:6.17 / 書評数:6