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[ ホラー ]
変な家
雨穴 出版月: 2021年07月 平均: 4.00点 書評数: 4件

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飛鳥新社
2021年07月

飛鳥新社
2024年01月

No.4 4点 makomako 2024/04/09 07:31
何度も家の構造が出てきて、分かりやすいといえば分かりやすいのですが、実際に読むところが極めて少ないお話です。どっちかというと謎の絵本のような感じ。
読み始めればあっという間に読めてしまい、中身が薄い。
お話の内容もちょっと悪意的であまり気分がよくない。
こういた感覚の小説があることは認めますが、私の好みからいうとダメでした。

No.3 4点 まさむね 2024/02/21 23:06
 作者の作品は「変な絵」を先に読んでいて、意外に?楽しく読ませていただいたことから、話題のデビュー作もそのうち読んでみようか…と考えておりました。最近文庫化されたことを機に、ようやく手にした次第です。
 で、正直、積極的な評価はしにくいですねぇ。間取り図が関係するのは前半だけで、後半は親族関係が複雑化されたたうえ、単に結論を読まされただけという感じ。内容的にも強引すぎはしないか。文庫版では、栗原設計士による「文庫版あとがき」も追加収録されていたのですが、これまた微妙でした。
 一方で、冒頭で触れたように、2作目の「変な絵」は良かった。ということは、この間で確実な進化があったとも捉えられる訳で、最新作「変な家2~11の間取り図~」に手を出してみる価値はあるのではないかと、考えているところです。

No.2 3点 HORNET 2022/05/04 21:16
 家の間取りから隠れた謎を暴き出す…という冒頭はかなり興味深かったのだが、次第に呪いやら掟やらでありがちなB級ホラーに帰結してしまった印象。
 出典はインターネット連載?なのかな?
 2時間もかからず読めてしまう。
 どんどんぶっとんだ話になって行くに従い、人物関係も伯父叔母やらいとこやらで複雑になっていき、その両面で興趣は右肩下がりだった。

No.1 5点 sophia 2021/11/11 23:49
本作は人気のYouTube動画を書籍化したものだとか。「不動産ミステリー」の謳い文句に相応しく、話の折々に間取り図が挿入されるという親切設計です。しかし「不動産ミステリー」だったのは第二章まで。第三章はもはや単なる隠し部屋・隠し通路捜しミステリーになってしまい、あまつさえ第四章は家系図ミステリーになってしまいました。こういう無理に長編に仕立てたものではなく、独立した複数の短編が読みたかったですね。真相の現実味のなさは棚に上げておきます。


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雨穴
2022年10月
変な絵
平均:6.60 / 書評数:5
2021年07月
変な家
平均:4.00 / 書評数:4