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[ 時代・歴史ミステリ ]
陶工の畑
修道士カドフェル
エリス・ピーターズ 出版月: 1994年11月 平均: 5.00点 書評数: 2件

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社会思想社
1994年11月

光文社
2005年09月

No.2 5点 八二一 2022/07/22 20:09
修道士カドフェル・シリーズ第17弾。瞠目すべき派手なストーリー展開も、トリックもここにはないが、語り口のうまさは円熟の度合いを増し、人情味あふれる結末も後味がよい。

No.1 5点 nukkam 2016/05/27 19:59
(ネタバレなしです) 1989年発表の修道士カドフェルシリーズ第17作です。1143年8月によその修道院と互いの所有する土地を交換することになり、10月には新しい土地の開墾を開始しますが作業中に女の死体が発見される事件が起こります。今回は犯人探しの前にまず「被害者は誰か?」という謎を解かねばなりません。「死体が多すぎる」(1979年)では割合あっさりとこの問題を片付けたのに対して、本書はなかなか被害者の正体がわからずちょっとじれったい展開ですが、謎を巡ってカドフェルと執行官のヒュー・ベリンガーが議論する場面を丁寧に描いたり、この人が被害者かと思わせてどんでん返しがあったりするなど中盤まではいつも以上に本格派推理小説らしさを感じることができます。コナン・ドイル作品に前例があるとはいえ珍しい真相を用意しており、これは(当てずっぽうでも)見抜くことは難しいでしょう。フェアに手掛かりを提示しているわけではないので不満を感じる読者もいるかもしれませんが。最後にこの事件をどう幕引きするのかという課題を突きつけているところは「死者の身代金」(1984年)を連想しました。


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エリス・ピーターズ
2017年09月
雪と毒杯
平均:6.00 / 書評数:4
2010年05月
カマフォード村の哀惜
平均:4.00 / 書評数:1
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聖なる泥棒
平均:5.00 / 書評数:1
1995年03月
デーン人の夏
平均:5.00 / 書評数:1
1994年11月
陶工の畑
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1994年07月
異端の徒弟
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1994年03月
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1993年11月
アイトン・フォレストの隠者
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1993年09月
代価はバラ一輪
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1993年05月
秘跡
平均:3.00 / 書評数:1
1993年03月
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1993年01月
死者の身代金
平均:6.50 / 書評数:2
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1992年09月
聖域の雀
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1992年03月
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1991年11月
死を呼ぶ婚礼
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1991年09月
聖ペテロ祭殺人事件
1991年05月
修道士の頭巾
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1991年01月
死体が多すぎる
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1964年01月
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