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ミステリの祭典

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ぽんさんの登録情報
平均点:7.16点 書評数:25件

プロフィール| 書評

No.25 6点 密室は眠れないパズル
氷川透
(2001/08/28 05:21登録)
普通の小説で自分の好みが入って6点くらいかなあ。
ほか2作に比べてぱっとしないものを感じました。厳格な本格もの?ということでそのがちがちさが好きだったんですが、核となるトリックがあっさりわかってしまった辺り、興醒めは否めませんでした。


No.24 10点 頼子のために
法月綸太郎
(2001/08/12 01:23登録)
綸太郎があまりにも人間臭くていいです。なんか勘違いした探偵を気取って頑張って動いていたり、そして悩んだり・・・名探偵らしくない探偵で人間らしい人間というのでしょうか。そこが好きなんでした。


No.23 6点 誰彼
法月綸太郎
(2001/08/12 01:18登録)
トリックに重きをおいているがために、わたしの好きな人間臭い綸太郎が遠くなってしまっている気がしました。名探偵であり迷探偵となったのはこの所為ですが、もう少し人情というか、動機や人物描写に力を入れてほしかったかな。


No.22 5点 雪密室
法月綸太郎
(2001/08/12 01:16登録)
綸太郎が登場した作品ですが、どうも好きになれません。
あのトリックとかどこかで見たことがあるし。興味深かったのは綸太郎と警視の隠された?関係ですかね。


No.21 8点 密閉教室
法月綸太郎
(2001/08/12 01:15登録)
青春で作中人物にも「青さ」があって、古きよき時代を感じさせます(笑)。ただ作者自身の未熟さもありますんで、その点も面白く読みました。
最後のコーダについては未だに納得できる解答を出していません。


No.20 10点 匣の中の失楽
竹本健治
(2001/08/12 01:12登録)
文句なしの傑作。構成の素晴らしさに読了後何時間か呆然としていました。ミステリっぽくない?のかわからないけれど、進むにつれて『ああそういうことだったのかあ』と思い知る、あの感覚は心地よかったです。


No.19 7点 黒い仏
殊能将之
(2001/08/12 01:10登録)
わたしはラストはありだと思ったんですが。
あの解決法は今まではなされなかったけれど、堂々と一つの解決法として提示されたところにすごさを感じますが・・・


No.18 4点 美濃牛
殊能将之
(2001/08/12 01:08登録)
見立てがたくさんあったけど、どうも横溝作品をそんなに読んでない不勉強な人間としてはその面白さがわからないのでした。


No.17 10点 占星術殺人事件
島田荘司
(2001/08/12 01:06登録)
国内ミステリを真面目に読み始めたのがこの本だったけれど、金田一アニメの所為でトリックがわかってしまったのがすごく残念。それでも御手洗潔という稀有なキャラクターの動きに翻弄されながら面白く読めました。傑作。


No.16 9点 秋の花
北村薫
(2001/08/12 01:03登録)
わたしシリーズの中で長篇で、人が死んでしまうという、なんだか北村さんらしくない作品かなと思ったんですが、その『人の死』を優しく厳粛に書いている姿勢はやはり素晴らしい作品だと思いました。


No.15 8点 空飛ぶ馬
北村薫
(2001/08/12 01:01登録)
友人に勧められて読んだが、このタイプのミステリは初めてでした。こういう日常のありふれたこともミステリになるのかと目から鱗でした。


No.14 5点 8の殺人
我孫子武丸
(2001/08/12 00:58登録)
あの寒いギャグには笑えなかった。読みやすくて内容も軽いものだったので印象が薄いなあ。


No.13 6点 少年たちの密室
古処誠二
(2001/07/28 02:04登録)
古処さんの巧さが光っていた。面白かったです。
ただ格核となるトリックにレイプを扱っている点に疑問。あまり心地いい描写でないことは勿論、「なんか違うんだよなー」と感じる。トリックのための性犯罪。こういう扱い方にはちょっと感心しない。


No.12 8点 りら荘事件
鮎川哲也
(2001/07/21 02:56登録)
精密な時計のような作品。ここまで『凝った』作品ははじめて。地味ではあるが静かなる面白さがありました。
まあ、地味だったのでインパクトが薄いといえばそうなんですが・・・わたしの中では堂々たる傑作です。


No.11 7点 ハサミ男
殊能将之
(2001/07/21 02:49登録)
主人公が女だった辺り文章のところどころに見え隠れしていたのでそれがちょっと残念。
性別をトリックに使うものはこんなにも衝撃があるんだあと感心した。というか、性別トリックに接したのは初めてだったからかもしれないが、着眼点が面白かった。
真犯人についてはとってつけた印象あり。


No.10 5点 どちらかが彼女を殺した
東野圭吾
(2001/07/20 00:46登録)
結局犯人はどっちだったんだ?とわからず終い。・・・なんか最後にどっちでもいいや的な自己完結が厭でした。


No.9 7点 変身
東野圭吾
(2001/07/20 00:42登録)
東野作品はこれが初めてだったんですが、文章に酔いました。いや、いい意味です(笑)。こういうミステリは初めてで新鮮でもあり、ミステリの幅のようなものを感じました。すごく焦ったところが印象的。


No.8 2点 星降り山荘の殺人
倉知淳
(2001/07/20 00:26登録)
読了後、本を投げつけてしまった一冊。すみません、本。
そのくらい腹立たしい作者の書き方。あの作者の作為的な挑戦状はミステリというか小説としてもいかんのでは?と思ってしまいました。・・・・・・むむむ。はっきりいってあの手の挑戦状は納得いきません。


No.7 7点 未完成
古処誠二
(2001/07/20 00:21登録)
シリーズ前作より粗野さを感じる。いいのか、こんなので?と感じなくもない。男くささというか。しかし作品内容は問題なく楽しめる。「未完成」であるのは社会全体であり自衛隊という組織でありそれらを構成する人間である、みたいなメッセージがちょっと痛かったな。


No.6 8点 UNKNOWN
古処誠二
(2001/07/20 00:18登録)
いろんな意味で「巧い」作品でした。野上の成長記録的な終わり方は好きではないですが、また表現そのものがどこか粗野な感じがしましたが、まあ「野上」という人物造詣なのかなと許してしまいました。天晴れな作品でした。今後にも期待です。

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