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ミステリの祭典

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じきるさんの登録情報
平均点:6.79点 書評数:260件

プロフィール| 書評

No.80 8点 双頭の悪魔
有栖川有栖
(2020/11/03 17:25登録)
川を隔てた両サイドで繰り広げられるリーダビリティ抜群のストーリーと、それに散りばめられた手掛かりを元に構築されるロジックを存分に味わえる大作です。
事件の構成やタイトルも秀逸。


No.79 8点 孤島パズル
有栖川有栖
(2020/11/03 17:16登録)
ミステリとしてはベタな作りだし、読者目線なら犯人はわかりやすいと思うけど、タイヤ痕という手掛かりからそこに辿り着くロジックは流石の一言。
何より、青春小説として面白かった。


No.78 5点 月光ゲーム
有栖川有栖
(2020/11/03 17:10登録)
作者の特徴であるロジカルな謎解きはデビュー作から楽しめるが、やはりまだ粗削りで小説としての完成度は微妙。


No.77 5点 モルグ街の殺人
エドガー・アラン・ポー
(2020/10/28 12:36登録)
今読んで面白いかは別にして、探偵小説の礎を築いた功績は大きい。


No.76 8点 星を継ぐもの
ジェイムズ・P・ホーガン
(2020/10/26 00:40登録)
バリバリのハードSFに、文字通り宇宙規模のアクロバティックなロジックを絡めていてミステリーとしても読み応え十分。
普段ここまで骨太のSFは中々読まない為、科学的に研究・分析を繰り返して徐々に真相に迫っていくスタイルは新鮮でした。


No.75 9点 人形はなぜ殺される
高木彬光
(2020/10/25 01:52登録)
古典探偵小説の理想を体現したような作品。
まず、怪しげなマジシャン達が織りなす怪奇要素に彩られたストーリーが魅力的。
犯人を当てるのはそう難しくはないかもしれないが、それ以上に謎が解明されるロジックが鮮やか。メイントリックは大胆かつエレガントで、それがタイトルに帰結するのもお見事です。


No.74 7点 百器徒然袋 雨
京極夏彦
(2020/10/20 18:06登録)
百鬼夜行シリーズのファン向けスピンオフ作品とでも言えるだろうか。
榎木津カラーを前面に出せばこういう感じになるよね。京極堂すらいつもよりノリが軽いように思える。本編とは違った魅力を味わえる読み物。


No.73 7点 山魔の如き嗤うもの
三津田信三
(2020/10/11 12:32登録)
刀城シリーズならではのキレの良い力技を楽しめる一家消失トリック。それを補足する伏線が丁寧なのがこの作者の良い所ですね。
見立ての理由がこじつけ臭いのが気になったが、リーダビリティは初期よりも向上しています


No.72 8点 凶鳥の如き忌むもの
三津田信三
(2020/10/11 12:12登録)
刀城シリーズ第2弾で、今回は孤島を舞台にしたクローズドサークル。
雰囲気作りは相変わらず上手い。建物周りの描写がかなりわかりづらいのは難点だが、それを差し引いてもやはりこの作者の書くストーリーは好きだ。
メインの密室トリックは前代未聞の大技で、賛否が分かれるのも仕方ないかなぁとは思う。個人的には鳥坏島や背景の民俗学要素がしっかりトリックと結びついているのが好印象で、他のダミー推理よりはずっと説得力を感じました。


No.71 7点 皇帝のかぎ煙草入れ
ジョン・ディクスン・カー
(2020/09/28 18:47登録)
シンプルだけど見事なトリックだ。
読みやすいのもいいですね。


No.70 9点 そして誰もいなくなった
アガサ・クリスティー
(2020/09/28 18:42登録)
私ごときが今更あれこれ言うまでもない。不朽の名作。


No.69 4点 津軽殺人事件
内田康夫
(2020/09/27 22:55登録)
軽快に読める旅情ミステリー。
謎解きはイマイチだが、移動中のいい暇つぶしにはなった。


No.68 8点 塗仏の宴
京極夏彦
(2020/09/27 20:22登録)
本格ミステリとしては弱い部分も散見されるが、大掛かりかつ複雑な構成を面白い物語に仕上げてくるのは流石です。


No.67 2点 殺人現場は雲の上
東野圭吾
(2020/09/26 16:38登録)
いくらなんでも全体的に薄過ぎる。
手抜きを疑ってしまうレベル。


No.66 4点 Another エピソードS
綾辻行人
(2020/09/13 01:06登録)
『Another』の続編だが、ミステリーとしてもホラーとしても微妙な出来に感じた。


No.65 8点 厭魅の如き憑くもの
三津田信三
(2020/09/13 00:11登録)
世界観や雰囲気は非常に私好み。
粗さは感じるが、ミステリーとホラーを上手く融合させている。


No.64 5点 謀略の首
井沢元彦
(2020/09/12 21:31登録)
ミステリー的には小粒だが、鉄甲船を巡った物語は歴史好きなら楽しめるのでは。
描かれる信長像は、やや大人しめの人物像となっている。


No.63 9点 犬神家の一族
横溝正史
(2020/09/06 02:41登録)
横溝ワールド全開の世界観に壮大なプロットが落とし込まれていて大満足でした。偶然要素が強いのも、ここまでドラマチックにやってくれれば運命的と呼んでいいでしょう。


No.62 7点 本陣殺人事件
横溝正史
(2020/09/06 02:14登録)
この手の密室トリックは個人的にあまり好きではないが、明かされた事件の構造と様式美は評価。


No.61 5点 パノラマ島奇談
江戸川乱歩
(2020/08/30 18:54登録)
異様なパノラマ島の描写が魅力な幻想的作品。

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