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ミステリの祭典

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レッドキングさんの登録情報
平均点:5.31点 書評数:1049件

プロフィール| 書評

No.109 6点 ジャンピング・ジェニイ
アントニイ・バークリー
(2018/10/05 21:42登録)
「殺されちまったほうがスッキリする被害者」が出てくる話の結末はこうでなきゃな、「オリエント急行」もいいが。に比べて我が国のその手のは変にカタくてさ、「犯人の心情は分かるが、法は法だ。裁かれなければ・・」式になるから鼻白む。


No.108 6点 少年時代
ロバート・R・マキャモン
(2018/10/05 21:18登録)
ここがミステリサイトでなければ8点は献上したい。「トムソーヤ」由来の「米国の匂い」のするファンタジー少年小説として。
でも冒頭から最後にかけてミステリとしての展開完結もあんだよなあ。その部分はせいぜい3、4点かなあ。で、おまけしてこの点数。残念だけどミステリサイトなんで。 


No.107 5点 ボーン・コレクター
ジェフリー・ディーヴァー
(2018/09/21 11:12登録)
ライムシリーズ第一弾。探偵が追い求めた連続猟奇殺人犯は、その探偵を追い求めていた半殺人鬼だった。
たいへんに面白い小説だが再読にはチョット・・繰り返し楽しむ本ではない。ミステリに全然興味ない家族に、ストーリー概略を話し、文庫本の「登場人物一覧」を見せたところ、その「肩書」だけから犯人を一発で当てた。まあ、バレるよな、そりゃ。


No.106 7点 神様ゲーム
麻耶雄嵩
(2018/09/18 21:21登録)
1.「鈴木太郎」が本当に神様ならば あの神罰を受けた主犯共犯による日常的小道具を使った「密室殺人」として話は完結する。(伏線として犯人の身体的特徴も冒頭と最後に抜け目なく記述されてる)
2.「鈴木太郎」が大言壮語を吐く虚言少年ならば 起きた惨劇は偶然の事象で 「密室殺人」は 主人公の推理を含め 複数の解釈が並立する「多重解決もの」となる。
そして 1か2かは読者の判断に預けられる。「ミステリ」としては1の「神の視点」による解決の6点が妥当だが 2も巻き込んだ着想への敬意を表しオマケ付き。 


No.105 5点 毒入りチョコレート事件
アントニイ・バークリー
(2018/09/18 20:42登録)
まあ あの 〇〇小事件など衆目の元に行われた例外的な事件は別として、犯罪の真相など神と本人のみぞ知るだから、「文学」の立場からしたら どこまでも「解釈」あるのみだろ。でもこれ、普通の「ミステリ」なんだから「神の視点」から解決してもらわなきゃなあ。でなきゃ、余韻を残した「文学」か「アンチミステリー」に昇華させるか。


No.104 4点 学寮祭の夜
ドロシー・L・セイヤーズ
(2018/09/18 20:20登録)
ミステリの名作古典の一つと聞いてたので ずっと以前に襟を正して読み始め あくび噛みころしながら読み通した あの手の「英国女流ブンガク」だったのねこれ 以降この作家読んでないし これからもないだろうな


No.103 5点 ホッグ連続殺人
ウィリアム・L・デアンドリア
(2018/09/17 22:47登録)
〇〇に見せかけた殺人でなく 殺人に見せかけた〇〇ってのがグッドアイデア
だがそもそも「ABC・・」以来の 「◎◎殺人」に見せかけた「△△殺人」てのの逆の 「△△殺人」に見せかけた「◎◎殺人」てのないのか


No.102 6点 五番目のコード
D・M・ディヴァイン
(2018/09/17 19:40登録)
「〇〇殺人」と見せかけた「△△殺人」(「ABC殺人事件」だな)・・と見せかけた「~~殺人」。今後さら複雑化したの出るのかな。

< 2021/9/15 再々読> ディヴァイン第六作(せっかく「五番目」タイトルなんだから第五作だと締り良かった)。犯人の「不可能性」トリック(まあ目眩ましやね)の妙を加点すべきだったと思い知り、5点から6点に変更。


No.101 6点 八つ墓村
横溝正史
(2018/09/14 20:08登録)
小説としてはとても面白い 横溝の中で一番好きかな あの数十年前の映画も印象的だったなあ 「砂の器」監督に寅さん金田一でショーケン主演 ほんで山崎努小川真由美の演技あれ怖かったなあ でも犯人いくらなんでも殺しすぎ


No.100 7点 Xの悲劇
エラリイ・クイーン
(2018/09/14 13:21登録)
見どころは三点
第一幕で 「凶器それ自体」が「密室」=「使用不可能性」を演じていること
第二幕での「法廷ミステリ」の逆転劇と犯行不可能ロジックの展開 (まあ小柄な人物が 利き腕でない片腕では巨漢は投げられない とは絶対には言えない というツッコミはおいといて)
第三幕での動機解明・・・ホームズ長編物の匂いのする「過去因縁ロマン」の展開

はるか昔 まだ十代のころ 知りもしないくせに「本格もの」は「グリーン家」がその標準を形作り「Yの悲劇」がそれを乗り越え その後はないなんて思いこんでた その後「Y」より「X」のが上だという評価聞いても シェイクスピア最高作は「リア王」でなく「テンペスト」だとか 「カラマーゾフ」と並ぶのは「罪と罰」でなく「白痴」だとか はたまた「ホワイトアルバム」こそがビートルズ最高作だとかいった類の小賢しいマウント言説の一つだろうと感じていた 
でも あらためて読み返すと こんな面白い話だったんだな「Xの悲劇」 


No.99 6点 ABC殺人事件
アガサ・クリスティー
(2018/09/10 18:14登録)
ひさーしぶりに再読。昔の古色蒼然たる翻譯だが読みやすかった。原作の力だろう、そのへんはさすがだ。でも何度も読み返してまで味わう代物でもないな。「連続=不連続もの」「操りもの」の元祖筋なんだろうか。もっと面白い物がいっぱい増殖してるしなあ。

※追記 その後、これ以前に「連続=不連続もの」の先例あると聞いた。でも「アクロイド」にも、なんと谷崎潤一郎の先行物があるって説もあるし、きりないな元祖探し。


No.98 6点 遠海事件: 佐藤誠はなぜ首を切断したのか?
詠坂雄二
(2018/09/05 21:11登録)
首切りのホワイダニットね。このネタ、中山七里の法廷物でも使えそう。でも、あんなにも客観的で冷静でまっとうな判断力を持った人間が、あれ程の殺戮を繰り返した合理的理由なんて、そんなに転がっているかなあ。

( 2022/2/16 再記 ) 佐藤誠は、なぜ首を切断した?「✕-○」を「●-●」に見せかけるため・・なぜ、そう見せる必要があった?必要はなかったが、そう見せたかった・・それはまたなぜ?・・・
佐藤誠のなぜと「✕-○」のなぜが、読者の情感に仄めかされながらボカされて終わる。


No.97 5点 虎の首
ポール・アルテ
(2018/09/04 18:31登録)
「トリックのしょぼさ」が売りのアルテらしい


No.96 6点 カーテンの陰の死
ポール・アルテ
(2018/09/04 18:26登録)
この手の不可能トリック大好きだ 「衣裳戸棚の女」とか思い出す


No.95 7点 切り裂きジャック・百年の孤独
島田荘司
(2018/09/03 10:41登録)
史上名高いあの犯罪を解決するとは驚いた。ただあの事件はもう伝説を越えて神話の領域に達しつつある事象だから、合理的解決ちとシラケるかな。
※どこかで「切り裂きジャック=ジョンワトスン博士」説ての読んで個人的に大受けした

2022年追記。コナンドイルの某短編読んでて、これ思い出した。これ、6点てことないなあ・7点に格上げしちゃう。


No.94 4点 アトポス
島田荘司
(2018/09/03 10:23登録)
大技トリックというより 大味トリックだ


No.93 6点 眩暈
島田荘司
(2018/09/03 10:17登録)
これは好きだ 清張や「火車」味の犯人に ホラー風味もなかなか ただあの建物の秘密あれバレるだろ もっと高層か複雑構造の方がよくね


No.92 5点 暗闇坂の人喰いの木
島田荘司
(2018/09/03 08:01登録)
三つの大技中技トリック・・・「北の2/3の~」の二番煎じと「獄門島」のあれの変形と建物「トリック」・・・が豪華に出てくるが「ダマ」になっていて話に溶け込めてない 犯人の動機は横溝風で あの「異国の巨人が来日して巨樹になった」って魅力的な寓話を活かしきれなかった


No.91 5点 フラッド
アンドリュー・ヴァクス
(2018/09/01 15:36登録)
あのペットの巨大な雌犬がいいんだよな


No.90 7点 獄門島
横溝正史
(2018/08/30 15:40登録)
「悪魔の手毬唄」同様の見立て連続殺人。「手毬唄」では特になかった「見立て自体」の意味が、ここでは強い意志をもって与えられている。が、「手毬唄」にあった連続殺人のやむにやまれぬ動機が、ここではあまり感じられない。「手毬唄」には、過去の顔無し殺人との連結と言う骨格の妙味があるが、こっちには、三つの殺人それぞれにアリバイトリックが付いてて豪華。犯人は〇〇という読者の先入観を逆手にとったトリック。これと「悪魔の手毬唄」どっちがベスト横溝かずっと迷ってる。

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