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ミステリの祭典

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レッドキングさんの登録情報
平均点:5.31点 書評数:1049件

プロフィール| 書評

No.169 7点 夢果つる街
トレヴェニアン
(2019/02/23 16:25登録)
「カラマーゾフの兄弟」やフォークナーを、純然たるミステリの尺度で測ったところで・・4~5点位なものだろう・・測ったところで意味がないように、これもミステリとしてのみ評価するのはもったいない。が、連続殺人フーダニットの骨格もユニークな解決ロジックも備えている立派なミステリでもあり、このサイトではミステリとして評価したい。ただ、この主人公は、マーロウ、アーチャー等とは一線を画した、見事な「文学上」のキャラである故、どうしても点数にオマケが付いてしまうのはやむを得ない。


No.168 1点 殺人鬼2
綾辻行人
(2019/02/22 16:18登録)
ここまで行くと、むしろ、すがすがしい。大いに評価したい。


No.167 7点 さよなら神様
麻耶雄嵩
(2019/02/17 15:55登録)
鈴木太郎が本当の神様であるならば、彼の託宣する真理が「事実的に不可能」(AはBであり得ない)であっても、その不可能性を突き崩すためには「ロジック」(AはBであり得る)を紡ぎあげるだけでよい。
が、鈴木太郎がただの少年だった場合、せっかくのロジックも「真理の必要条件」(AはBであり得る)を満たすだけで、「十分条件」(A以外はBであり得ない)は満足させられない。
ミステリとして完結させるには、名探偵=神への信仰か、作者=神視点の「確固たる事実」の提示が必要となるが、ここでは曖昧さを残したまま余韻をもって終わらせている。予想もしなかった叙述トリックと自殺トリック、それから仰天「因果転倒」ネタにプラス1点のオマケ付けちゃう。
※にしてもさあ、麻耶にこんなこと言うの野暮だけど、あんな「ロジカルな」小学生達、いるわけないじゃん。


No.166 4点 ロートレック荘事件
筒井康隆
(2019/02/14 22:59登録)
ついロートレックの絵画自体を考察してしまった。あの描写って何だったんだ?ミスリードだったのか?それともヴァンスや黒死館の衒学趣味をちょびっと真似たものだったのか?
真相解明部での「作者注」みたいな伏線自慢がウザい。ああいうのは読者に「ああ、ここで既に伏線が張られてたんだ。すごいなあ」って見つけてもらって感心してもらうべきもんで、その方が奥ゆかしくないか?


No.165 5点 リア王密室に死す
梶龍雄
(2019/02/14 22:16登録)
西村京太郎や笹沢佐保の類の「旧世代」感覚の作家だろうが、変に「胸キュン」郷愁感を醸し出してくれる人だな「海を見ないで陸を見よう」といいこれといい。「正統派」密室トリックもどんでん返しオチもよいな。


No.164 6点 清里高原殺人別荘
梶龍雄
(2019/02/14 22:09登録)
設定どんでん返しトリックは素晴らしい。不可能刺殺トリックがチトちゃちだが、こういう類のラストは大好きだ。 主人公、あの女と逃げ切ってほしい。


No.163 6点 龍神池の小さな死体
梶龍雄
(2019/02/14 22:06登録)
人物どんでん返しトリックは素晴らしい。「龍神池」なんてケレンミたっぷりなよだれ垂れそうな題名ついてんのに、アリバイ時間トリックってのがちと物足りない。


No.162 8点 貴婦人として死す
カーター・ディクスン
(2019/02/13 18:55登録)
心中自殺しかありえない状況にして殺人。足跡の偽造が不可能という設定下での足跡トリック。360度+αに「開かれた空間」にして他殺不可能な「密室」。
4人の・・いや、アクロイドネタ含めて5人の容疑者が浮かんだが、あの犯人だけには思い至らなかった。やられた。


No.161 5点 羊たちの沈黙
トマス・ハリス
(2019/02/12 18:29登録)
二人のモンスター「ドクターレクター」と「バッファロービル」が実によい。テーマは「皮」。「皮」を利用した「密室」消失トリックが、もっときっちり作り込まれていて、「皮」を主題にした連続殺人犯特定のロジックがキチンと展開されていたら、本格物としても傑作になっていたろう。惜しい。


No.160 6点 丸太町ルヴォワール
円居挽
(2019/02/10 17:11登録)
実在する街を舞台に、虚構されたミステリ空間で展開するロジックのお話。ヒロインのコテコテの関西弁がたまらない。(あんな言葉話す女、現実にはいないんだろなあ、て思ってたが実際に存在していた。)


No.159 7点 ダレカガナカニイル・・・
井上夢人
(2019/02/10 16:58登録)
結末の哀切感に不覚にも感動してしまった。あの「意識」、自分の頭に住み着いてくんないかなあ。


No.158 3点 殺人鬼
綾辻行人
(2019/02/10 16:48登録)
この小説で、人物叙述トリックの部分を、驚け楽しめという方が無理だ。


No.157 4点 クラインの壷
岡嶋二人
(2019/02/09 21:30登録)
将来、精密なバーチャル感覚装置が作られて、それでもなお、こんなこと言える自信はないけれど、「夢から覚めた夢」を見ることはあっても、「今この瞬間は夢ではなく、間違いのない現実だ」と明確に自覚する夢なぞ見たことない。


No.156 6点 そして扉が閉ざされた
岡嶋二人
(2019/02/09 21:23登録)
実に「あるある感」感じる真相だ。その時には全く自覚がなく、忘却されていた事柄で、思い返した時に「今だから解る」事柄として明確になる出来事って・・・。


No.155 5点 症例A
多島斗志之
(2019/02/09 21:07登録)
20世紀前半に、ミステリが隆盛したのとフロイトが流行したのは軌を一にしているという説を聴いたことがある。
現代の心理学界でフロイト流精神分析が「異端」ということは知っている。ましてや精神医学においてはなおの事だろう。そりゃあ鬱病を患って精神科行った際に、幼少期トラウマの物語作らされても意味ないし、抗鬱剤飲んだ方が手っ取り早いし。ミステリにおいても、二重人格多重人格ネタは双子ネタレベルに幼稚感がするが、ミステリの「真相解明」と無自覚だった自己の「心の解明」って、いまもなお魅力的なテーマなんだな、困ったことに。


No.154 5点 時の鳥籠
浦賀和宏
(2019/02/08 19:59登録)
一時期、この作家の全小説を読破していこうと思ったこともあった。この作品位まではよく覚えているが、その後、突然に興味が失せてしまい、名前すら忘れていた。 


No.153 5点 記憶の果て
浦賀和宏
(2019/02/08 19:56登録)
佐藤友哉や舞城王太郎のこと思い出していたら この作家のこともフト思い出した。それなりに面白かったかな。


No.152 2点 世界は密室でできている。
舞城王太郎
(2019/02/08 19:41登録)
この作家が、カーや島荘なみのトリックを考案し、なおその上で自作品をパロディの様な物と化すことができたのならば さぞや素晴らしかったろう。


No.151 3点 フリッカー式 鏡公彦にうってつけの殺人
佐藤友哉
(2019/02/08 19:11登録)
なんだかんだ、この人の小説をずっと読んでいた。千のなんたらとバックベアードとかいうので完全に見限るまでは。その後この小説家、「何か」から卒業して「純文学」に栄転できたのかな。


No.150 4点 エナメルを塗った魂の比重 鏡稜子ときせかえ密室
佐藤友哉
(2019/02/08 19:00登録)
「この手」の小説家の中では・・・乙一以外では・・・一番好きかな。で、この小説家の作品ではこれが一番良かったかな。

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