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ミステリの祭典

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isurrenderさんの登録情報
平均点:6.66点 書評数:252件

プロフィール| 書評

No.172 8点 異邦の騎士
島田荘司
(2011/07/05 23:14登録)
傑作ですね
御手洗の友情心が一番の驚き(笑)
島荘らしい大掛かりなトリック


No.171 6点 0の殺人
我孫子武丸
(2011/07/05 23:10登録)
犯人自体の正体はさほど珍しくない
でも動機が非常に面白かった
終盤でそこに気づいた時は思わず僕も笑ってしまいました


No.170 9点 ギリシャ棺の秘密
エラリイ・クイーン
(2011/07/05 23:06登録)
特段の驚くべきトリックが使われているわけではない
しかし、探偵エラリー・クイーンの論理的推理が本当に見事
ここまでロジカルを追及したミステリは類を見ない


No.169 7点 硝子の家
アンソロジー(国内編集者)
(2011/07/02 00:36登録)
当時の単行本未掲載作品を集めたアンソロジーです
(現在でも単行本未掲載かどうかはわかりません)
表題作の「硝子の家」は読みやすいんですけどトリックの衝撃は少ないです
『離れた家』は物凄い作品だと思います
と同時に、アンフェアな結末でもあるのでその辺をフェアにするため長編にすれば、歴史に残る名作になったのに…と残念な気持ちもあります

ノックスの十戒やヴァン・ダインの二十則などある意味で面白い古典的資料ともいえる作品が掲載されているのも面白いですね


No.168 8点 甲賀忍法帖
山田風太郎
(2011/07/02 00:30登録)
こういう書き方をすると不謹慎な表現になってしまうが、終盤の如月、豹馬、天膳の死に方が面白かった
漫画っぽい特殊能力で、ある意味今のバトル漫画の先駆けともいえるエンタメ小説だと思う


No.167 4点 ジョーカー・ゲーム
柳広司
(2011/07/02 00:26登録)
『ジョーカー・ゲーム』っていうタイトルからもっとトリックに重心を置いたミステリなのかと思って読んだので、ちょっと拍子抜けしてしまいました


No.166 4点 インシテミル
米澤穂信
(2011/06/26 02:25登録)
舞台設定がかなり期待させるものだっただけに、この程度のオチでは不満足
もう少し、ぶっ飛んだラストにして欲しかったですね


No.165 6点 人喰い
笹沢左保
(2011/06/26 02:22登録)
トリック自体は悪くないかな、っていう印象
恋愛を絡め、2時間サスペンスのような展開だが、50年近く前の日本で最も労働運動が盛んだった時代の作品だけに、当時の労働運動の雰囲気が垣間見れるという点は面白かった


No.164 9点 首無の如き祟るもの
三津田信三
(2011/06/26 02:18登録)
傑作でした
終盤の畳み掛けに最後の最後まで興奮しっ放しでした
首切り殺人を過剰なまでに取り込んでいて、しかも江川氏による首切り講座まで開かれるし

ネタバレ
最も大きな衝撃が最大のトリックの答えが最も序盤に書かれていたことですね


No.163 5点 僧正殺人事件
S・S・ヴァン・ダイン
(2011/06/26 02:14登録)
かなり有名な作品であるにも関わらずミステリのトリックに関しては大して驚くような展開がない、という点が最大の驚き


No.162 5点 青の炎
貴志祐介
(2011/06/19 16:34登録)
自分の高校時代を思い出すようなリアルな高校生活の描写は良かった
ただ、どうもこういった救いのない結末は好きになれない


No.161 7点 古い骨
アーロン・エルキンズ
(2011/06/19 16:32登録)
海外ミステリとしては異例といって良いほど読みやすかった
ユーモアに溢れる登場人物たちの会話が抜群でした

ミステリとしても、予想外のところに伏線があったりして、満足ですね


No.160 7点 もう一人の私
北川歩実
(2011/06/19 16:30登録)
高レベルの連作短編集。
全ての作品で訪れる鮮やかな逆転劇はさながら連城ミステリのよう。
若干、話が暗いのはネックだが、満足のいく作品たちでした。


No.159 7点 被害者を捜せ!
パット・マガー
(2011/06/17 23:27登録)
貫井氏の『被害者は誰?』を先に読んでいたので、「被害者探し」という点では目新しさを感じなかった
心理に重点を置いた優れたトリックだと思うが、分量の割に、展開が少ないので中盤はちょっと退屈に感じてしまいましたね


No.158 9点 炎に絵を
陳舜臣
(2011/06/17 23:22登録)
中盤までは、そんなに良い作品になりそうなオーラがなかったんですけど、終盤になって予想外の畳みかけに驚きました
古い作品とは思えない読みやすさもあって良かったです


No.157 8点 ななつのこ
加納朋子
(2011/06/17 23:19登録)
『空飛ぶ馬』が個人的にハマらなかったせいか「日常の謎」に苦手意識みたいなものがありました
でも、この作品が、そんな苦手意識を払拭してくれました
ミステリのトリックとしては、ずば抜けて優れているというわけではないが、優しい文体が素晴らしい
主人公の駒子は、なんとなく『耳をすませば』の主人公とイメージがダブりました


No.156 6点 クビキリサイクル
西尾維新
(2011/06/12 01:18登録)
表現がちょっとばかしくどすぎるが、当時の作者の年齢を考えると仕方ないのか…
ミステリとしては、まずまずですね


No.155 8点 シャドー81
ルシアン・ネイハム
(2011/06/12 01:15登録)
「映画のような」という形容がまさに当てはまる
映画化されていないことが不思議でならない

スペクタクルな展開で、そしてしっかりミステリ的要素も含まれている
ユーモア色の薄い『大誘拐』ですかね


No.154 7点 猫は知っていた
仁木悦子
(2011/06/06 18:03登録)
もう50年以上も昔の作品だということが信じられないくらい読みやすい
連続殺人が発生するにも関わらず、ほのぼのとした展開が面白い
幅広い層にお勧め出来る作品だと思う


No.153 6点 黄昏のベルリン
連城三紀彦
(2011/06/06 17:59登録)
リオから東京、パリ、ベルリンなど国際的な展開を見せるある種のスパイ小説
話の展開は悪くなかったが、「彼」を出したことで話が大きくなりすぎた感は拭えない
連発するどんでん返しというのも好みには合わなかった
だが、スリリングな展開や伏線の張り方は巧みで、面白かった

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