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ミステリの祭典

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測量ボ-イさんの登録情報
平均点:6.25点 書評数:639件

プロフィール| 書評

No.559 5点 死者はよみがえる
ジョン・ディクスン・カー
(2021/03/28 12:30登録)
巨匠カ-の作品を久々に拝読。
この作品、世間ではバカミスの位置づけにされてますね。
もし小生がミステリを読み始めて間もない時期なら、「
なんだこれは!」を本を投げているかも。
しかし、ミステリの関するいろんな経験をして、カ-と
いう作家がどういう人なのかを知ってこの作品を読めば
・・・まあこれもありかな 笑

新訳版で読みましたが、やっぱり読みづらいかな?


No.558 4点 先生、大事なものが盗まれました
北山猛邦
(2021/03/07 12:13登録)
アイデアは買いますが、内容はやや退屈。


No.557 5点 京都 紅葉寺の殺人
柏木圭一郎
(2021/02/20 13:39登録)
この作者は、初めてです(多分)
作風はU田氏、いや、Y村氏風かな?
なんとなくは楽しめましたが、真相やトリックに捻りがたりないか?
真犯人たまにしか当たらないこの小生が、序盤で犯人の目星がつき、
中盤過ぎのヒントで確信に至ったので・・・
まあ小生の場合、「犯人がすぐ分かった」=「低評価」する人間では
ないので、それはまあ良いのですが。

採点は4点or5点ですが、読みやすかったので後者で。


No.556 4点 びわ湖環状線に死す
西村京太郎
(2021/02/11 09:56登録)
本格度の高い作品を読んだ次に、こういうゆるめのものも良いか・・
という感じで手に取りましたが、真相や犯人の意外性が弱く、
また唐突に話しが終わってしまうので、満足度は低め。


No.555 9点 東海道新幹線殺人事件
葵瞬一郎
(2021/01/31 09:21登録)
いや、これは満足満足。小生の嗜好ほぼど真ん中の良作です。
謎の設定がわかりやすく、且つ魅力的。
無駄な記述もほとんどなく、解決までスッキリです。
謎解きも図解入りでわかりやすいですしね。
(こういう話しを文章だけで説明する作家さんがいて、本当
理解できなくて困ることが多い)

こんな作品そうそう出会えないので、おそらく今年読む作品
ではピカ一でしょう。次回作も期待。


No.554 5点 三度目ならばABC
岡嶋二人
(2021/01/29 13:30登録)
今年初投稿です。
ある程度の出来不出来はありますが、総合的にはまずまず。
好みの感じは、「電話だけが・・」と「十番館の殺人」。
後者のタイトルは、このサイトの方なら某作品を連想する
かと思いますが、こちらの方が出版先ですよね(多分)。


No.553 5点 長い長い殺人
宮部みゆき
(2020/12/16 21:19登録)
アイデアは買うんですけどね。
内容はこの頁数でこのラストはちょっと・・・
好みの感じではありませんでした。
頁数の割に長く感じたのも減点対象かな?


No.552 8点 田沢湖殺人事件
中町信
(2020/11/06 20:45登録)
一見2時間サスペンスドラマ(U田Y夫氏作?)風の
タイトルながら、中身は本格度強し。おおいに楽しめ
ました。
個人的にはあの名作「模倣の殺意」に勝るとも劣らな
い評価です。


(ここからネタばれ)
密室・アリバイ・電話トリックと盛りだくさん。
密室は錯覚を利用したものですが、やや微妙。リアリ
ティ重視の人には、納得しないかも。
アリバイは鮎哲ばりの時刻表トリックですが、慣れた
人なら路線図みただけでピンと来るかな?(僕はそう
でした)
電話は公衆電話を用いたトリックですが、これは平成
生まれの人には推理が難しい?(僕は昭和生まれなの
で大丈夫ですが)


No.551 4点 追憶のカシュガル
島田荘司
(2020/10/31 07:24登録)
予測はしましたが、ただの読み物でした。
ミステリ-性はほぼゼロです。


No.550 7点 轢き逃げ
佐野洋
(2020/10/16 19:18登録)
存在は30年以上前から知っている作品で、今回ようやく拝読。
(なぜもっと早く読まないんだ?)
この作品も、あらすじ読んで読んでみよう・・・という気になり
ますよね。

さて肝心の中身ですが、やはり構成の妙に目が行きます。
(具体的なところは他の評者さまとかぶるので省略)
犯人の意外性もまずまずで、発覚する過程がいかにも女性目線
ですようね(ネタばれすみません)。

でも全体的には良作です。
1970年の作品。小生にはあまり古さを感じませんが、平成
生まれの方にはやはり古臭いか?


No.549 5点 見習い天使
佐野洋
(2020/10/16 19:13登録)
文庫でわずか10頁程度の短編集で、人間界の愛憎劇を
天使の目線?で描いた作品。
どれも粒よりですが、印象に残ったのは「モデルガン
殺人事件」かな?
ですがこの短編、鮎哲さんの某短編にプロットが似て
いるんですよね。

ともあれ、作者の真骨頂は長編よりもむしろ短編なの
でしょうか?


No.548 4点 坊ちゃん殺人事件
内田康夫
(2020/09/25 20:01登録)
題名と、松山が舞台なだけあって、そう、漱石の「坊ちゃん」
を意識した作品です。
登場人物も「坊ちゃん」そのままの人もいるみたいですが、
僕は「坊ちゃん」を読んでいないのでわからない 泣

肝心のミステリとしても薄味ですね。毒殺トリックもありき
たりだったし・・・
まあ量産作家の作品だから、こんなものなのかな。


No.547 6点 クスノキの番人
東野圭吾
(2020/09/11 19:04登録)
当代一の人気作家の作品。
この作者の作品を読むときは、カミさんからの回し読み・・・
というパタ-ンが多いです 笑
人気作家は、あまり読まないんで

さて肝心の内容ですが、これは心あたたまるヒュ-マンスト-
リ-ですね。クセもなく、万人に勧めできるタイプでしょう。
採点は6点or7点 で悩みますが、やはり小生が思う本格ミ
ステリではないので、前者で。

(ネタバレ)
この作品のミステリ的要素は、千舟さんが実は〇〇〇だった、
というところでしょうか?一応伏線あるとはいえ、これは見抜
けるかどうか・・




No.546 6点 嵯峨野白薔薇亭の殺人
吉村達也
(2020/08/21 19:46登録)
ホラ-小説が盗作されるというプロットで始まる作品。
一見平凡感があるのであまり期待せず読みましたが、
内容はそこそこ。
ラストの真相にやや不満ありますが、水準作ではある
でしょう。


No.545 6点 謎解きの醍醐味
鮎川哲也
(2020/08/16 20:49登録)
未読の短編集。と言っても、7編中4編は他の短編集で
読んだんですけどね。

突出した作品はないですが、今回のベストは「霧笛」で。
折角なので、未読作品からセレクトしました。


No.544 5点 天童駒殺人事件
中町信
(2020/07/22 19:10登録)
名作「模倣の殺意」に比べれば劣りますが、まあこれはこれで
良かったです。
トリックもそれなりですし、最後にどんでん返しもあり、地味
ながら水準作ではないかと。


No.543 6点 英国庭園の謎
有栖川有栖
(2020/07/11 09:44登録)
1件ずつ書評します。

<雨天決行>
専門用語をネタにされてもねえ。

<竜胆紅一>
意外な動機を狙ったのでしょうが、これは推理できるかな?

<三つの日付>
作者も言及していますが、鮎川ファンとしてはやはり「五つの
時計」を意識してしまう

<完璧な遺書>
氏にしては珍しい倒叙もの

<ジャバウオッキ->
犯人がどこにいるか、火村氏とほぼ同時にピンときました。
妙に嬉しい 笑

<英国庭園の謎>
暗号ものはあまりすきではないですが、これはあまりない
パタ-ンなのでは?

突出した作品はないですが、ベストは「三つの日付」か?
採点は総合評価で。


No.542 7点 試行錯誤
アントニイ・バークリー
(2020/07/03 15:56登録)
1986年版の東西ミステリでその存在を知って30年以上、ようやく読む
機会を作りました。
この作品、あらすじを読んだだけで何だか読んでみたくなる作品では
ないですか?(少なくとも僕はそうだった)。
内容も期待通りのものではありました。

採点は8点(基礎点)-1点(さすがに長すぎ)

(ここからネタばれ)
この作品、殺人が起こるところの描写を一部省略していますよね?
そんなカラクリを使った作品というと、誰しも思い浮かべるのが
ク〇スティの「〇〇〇〇〇殺人事件」になります。
でもこの作品とは真相・何を省略したかのネタはまた異なるので、
これはこれで全然ありなんですけどね。


No.541 6点 完璧な犯罪
鮎川哲也
(2020/06/13 08:44登録)
小粒感はありますが、まずまずの内容。
全て基本的に倒叙ものですが、犯人にとっては不運な偶然で犯行が
発覚するケ-スが多く、ちょっと興ざめ感もあります。
個人的なベストは「自負のアリバイ」。題名通り、これは凝ったア
リバイ作りです。でもこれも、発覚はただの偶然なんですよねえ。
〇〇を〇〇に取り違えたとは、何とも皮肉。

(余談)
およそ2ケ月ぶりの投稿です。原因は勿論コロナ・・・地元図書館
が閉鎖されて、読む本がなかったからです。自宅にある、既に読んだ
本を再読する日々が続きました。皆さんはどうでしたか?


No.540 5点 帝王、死すべし
折原一
(2020/04/04 09:10登録)
(ネタばれ気味?)

主人公の少年をイジめた人間の正体はさすがに終盤で推測しまし
たが、「帝王」の正体は・・・これは後出し感があって判らない
ですよね。
他の方も仰っていますが、再読しようという気にはならない
微妙な出来。

(余談)
3月より地元の図書館は閉鎖され、昨日4月も延長との通達が。
読む本がない・・・
しばらく鮎川氏の作品の再読でもするしかなさそうです。

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