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ミステリの祭典

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新・本格推理05九つの署名
二階堂黎人編

作家 アンソロジー(国内編集者)
出版日2005年03月
平均点6.33点
書評数3人

No.3 6点 測量ボ-イ
(2020/03/06 19:43登録)
このシリ-ズを久々に拝読。
鮎哲先生亡きあとは、二階堂氏が編集しているのですね。
評価は一つ一つの作品にしましょう。

水島  ・・・7
蛙男  ・・・4
コスモス・・・7
教俊  ・・・7
九人  ・・・6
無人島 ・・・5
何処か ・・・8
モ-ニン・・・7
紅き  ・・・5

平均点6.16なので、評点は6とします。

No.2 6点 kanamori
(2011/01/03 15:50登録)
アマチュア投稿マガジン、新シリーズの5年目。
昨年に引き続き、青木知己氏、園田修一郎氏、鷹将純一郎氏の3名が頑張っています。毎年安定した作品を入選させるのですから、実力充分と言っていいのでは。
収録作の好みでは、青木氏の「九人病」の独創的なプロットを買います。鷹将氏の「モーニング・グローリィを君に」が準ベスト。独自の作風と文章力ではプロレベルです。

No.1 7点 Tetchy
(2010/05/04 21:14登録)
今回のアンソロジーで際立っていたのは投稿者の文章力の向上。ほとんどがプロと比肩して遜色がない。いや、名前を伏せて読めばプロ作家のアンソロジーだと勘違いしてしまうだろう。これは神経質なまでに原稿の字組から指導した編者二階堂黎人氏の執念の賜物だろう。ただプロとアマとの大きな隔たりがあるのは否めない。それは過剰なまでの本格どっぷりに浸かったパズル志向である。その最たるものは「水島のりかの冒険」と「無人島の絞首台」と「何処かで気笛を聞きながら」である。

そんな中、傑作といえる作品が「コスモスの鉢」、「モーニング・グローリィを君に」、「九人病」の三作品。

このアンソロジーを読むことは決して無駄ではなかった。特に二階堂氏に編者が代わってからのこのシリーズの充実振りは目を見張るものがあった。このアンソロジーからデビューした作家が私の今後の読書体験の線上に上る事を願おう。

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